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2007.11.05

参加型協議会成立の条件

 たつの市立室津小学校で催された,同地域の社会科の研究会に参加した。この研究会は,同地域の中学年社会用に開発されたデジタル副読本を活用した授業の実施,それを題材とする協議会で構成されている。
 授業は,教職7年目を迎える教師が試みた,社会科の初めての研究授業であった。10回以上も指導案を書き直すなど,準備に努力を惜しまなかった授業であり,その熱意は,子どもの学習活動への意欲に再帰していた。彼の努力に,敬意を表したいと思う。
P1100767 授業後におこなわれた協議会では,いわゆる参加型が採用され,授業についての気づきを書き出し,整理し,発表する活動が展開された。また,私の話をはさんで,デジタル副読本活用アイデアの発表も位置づけられた。それらの活動に用意された時間は短いけれども,参加者は,文句一つもこぼさずにてきぱきと,自分の意見を報告したり,アイデアを表現したりしていた。参加型の協議が初めての方もいらっしゃったが,おそらく,相当疲れたであろう。
 それは,協議会の司会をしていた,揖保小学校の清久教諭のていねいな準備に依るだろう。彼は,会のスタートにおいてまず,ゴールやプロセスをパワーポイントで確認していた。作業のためのプリント(指導案の拡大コピー)や付箋紙,マジック,教科書や副読本の準備に漏れがない。活動の様子を写真におさめ,節目でそれを振り返り用に提示している。
 そうしたていねいな説明や周到な準備に加えて,彼の研究会活性化に向けた努力がこの研究会の仲間に認められていることが参加型協議会の成立に大きく影響していると感じた。換言すれば,人間関係が構築されているから,できるアクションだ。作業中,私は,年輩の教師に「時間が短くて,大変な作業ですねえ」と投げかけてみた。すると,その教師は,「清久先生がやろうと言われることですから(がんばってやります)」と返答してくれたのであった。

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