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2007.09.30

日本教育方法学会で意見交換

 今日も,京都大学で開催された,日本教育方法学会第43回大会に参加し,自由研究を拝聴した。また,いくつか,疑問点等を発表者に投げかけてみた。
 奈良教育大学の小柳先生のご発表「異校園種連携研究における研究主任の役割に関する研究」などは,私が現在取り組んでいるトピックにとても近く,積極的に意見交換した。
 それにしても,これで,土日祝日を5日間連続で学会参加・発表等に費やした。少々くたびれた――。

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2007.09.29

日本教育方法学会第43回大会で2件の発表

 本日,明日と,京都大学で,日本教育方法学会第43回大会が開催されている。私も参加し,午前中の課題研究Ⅰ「世界における日本の授業研究の意義と課題-校内研修としての授業研究を中心にして-」において,「校内研修による反省的授業実践文化の創造-授業研究の継続・発展を促す『装置』への注目-」と題して,発表した。また,午後の自由研究1では,「学校における実践研究の推進に資するリーダーシップグループ-研究主任と他のリーダーの協力に着目して-」というタイトルで,研究発表をおこなった。
 いずれも,まずまずの反響があった――。同時に,私の提案は,原理や哲学を尊重する(と思われる)本学会では異色なのかもしれないと感じる,意見交換もあった。
 なお,学校をあげて授業研究を推進していることで有名な浜之郷小学校で研究主任をなさっていた方と意気投合した。本を読んだり,放送番組を見て,同校の取り組みは私の考える「学校研究」とは性格が異なると思っていただけに,意外であったし,共感し合えたことはうれしかった。

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2007.09.28

日本の学校にもシニア・マネージメント・チームが――

P1090547 小牧市立光が丘中学校を訪問し,実践研究の継続・発展の様子をヒアリングした。同校は,松下教育研究財団の助成を受けて,校内の様々な情報を生徒同士,生徒-教師間,教師間で共有し,それをグループウェア開発によって「見える化」しようとしていた。
 その経験を踏まえ,取り組みを発展させるべく,同校の教師たちは,本年度,教師間で共有する生徒情報に「タグ」を付し,教師たちに気づきを促す仕組みを構築しつつあった。
 そうした実践研究は,学校長・教頭・教務主任・校務主任からなるプロジェクトチームによって推進されていた。その企画・運営力は,英国の学校改革に力を発揮するシニア・マネージメント・チーム(学校長以下数名のリーダーシップグループ)をほうふつさせるものであった。

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2007.09.27

富山の情報教育研究会-その学ぶ意欲の高さ-

P1090441 先日,富山大学で開催された,「情報教育研究会に参加する機会を得た。これは,富山大学人間発達科学部の高橋先生が率いる,情報教育等に関する,定期的な自主勉強会だ。毎月21回のペースで5年以上も継続している。その継続性以上に感心させられたのは,メンバーの学ぶ意欲の高さである。毎回の発表事例等の多さ,発言の積極性などが,その証左である。そして最も驚かされたのは,研究会終了後のリアクション。参加者の半分くらいの方が,小講演を担当した私に,メールで,その感想を送ってくれた。それは,私が学校研究について解説した内容の再整理や学び直しのアクションに他ならない。恐るべき向上心である――。

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2007.09.26

実践研究を継続・発展させるためのノウハウの集積,その整理の重要性

 先日,ある学校を訪問した。その学校は,昨年度,電子情報ボードを2台購入し,それを活用した,「伝える力」の育成を目指した実践の創造に着手した。
 それがどのように継続・発展しているかをヒアリングするために同校に行ったのだが,残念ながら,今年度はまったく使われていなかった(そもそも,ボードの設置・活用方法も教師たちは忘れていた)。昨年度に研究をリードした教員が春に転出したとか,大規模校で取り組みを普及・浸透させるのが難しいといった事情があるのは分かるのだが,研究を継続・発展させるためのアプローチがあるはずだ――。学校を単位とする実践研究を継続・発展させるためのノウハウの集積,その整理の重要性を再認識した。

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2007.09.25

『「学校における実践研究」推進に関わるQ&A集』刊行なる!

 平成17・18年度,松下教育研究財団の助成により,学校研究推進リーダー養成プロジェクト(LTプロジェクト)を企画・運営した。その成果公開の一環として,先日,『「学校における実践研究」推進に関するQ&A集』が刊行の運びとなった。
P1090436
 このQ&A集には,「学校における実践研究」の企画・運営に必要とされる知識やスキルが,5つのパートで整理されている。それらは,1)研究計画の作成,2)研究テーマの設定,3)授業研究の企画・運営,4)研究紀要の作成,5)研究発表会の開催である。それぞれのパートには,20項目前後の「問い」とそれに対する「解答」が用意されている。「問い」は,研究主任等が所属校の実践研究を推進する際に踏まえるべきポイントに応じているし,解答は,極めて具体的に示されている。それゆえ,このQ&A集は,研究主任等にとっては,「学校における実践研究」の特徴や要件を理解するためのテキストにも,またそれを推進する際のチェックリストにもなるに違いない。
 なお,後日,財団のホームページから,このQ&A集のデータをダウンロードできる仕組みが整えられる予定である。

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2007.09.24

調査の構成に関する言及

 3日連続で,日本教育工学会の第23回全国大会に参加した(早稲田大学所沢キャンパス)。課題研究でいくつかの発表を聞いたが,調査の構成について言及しないものが多く,戸惑った。例えば質問紙調査の項目,インタビューの観点について紹介されるが,それがどのような論理(理論,先行研究等)によって導き出されたのかがよく分からない。その調査による知見の妥当性を聞き手が検討できない。学術研究として報告する以上,調査の構成に関する言及を大切にしたいものだ。

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2007.09.23

「学校研究」推進リーダー養成セミナーのご案内(第二報)

 11月4日(日)13:30~16:55に,新大阪駅東口から徒歩数分の会議室で,「学校研究」推進リーダー養成セミナーを開催することにしました。申し込み先着順で,20名の方に参加していただきます。先日,第一報をこのブログに掲載しましたが,その詳細をお知らせしますので,ぜひ,参加をお申し込みください。

 ちなみに,当日の口頭・ポスター発表で報告される内容は,次のとおりです。

・「思考力・表現力を育成する授業の創造~視聴覚機器を活用した算数科・国語科の授業改善」
・「豊かな心をはぐくむ授業の創造~読みの力を付け,読書の楽しみを広げる~」
・「『確かな学力』を身につけた心豊かな西っ子の育成~考える力をつける楽しい算数の授業づくり~」
・「自ら学び,共働的に知を創る子どもの育成~『論理的な思考力』を育てるための足場を中心として~」
・「『伝え会う力』を身につけた清音っ子の育成~『書く』活動を生かして『話す・聞く』ことの力を育てる指導のあり方~」
・「豊かなものの見方・考え方を育て、主体的に表現できる子どもの育成をめざして~『わかる喜び』『学ぶ楽しさ』の中から生きる力を~」
・「校内LANを活用したわかる授業づくり」
・「コミュニケーション能力をはぐくむ授業の創造~小集団学習や情報機器を活用した指導方法の工夫~」

 多様なテーマの実践研究がレポートされますので,関連する内容の実践研究に取り組んでいる学校の研究主任は,その企画・運営に役立つ内容がきっと得られるでしょう。「lt_seminar0711042.pdf」をダウンロード

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日本教育工学会の全国大会でポスター発表を実施

 本日も,早稲田大学所沢キャンパスで,日本教育工学会の第23回全国大会に参加した。この大会からポスター発表が導入され,私も,本日,トライした。タイトルは,「e-Learningプログラムを通じた『学校研究』の企画・運営に関わる実践的知識の獲得」である。学校研究推進リーダー養成プロジェクトの企画・運営,その成果をまとめたものである。在席責任時間は1時間だけなのだが,結局3時間ポスター前で質問に答えたり,解説したりした。足腰が痛くなった――。けれども,口頭発表に比べて,コミュニケーションの密度が高く,その可能性を実感することができた。
P1090406 会長の赤堀先生も写真のように,ポスター前で,単独で発表しておられた。すばらしいことである。その姿勢に心より敬意を表したい。

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2007.09.22

日本教育工学会の第23回全国大会始まる

 本日から,早稲田大学所沢キャンパスで,日本教育工学会の第23回全国大会始まった。本日は,一般研究のセッションが午前・午後に1つずつ設定され,その間に,シンポジウム(並行して2つのシンポジウム)が開催された。
 私は,「シンポジウム1B 実践研究をどのようにデザインし,論文にまとめるか」のコーディネータ=司会進行役を担当した。2時間の間に,2人の事例報告,それらに対する3人のコメント,総合討論を設定し,少々慌ただしかった。でも,「おもしろかった」と印象を述べてくれる人がたくさんいらっしゃったので,「おおむね満足できる」規準には達していただろうか――。

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2007.09.21

研究グループのメンバーで同じ授業を見学すると――

P1090316 本日,私が代表者を務めている,科研費の研究グループで,学校訪問調査を実施した。私が,長く関わりをもっている,広島県府中市立上下北小学校を訪れ,その授業研究の模様を研究グループのメンバー(大阪市立大学・矢野先生,愛知江南短期大学・森さん)にご覧いただき,その特徴について感想を述べてもらった(ある種の外部評価を試みた)。
 研究授業の数やその内容の工夫,事後協議会の司会・進行の工夫などについて,おおむね,肯定的に評価してもらったし,その歴史を私なりに説明した。こうして,研究グループのメンバーで同じ授業を見学すると,授業,それをベースにした実践研究の可能性と課題をより深く考察できた
 なお,この学校は,10月12日に,研究発表会を開催する。前にも何度か紹介したが,この研究会に参加すれば,小学校の授業改善の動向,その実際を1日で把握することができよう。それほど,多彩な授業が公開されるし,分科会や全体会の進行が工夫されている。参加しがいのある研究会だ。読者には,ぜひ参加を検討してもらいたい。

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2007.09.20

ポスターセッションの練習(第55回なにわ放送教育研究会)

P1090232 本日,NHK大阪で,第55回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,10月の放送教育研究会全国大会の第2日目のポスターセッションに登場する5人が発表の練習にトライした。実践そのもののよさをどうポスターに反映させるか,それをどう口頭で補っていくか――。ポスター発表は,発表者の手腕が問われる。いやいや,聞く側の姿勢や質問スキルも同時に問われるだろう。
 しかし今日もそうだったが,上手に発表し,質問すると,短時間で極めて密な,また有意義なコミュニケーションが成立する。23日の日本教育工学会第23回全国大会(第2日目)の自分のポスター発表もそうなるとよいのだが――。

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2007.09.19

自らの学びを振り返らせる指導の重要性

 再度,倉敷市立郷内中学校を訪問し,英語と数学の授業を見学した。また,それらを題材とする協議会に参加した。この学校は,岡山県が実施している「授業で勝負!」支援事業の指定を受けており,教師たちは,「分かる授業」の実現を目指して,授業力の向上に努めている。本日の授業でも,少人数指導による「きめ細かな指導」やICT活用が実に効果的であった。
P1090150 また,子どもたちのノートを見せてもらうと,1学期末に,写真のような活動が用意されていることが分かった。これは,数学の評価の観点にもとづいて,子どもたちが1学期の学びを総括した結果である。新しい教育課程では,授業時数が増加しそうである。しかし,子どもたちの学力の向上は,いたずらに時間を増やすだけでは,すぐに限界を迎えよう。むしろ,自分に何が足らないのか,次にどのような学習をすべきなのか等について内省し,自身の学びを創造していていく方略を彼らが手にするための指導こそが求められるように思う。

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2007.09.18

家庭学習の実態を把握するための調査

 淀屋橋にある,ベネッセの新しいオフィスで催された,総合学力研究会(事務局:ベネッセ教育研究開発センター)に参加した。「授業と『家庭学習』を連結させて子どもの学力を高める」ための枠組みについて再々度検討した。
 その中で,そもそも,家庭学習の実態をもう少し正確に把握しなければならないことを再認識した。例えば,教師はどのような類の宿題を子どもにどの程度課しているのか。子どもたちは,宿題以外のいかなる学習活動を家庭で従事しているのか。家庭学習の量・質と学力の間に相関・連関はあるのか。これから,こうした問題を追究するための調査の設計に取りかかる。

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2007.09.17

「教育の情報化」に対応するための管理職研修

 本日,日本教育工学協会を会場にして,平成19年度文部科学省委託事業(先導的教育情報化推進プログラム)の1つ,「管理職のための戦略的ICT研修カリキュラムの開発」の国内管理職研修調査・検討ワーキンググループの会合が開かれた。このプロジェクトは,「教育の情報化」に対応するためのリーダーシップを管理職(あるいはその候補者)に獲得してもらうための研修プログラムの開発を目指すものである。
 私は,国内の既存の研修の実態把握チームのとりまとめをおおせつかった。本日は,4つの都道府県・市町村における管理職研修の内容等を報告してもらい,それらを比較検討した。上記のねらいに迫るためには,まず,市区町村レベルの学校長研修における「組織マネージメント研修」の拡充が鍵を握りそうであること,しかし,それらは,例えば都道府県レベルの研修プログラムや副校長(教頭)等を対象とするものによって補われることなどを共通理解した。

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2007.09.16

日本教育工学会でのポスター発表の準備等

 22日~24日,早稲田大学の所沢キャンパスを会場にして,日本教育工学会第23回全国大会が催される。第2日目の23日午前,私は,「e-Learningプログラムを通じた『学校研究』の企画・運営に関わる実践的知識の獲得」というタイトルで発表をする。今大会から本格的に導入されたポスター発表にチャレンジするのだ。昨年度,教育心理学会で一参加者としてその様子を目にしたが,聴衆を惹きつけられるか否かは,ポスターの構成やデザインで変わる(もちろん,内容がしっかりしていることが前提であるが)。
 先日からポスターの作成に取りかかり,プロトタイプを貼ってみた。これで聴衆を魅了できるのか――。私の学会発表の回数はもう50回を超えているだろうが,ポスター発表は初体験なので,どうなるものやら予想がつかない。でも,それが心地よい(?)緊張感をもたらしてくれる。
 2日目の全体会では,大会企画委員会の委員長として,壇上で「あいさつ」をしなければならないと先日聞いた。シャイな私は,こちらはもっと苦手である。
 1日目にはシンポジウムの司会が,そして3日目には連名発表が設定されている。忙しい3日間になりそうだ。

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2007.09.15

教科書の内容と必ずしも対応していない算数番組の活用(『マテマティカ2』の活用)

 本日,東京・渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催され,私も参加した。本日は,2学期に予定されている,研究授業に向けて,対象となる番組を視聴した。それは,NHK学校放送の算数番組『マテマティカ2』である。
 この番組は,今年度放送が始まった。試行錯誤して考えるおもしろさを子どもたちに実感させることが意図されている。1つのトピック(例えば,四角いケーキと丸いのではどちらが大きいのか)について,番組に登場するキャラクターがその解決にチャレンジするという構成になっている。
 教科書の内容と必ずしも対応していない(そもそも4~6年が対象学年に据えられている)ので,利用しにくいという,現場の声もある。それでもなお,例えば算数嫌いの解消に,既習事項の学び直しにこの番組の利用を位置づけようとするアイデア等を,研究会では交流した。

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2007.09.14

ICT活用に全学級で取り組む学校(広島県三次市立三和小学校)

 広島県三次市立三和小学校を訪問し,国語(3年生)と算数(5年生)の授業を見学した。また,事後検討会にも参加した。この学校は,LTプロジェクトのメンバーだった,愛甲さんが研究主任として研究に励んでいる学校だ。平成20年度には,広島県の視聴覚教育の研究発表会を催すことも決まっている。
P1090088 今日の授業はいずれも,電子情報ボードを用いた授業であった。国語で子どもの作品を拡大提示したり,算数の問題のイメージ化を促したりする場面で用いられていた。ICTによって,子どもたちの注意が喚起されたり,彼らに思考の手がかりが与えられたりしていた。
 この学校は,学校放送番組やICTの活用に全学級で取り組んでいる。この学校の本年度の研究発表会が11月2日(金)の午後,催される(研究指定の前年度にもう研究会を開催!)。それに参加すれば,今日の教育メディア利用の全体像や典型を確認できるであろう。

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2007.09.13

長期休業中は,修論指導の山場

 7月末,9月初旬に続いて,今日は,修論指導に時間を費やした。90分以上,担当する2人の院生の文献講読,修論構想について点検したり,意見交換したりした。講義が始まると,修論指導を始める時刻が21:10を過ぎるので,長時間の修論指導は実施しがたい。必然的に,長期休業中に,修論指導の山場が訪れる。2人の院生は,それを理解してくれて,しっかりした成果を残してくれた(多少,注文をつけたくなる点もあるが)。

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2007.09.12

急に少人数指導が始まった-授業の柔軟な展開-

 鹿児島県・種子島の中平小学校を訪れた。この学校は,昨年度,松下教育研究財団の実践研究助成校であり,数学的な考え方を育む,コンピュータ教材の開発に取り組んだ。その成果と課題をヒアリングするために同校を訪問したのである。
 当日,昨年度同校の教師たちが開発した算数用のコンテンツを見学させてもらったり,昨年度の意義や今年度の取り組みとの関係を説明してもらったりした。
P1080938P1080953 同時に,第6学年の算数の授業を見学した。「単位量あたり」の学習であったが,ティーム・ティーチングだったのに,急に少人数指導が展開された。授業後に事前の構想について教えてもらったが,学級担任と算数加配教師との間で,子どもの様子次第で少人数指導に移行することを了解しており,それは加配教師の「子どものつまずき」に対する判断に委ねられているということだった。このような「授業の柔軟な展開」は,算数指導の充実を物語るものであるし,またそれを支える教師たちの協力体制や意思疎通は,これまでの研究の資産によるものであろう。
 それにしても,種子島の海は青い。意外に涼しく,過ごしやすかった(雨ばかりだったが)。帰阪したら,大阪の方がはるかに暑かった。

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2007.09.11

『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』の増刷なる

 7月中旬に,NHK・日本放送教育協会が作成した『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットができあがった。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものだ。私も監修者として,また執筆者として,その作成にたずさわった。
 このパンフレットは当初1万部印刷されたが,好評なので,この度,1万部増刷となった。関係者によれば,内容のよさ,装丁のかわいらしさ(?)に依るようだ。NHK学校放送番組部等にリクエストすると,送ってくれるらしい。さらに多くの方に,手にしてもらいたいものだ。

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2007.09.10

後身の育成,その授業の観察等

P1080896 本日,ある小学校で,3年生の国語の授業を参観した。教職経験10年を数える教師によるものだったが,子どもたちに対する,きめ細かな指導が充実している授業であった。
 ところで,この授業を私以外にも,学校長と研究主任が見学した。二人は,授業者に次年度以降の学校研究においてリーダーシップを発揮してもらいたいと考えている。だから,特にていねいに,この教師の授業づくりに注目し,その工夫等を見守っている。後身の育成,その授業の観察,それへのアドバイス等も,研究の継続・発展に向けた研究主任のアクションの1つである。

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2007.09.09

世界で引用される研究

 ELSEVIER社が刊行している,Teaching and Teacher Educationの23巻7号に,Edgar Krull, Kaja Oras, Sirje Sisaskによる,Differences in teachers' comments on classroom events as indicators of their professional developmentという論文が掲載されていた。エストニアの教師たちに,ある授業の記録を視聴させ,それに対するコメントを,新米-熟練で比較検討したものだ。
 それは,次の論文で報告されている,実証的研究をフォローしたものだ(引用されているのは,この研究が英文で紹介されたものだったが)。私自身も,この研究には早くから注目し,参考にさせていただいた。
 佐藤・秋田・岩川(1990)教師の実践的思考様式に関する研究(1)-熟練教師と初任教師のモニタリングの比較検討を中心に-. 東京大学教育学部紀要,30,177-198.
 この研究のように,「世界で引用される研究」を目指して精進しないといけないだろう。

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2007.09.08

コミュニケーション能力の育成に関する幼稚園・小中学校の合同研究発表会(千早赤阪村立の幼稚園・小中学校)

 11月22日(水),大阪府の南河内郡千早赤阪村立の幼稚園・小中学校が合同で研究発表会を開催する。これらの学校園は,ここ3年間,コミュニケーション能力の育成を標榜し,英語科と情報科のカリキュラム開発,その12年間の系統の構築に腐心してきた。
 特に小学校英語活動については,様々なバリエーションの授業が提案されるので,参加すれば,貴重な実践アイデアが得られるに違いない。「Chihayaakasaka071122.pdf」をダウンロード

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2007.09.07

「学校研究」推進リーダー養成セミナーのご案内

 11月4日(日)13:30~16:55に,新大阪駅東口から徒歩数分の会議室で,「学校研究」推進リーダー養成セミナーを開催することにしました。申し込み先着順で,20名の方に参加していただきます。興味のある方は,早めにお申し込みください。
 セミナーは,基調講演,実践報告(口頭,ポスター),それらを題材とする討論で構成されます。実践事例報告,私が,松下教育研究財団から支援を受けて企画・運営した,「学校研究」推進リーダー養成プロジェクトで学んだ中堅教師です。彼らが,所属校の実践研究の活性化に向けて繰り広げているアクションを,セミナー参加者に吸収してもらいたいと思います。また,その課題について吟味してもらいたいとも思います。
 詳しくは,下記の案内をご覧ください。「lt_seminar071104.pdf」をダウンロード

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2007.09.06

縁の深さに驚かされて――

 今晩,大阪教育大学の柏原キャンパスの教員や理事の方に懇親会に誘っていただき,参加した。初対面の方もいらっしゃって,シャイな私はとても緊張して店を訪れたが,話してみるとそれらの方々といろいろな接点があることが分かった。
 ある方とは,15年前にお会いしていた。また,高校の同窓生の方,同じ学校に違った形で関わっていた方もいらっしゃった。縁の深さに驚かされる一日だった。今,私は,たくさんの学校や教師たちに関わっているが,いつかどこかで,そうした方々とも再度(もしかしたら予想もしない形で)ご縁があるかもしれない。

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2007.09.05

参加しがいのある研究会(広島県府中市立上下北小学校)

 先日,広島県府中市立上下北小学校から,同校の研究会の二次案内が届いた。前にも紹介したが,この研究会に参加すれば,小学校の授業改善の動向,その実際を1日で把握することができよう。それほど,多彩な授業が公開されるし,分科会や全体会の進行が工夫されている。参加しがいのある研究会だ。読者には,ぜひ参加を検討してもらいたい。「jogekita_elementary_school.pdf」をダウンロード

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2007.09.04

放送教育等の実践研究の継続・発展

 4日,札幌市立北辰中学校を訪れた。この学校は,昨年度,松下教育研究財団の実践研究助成校であり,同時に第57回放送教育研究会全国大会(札幌大会)の中学校会場校であった。昨年10月の全国大会の折には,全クラスで放送番組を活用した実践が公開された。
P1080858 松下教育研究財団から委嘱され,私は今年度,過年度助成校が実践研究をどのように継続・発展させているかを訪問調査している。この北辰中学校もその対象校の1つとなって,11ヶ月ぶりに訪問したというわけだ。授業(道徳における「ケータイ社会の落とし穴!」の活用)を見学したり,研究主任等にインタビューしたりして,昨年度の取り組みが継承され,またパワーアップしていることを確認した。
 そして,その秘訣として,研究助成を受けたり,研究発表会を開催したりした年度内に,翌年度のカリキュラム(北辰中学校の場合は,各教科等における視聴覚メディアの活用場面)の構想を明確にしていることが明らかになった。また,全体での研究授業と教科毎の授業交流という2種類の授業研究会を企画・運営していることも,継続に資するものだと思った。
 それにしても,札幌日帰り視察は大変だ――。

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2007.09.03

2つのキャンパス

 本日,会議に参加のため,大阪教育大学の柏原キャンパスを訪ねた。私は,天王寺キャンパスに研究室を構えているので,ほとんど柏原の方へ来ることがない。着任してから,3度目だと思う(辞令交付式を入れても)。
 やはり,慣れない。大げさに言えば,よその大学を訪問したような感覚に陥る。例えば,目指す会議室がどこにあるのかもよく分からない。ちょうど昼食時だったから食堂に行ったが,システムの違いに戸惑った。夜間学部・大学院に勤務していると,昼間にたくさんの学生を目にするだけで,驚いたりもする。午後,我が天王寺キャンパスに戻ってきて,ほっとした。
 実は,これまで務めた大学(大阪,岡山,大阪市立)もすべて,複数のキャンパスを有していた。しかしそれらは総合大学であり,それぞれのキャンパスには異なる学部が配置されているので,ほとんど別のキャンパスに行く必要がなかった。今回は,そういうわけにはいかず,これから柏原キャンパスに行く機会も増えるだろう(実際,今週は,大学院入試関係でさらに2回訪問しなければならない)。何度か訪れていれば,この違和感も解消されるに違いない(と思う)。

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2007.09.02

カリキュラム・リーダーシップに関する文献を読破

 昨日・本日は,2ヶ月に1回程度開催しているカリキュラム研究会の開催日であった。1年ほど前から輪読を試みてきた,Allan A GlatthornらによるCurriculum Leadershipの内容を分担して報告し,その内容等について討論した。この著書は15章(資料も含めると468ページ)から成る。2月に1回程度の研究会では,読破するのにかなりの日数を要した。けっこうしんどい作業であったが,メンバーは,達成感を得られたので,さっそく次の文献講読にチャレンジすることを決めた。次回は,11月に,天王寺キャンパスの私の研究室で開催の予定。

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2007.09.01

修士論文中間発表会にて思う

 今日は,我が大阪教育大学・大学院教育実践学専攻の修士論文中間発表会の日である。全部で32名の修士課程2年次の学生が修士論文の進捗状況を報告した。13時から19時近くまでかかった――。今年度は,本学に異動したばかりなので,修論指導を担当する学生がいない。だから,気楽に参加した。
 すぐれた修士論文は,総論と各論(具体論)を備えている。よい実践を計画・実施している研究であっても,それが○○教育のどこに位置づくのかが分からないと評価しづらい。逆に,抽象的な議論に終始していると,主張にオリジナリティが感じられない。
 修士論文で両方を満たすためには,やはり修士課程第1年次で総論を語るための活動,例えば文献講読,資料収集等がある程度充実していなければならないと感じた。ちょうど,明後日が,私が担当している修士課程第1年次の学生に対する指導日だ。今までもそうしてきたつもりであるが,いっそう心してかかろう。

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