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2007.11.21

ICT活用の効果を高めるために

 和歌山大学の野中先生のエスコートにより,和歌山市内の2つの小学校を訪問し,ICTを活用した社会科の授業を見学した(野中先生,ご送迎,ありがとうございました)。いずれの授業も,プロジェクターで写真やノートを拡大して提示していた。それにより,子どもの学習参加意欲が高まるとともに,集中力の維持・向上が実現していた。
 ただし,こうした効果は,ICT活用の可能性の一部に過ぎない。授業を見学して,また教師たちと協議しながら,ICT活用の効果を高めるためには,「教材論」等がその鍵を握ることを,また実感した。例えば写真のどこに子どもたちの注意を向けるのかを指導者が意識をしていると,彼(彼女)は,ズーム機能を駆使する。何をどのように比較させるかを自覚していると,資料を重ねて提示することも試みる。そして,それらのアクションは,子どもの経験や学力によってその妥当性が変わるのだから,学級の実態に即して,複数のアクションを使い分けるようになる。
 ICT活用は,いわば,教材と子どもの出会いを演出する舞台であり,道具である。当たり前のことであるが,指導者が両者に精通していることが,ICT活用の効果を高めるための要件となろう。そして,機器の派手さに目を奪われて,指導者がそれをおろそかにする危険性に十分注意しなければなるまい。

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Comments

お久しぶりです。同感です。弊市でも「集中してみていた。」「興味を持っていた。」という報告が多いです。

Posted by: hori | 2007.11.22 at 12:04 PM

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