今度はメディア・リテラシーの育成にチャレンジ
本日午前,大阪府守口市立橋波小学校・第5学年担任の松浦教諭が取り組んでいる,メディア・リテラシー育成の実践を見学に行った(と言っても,私が実践化を依頼したのであるが――)。この実践では,子どもたちが,総務省のプロジェクトで開発された教材「映像不思議缶シミュレーター」を活用して,映像の撮影・編集等が構成されたものであることを学ぶ。そして,それを踏まえて,自分たちも,保護者等に伝えるニュース番組を作成する。その際に,映像作品制作のポイントの補充用に,NHK学校放送番組『体験!メディアのABC』も用意され,子どもはそれを選択的に視聴する。
子どもたちは,「映像不思議缶シミュレーター」を上手に使いこなして,ニュース番組のストーリーの多様性を体感していた。松浦氏は,放送教育の実践に熱心ではあるが,メディア・リテラシーの育成を得意にしているわけではない。けれども,チャレンジ精神旺盛に,この授業を計画・実施してくれた。
なお,この実践の模様は,12月8日に岩手大学で催される,日本教育メディア学会の2007年度第2回研究会で報告される。それにしても,いつ授業を見学しても,松浦氏は,赤い服(Tシャツ,ウインドブレーカー等)を着ている。これも,彼の意欲の表れなのか――普通はネクタイとスーツなのだが――。
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