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2007.12.31

「2007年を振り返る」前に

 友人の何人かが,ご自身のブログ等で,「2007年を振り返る」記事を公開なさっている。私も,そうしたいと思う。ただ,その前に,2007年の宿題(提出締め切り日が過ぎた原稿の執筆)が果たせていないので,それを済ませる方が先だ。28日のなにわ放研以降,それに取りかかりきりであるが,まだゴールには至っていない。早く仕上げて,振り返りに進みたい。
 ただし,6日から,再度渡英する。今度は,大学のGP関係(なんと,リスクマネージメント関係!)のヒアリングのための出張である。だから,おそらく,彼の地からの振り返りとなるであろう。

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2007.12.30

このブログへのアクセス件数が30万件を超えて

 久しぶりにアクセス解析をしてみたら,気がつかないうちに,アクセス件数が30万件を超えていた。ありがたい話である。2004年1月に,堀田さん(NIME)のお勧めによって始めたブログだが,この1,2年は,ほぼ毎日記事を投稿している。記事を書く時間がない,投稿する環境が整っていない(ブロードバンドが使えない)時にも,なんとかがんばって投稿してきたかいがあった。
 ちなみに,読者のアクセス傾向は極めて明瞭である。土日のアクセス件数はぐっと減る。その代わり,週明けの月曜日はそれが急激に増す。つまり,学校等のコンピュータからアクセスなさる方が多いということであろう。

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2007.12.29

「学校力」に関する座談会の記録(岡山県教育委員会の『教育時報』)

 先日,岡山県教育委員会が編集・刊行している『教育時報』に,私も参加した,「学校力」に関する座談会「学校力の向上に向けて」の記録が載った。東京大学の秋田喜代美先生や岡山大学教育学部長の高橋香代先生,岡山県内の小学校等の学校長,そして岡山県教育委員会教育長と,「学校力」を,「教師力」「組織マネジメント力」,そして「家庭・地域等との連携力」の側面に分けて,その現状,充実に向けた課題などについて意見交換した結果が上手にまとめられている。学力向上等を目指す学校がなすべきことが整理されているので,ぜひお読みいただきたい(250円と安いし,ただし送料別)。教育委員会のWebから購入できるようだ。
 実は,この座談会は,『教育時報』の通巻700号の記念特集だ。この雑誌は,昭和24年からずっと刊行されている。毎号の編集は,大変なことだと思うが,岡山県の教育情報の流通のために,それが継続・発展されることを願ってやまない。

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2007.12.28

放送教育実践を全員が発表(第58回なにわ放送教育研究会)

P1120026 本日,大阪教育大学の天王寺キャンパス(私の研究室の隣の演習室)で,第58回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,年末恒例の「全員発表」の回だ。2学期までの実践,3学期の実践の構想を全員に発表してもらった。病気等で欠席のメンバーもいるので,今日の発表は9件となった。なかなかの本数と言えよう。利用している番組のレパートリーも,豊かであった(というか,全員が異なる番組の利用を報告してくれた)。
 全放連からお二人の先生,そして丹波の細見先生が研究会に参加して意見を言ってくださったのも,とても貴重な機会となった。遠くからのご参加,ありがとうございました。

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2007.12.27

教師の力量形成に関する研究会を開催

P1120022 本日午後1時から6時過ぎまで,私の研究室を会場にして,9名のメンバーで,教師の力量形成に関する研究会を開催した。これは,教師の力量形成に関する英語論文の報告会であり,各人が論文を選んで,それを参加者に紹介するというスタイルが採用された。私は,「不確実性」「葛藤」に関する文献研究をレポートしたが,他のメンバーからはリフレクション,ポートフォリオ,実践研究,実践的知識,談話分析等々に関する文献の内容を紹介してもらえたので,この会を通じて教師の力量形成に関する研究の動きをとらえることができた。
 それにしても,9つの論文の内容を理解するのは,とてもハードである。ある参加者は,「運動不足の人が,急にスポーツクラブに行ってハードな運動を試みた」ようなものだったと,その厳しさを回顧していた。しかしながら,こういう研究会の必要性を再確認した参加者は,3月にも同様の研究会を開催する(報告を準備する)ことを誓った。次回は,共通に読破してくる論文も定める予定。

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2007.12.26

堺市でも,教育フォーラム

 今日は,堺市で,「教育フォーラム」が催された。学校評価や地域協働学校の他,小中連携も分科会のトピックに定められ,私は,それをめぐるパネルディスカッションのコーディネータをおおせつかった。堺市では,18中学校区で,小中一貫教育に取り組んでいるが,本日は,その中から,小中学校の教員と保護者の代表に,登壇してもらった。そして,小中学校の教育活動の現状,そこにおける小中連携の意義や成果,そのいっそうの充実に向けた取り組み等について,意見を交換してもらった。また,私は,それらを整理した。
 パネラーは,1つひとつのコメントを短めにしてくださったし,私のアドリブ(予定にない,追質問等)にも必死に応じてくださった。おかげで,短い時間であったが,それなりに,この問題に関する多様な価値観やアイデアを導き出せたと思う。

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2007.12.25

大阪府教育センターの研究フォーラム

 今日は,あびこにある大阪府教育センターで,「研究フォーラム」が催された。午前中に5分科会,午後に(おそらく)8分科会という構成で,特別支援教育,情報教育等,様々なトピックが扱われた。
P1000467 私は,午前中の「小中連携」の分科会で講演を担当した。タイトルは,「小中連携の充実に向けて-その基本原則と多様な展開-」である。講演に先立ち,4つの中学校区での連携の取り組みがパネルディスカッション形式で報告された。いずれの取り組みも,小中連携の基本原則(例えば,対等互恵,葛藤と妥協,試行・本格・継続・発展など)に即したものだったし,同時に,それぞれの独自性が尊重されたものだった。パネラーたちが熱く語る様子も,なかなか見応えがあった。3時間の分科会(うち1時間が私の講演)であったが,時間が過ぎるのが早く感じた。
 余談であるが,お昼休みに,高校生たちの演奏等が披露された。センターでの研修にこういう舞台が設定されるのは,滅多にないことだろう。参加者たちが高校生のがんばりに眼を細める姿が印象に残った。

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2007.12.24

今日も英語文献と格闘(でも,それがけっこう心地よくて)

 今日も,一日中,部屋にこもり,英語文献と格闘した。今度は,年明けの5日に催される,「カリキュラム研究会」での発表準備だ。
 大阪市立大学時代に同僚や院生等と始めた研究会は,現在,カリキュラム・リーダーシップに関する文献講読を継続している。私に与えられた課題は,James George Henderson & Rosemary Gornik (2006) Transformative Curriculum Leadership. Prentice Hall College Divの第3章「反省的探究を充実させる」の報告である。カリキュラム開発という問題解決に従事する際に必要とされる「反省的探究」の概念,その多様性等について論じた文章だ。
 26ページの読破と発表資料作成にチャレンジしたが,20ページで挫折し,資料完成は明日以降になってしまった。しんどい作業ではあるが,こうして文献と格闘するのは,けっこう心地よくもある。

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2007.12.23

3学期の研究主任のアクション

 本日,新大阪で,2つの小学校の研究主任とミニ会議を開いた。これは,松下教育研究財団の支援によるプロジェクト,「学校研究継続・発展のための『手引き』開発プロジェクト」のミーティングだ。
 前回10月末のミーティングから2ヶ月,学校研究を継続・発展させるために,どのようなアクションを起こしたのかについて整理してもらった。また,そのために3学期にすべきことについて構想を述べてもらった。それは,部会間で研究成果を共有するための研究授業(例えば国語部会のメンバーが算数の研究授業に挑戦するなど)を実施してもらう,次年度に研究主任を任せようとする同僚に研究推進委員会等で発言するよう促すなどのアクションプランである。

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2007.12.22

教師の力量形成に関する英語論文の報告会

 今日は,一日中,部屋にこもり,教職の特徴たる不確実性や葛藤に関する論文,Deborah Helsing(2007)Regarding uncertainty in teachers and teaching. Teaching and Teacher Education, 23, 1317-1333を読んでいた。27日午後に催される勉強会の準備だ。これは,教師の力量形成に関する英語論文の報告会であり,各人がすぐれた論文を選んで,それを参加者に紹介する。報告できない人は,報告会に参加する権利が与えられない。私の研究室が会場なのだが,英語論文を読み,レジュメを作成していないと,私も部屋から追い出される。そうならないために,本日,内容を整理し,レジュメ等にまとめた。参加の権利を得て,ひと安心。

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2007.12.21

地域教育コミュニティに関するフォーラム(2月23日,北区民センター)

 今年も,大阪市小学校区教育協議会「はぐくみネット」の実行委員会委員を務めている(今年は,委員長でもある)。これは,大阪市教育委員会等の支援の下,大阪市の各小学校が地区協議会等とタイアップして展開している学校,家庭,地域の連携プロジェクトだ。学校と地域をつなぐキーパーソンとして,「コーディネータ」を設置しているのがユニークで,かつ特徴的だ。本年度,市内296校すべてで実施されている。
 この事業は,研究期間も入れると,6年目を迎えることになる。その総括のためのフォーラムが2月23日(土)午後,北区民センターで催される。6年間で,はぐくみネットに関わった市民,教職員,子どもは相当の数にのぼるであろう。その取り組みの特長を再確認し,また次なるステップを構想するために,多くの方にフォームにご参加いただきたい。

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2007.12.20

兵庫県教育委員会を訪問(略称:リスクマネージメントGP)

 本日午前,神戸市中央区の兵庫県教育委員会を訪問した。本学が推進している,文部科学省の「平成19年度専門職大学院等教育推進プログラム」の1つ,「学校組織の危機対応教育プログラムの開発 ―大学・学校・教育委員会の連携による学校リスクマネージメントシステム構築をめざした教員の養成・研修プログラムの開発―」(我々は,リスクマネージメントGPと称している)の一環たる,ヒアリング調査のためだ。リスクマネージメントの問題(学校安全の問題だけでなく,組織マネージメント全般ではあるが)は,自分の専門である「授業研究と教師の成長」とは直接関係ないのだが,学校現場に詳しいということで,私も,この開発研究プロジェクトのメンバーの1人となっている。
 このプロジェクトでは,いくつかの調査研究の結果を踏まえて,リスクマネージメントに関わる教員養成及び現職教育プログラムが開発され,実行される予定であるが,なにしろ採択が決まるのが遅いので,実に慌ただしいプロジェクトとなっている。けれども,大学に身を置く以上,専門とは異なる分野であっても,期間が短くても,ある程度は,こうした営みに貢献せざるを得ないのである――。

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2007.12.19

他校の実践研究の総括的評価(大学院の講義「教育プロジェクト研究」にて)

P1120015 大学院・実践学校教育専攻で私が担当する科目の1つ,「教育プロジェクト研究」も終盤を迎えた。この講義では,私が提供した視点で,ある学校の実践研究の特長と課題を分析してもらい,その改善に向けたレポートを作成してもらう。そのための材料を当該校の教師に説明してもらったり,改善レポートの妥当性等を吟味してもらったりする。極めて,リアルな講義だ。
 本日,受講生は,当該校の実践研究の総括的評価に着手した。これまでの観点別評価の結果を踏まえ,この学校の実践研究の短期的課題と中長期的課題,それらを改善するための方針等を発表した。

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2007.12.18

ICT活用授業研究会(和歌山大学教育学部附属小学校)

P1000387 和歌山大学教育学部附属小学校を訪問し,そこで,ICT活用等に関する授業をいくつも見学した。それぞれの授業で,子どもたちの集中力を高めるために,彼らの思考をゆさぶるために,さらには複式授業の指導を充実させるために,コンピュータや実物投影機とプロジェクター等が用いられていた。
 その成果が2月1日(金)午後に,「ICT活用授業研究会」として公開される。参加すると,様々なパターンのICT活用に接することができるだろう。

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2007.12.17

「分かる授業」推進推進拠点校の実践研究会

 神戸市立六甲小学校を訪問し,同校の指導案検討会に参加した。1月22日(火)の午後,同校は,神戸市教育委員会の「分かる授業」推進事業拠点校として,授業を公開し,それを題材とする分科会等を催すので,そのサポートに出かけたのである。この日,同校の全クラスで,国語・算数の授業を見学することができる。また,国語と算数(低・高)の分科会ではポスターセッションやワークショップ型協議が展開される。
 いくつかの授業では,国語や算数に,他の教科の要素(例えば,唱歌を題材にして音楽とコラボレートする国語等)が加えられて,子どもたちが楽しく学び,また思考をゆさぶられる。

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2007.12.16

テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究

 本日,渋谷のNHKで,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」のプロジェクト会議が催され,私も参加した。
 このプロジェクトでは,10校の教師たちが,NHKの学校放送番組とデジタル教材,そしてその他のICTを活用して,子どもたちの学力向上を図る。本日は,その過程と成果が報告された。私たちは,各人のレポートの内容等について助言するとともに,複数の実践の異同を整理する。ここまでの実践者のがんばりを生かすべく,今度は私たち研究者が知見の総括にあたることになる。

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2007.12.15

宮崎が熱い(暑い)――

 今,宮崎が熱い(暑い)。
 昨日の「デジタル時代の授業創造講座」,いわゆる「教え方教室」の研修は,作業や討論,発表など,参加型で営まれたが,参加した教師たちは,とても熱心に取り組んでいた。ある教師は,講座修了後,「(半日の時間しか費やしていないのに)一日分の内容をカバーしていましたね,得るものが多かったです。」とコメントしていた。私としては,それだけの内容をこなす宮崎の教師たちの研修意欲の高さ,その熱に感心させられた(もちろん,一部には,あまりやる気のない方もいたが――)。地方の教師たちの研修等に協力してよく感じることだが,彼らは,情報の獲得や研修の機会に貪欲である。
 そして,冬だというのに,太陽がまぶしく,窓際にいるとまるで温室にいるようだった。コートを着ていると,「そんなもの不要です」と言われた。

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2007.12.14

「デジタル時代の授業創造講座」(宮崎にて)

 宮崎市内の教育情報研修センターでNHK等が主催する「デジタル時代の授業創造講座」,いわゆる「教え方教室」が催され,私も講師陣の一人として参加した。本日の内容は,理科番組及びそれに連動したコンテンツ(デジタル教材)を活用して,理科の指導と評価のスキルアップを図ることであった。
P1000350 グループワーク(理科の指導の困難点の抽出と整理),NHKのプレゼンテーション,事例報告によって,受講した教師たちは,理科の指導と番組等を活用する視点を獲得した。そして,それらを利用したプランをグループで作成・発表する活動(写真のように実際に番組やデジタル教材に接しながら)を展開した。
 参加者のアンケートによれば,おおむね満足してもらえたようだ。よかった,よかった――。

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2007.12.13

全放連・学力向上プロジェクトの成果報告会(2月15日夕方から開催)

 このブログでも度々報告しているように,全国放送教育研究会連盟(全放連)では,その研究活動の一環として,学力向上プロジェクトを推進している。私もそのメンバーの一人だ。このプロジェクトは,3年間で,放送番組を活かして子どもの学力向上を実現する術を創造してきた。その成果を一般に公開することになった。来年2月15日(金)18:30~21:00だ。この会は,実践報告のポスターセッション,所属校での放送教育普及を図るためのワークショップ,そして私の講評などで構成される。
 平日の開催ではあるが,夕方のスタートなので,参加・発表等をご検討いただきたい。ちなみに,飲み物と軽食付きらしい。また,ポスターセッションにおける発表も募集されている。後日,「放送教育ネットワーク」で参加・発表が受け付けられるようになる。

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2007.12.12

講義で「水道方式」に関して激論

 大阪教育大学で,教職科目の「教育総論」という講義を担当している。この科目では,教育の思想や歴史について言及する。最初は,欧米の教育思想や教育実践の系譜をモデル化して解説したが,中盤から,わが国の戦後60年の教育実践について,歴史的背景や社会状況を踏まえつつ,その特徴を語る。
 今日は,「水道方式」が題材であった。まず,それが生まれた社会的・時代的背景,その特徴等をテキスト等を用いて解説した。次いで,受講生に,例えば「一般から特殊へ」という原理に納得するか,それが今の算数指導の主柱足りうるか,自分が教師になった時にそれを取り入れて指導するつもりかなどを問うて,彼らに「水道方式」の意義と課題を考察させた。
 不思議なことに,途中から,学生が自主的に発言し,司会不在でも議論が成立した(私が司会術を発揮できないとは――)。彼らは勝手に発言するのであるが,それがちゃんと積み重なっていた。学生間で激論となった。こういう講義だとあっという間に時間が過ぎる。

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2007.12.11

小学校英語活動のティーム・ティーチング講義(「教育実践の研究Ⅱ」)

P1110984 担当している講義「教育実践の研究Ⅱ」でティーム・ティーチング講義を試みた。本日の講義の内容は,小学校英語活動である。私が,小学校英語活動の実践動向をレビューした後,それに資する教材を学校現場に提供してくれているNHKの番組制作者(宇治橋さん),その番組を活用した実践にトライしている教師(宮田さん)がそれぞれ,プレゼンテーションをしてくれた。
 特に宮田さんは,笑いも取りながら,また様々なアクティビティを駆使しながら,自分の英語活動への想いを熱っぽく学生に語ってくれた。初めての試みでバタバタしたところもあったが,今回のティーム・ティーチングは,成功の部類に入ろう。

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2007.12.10

英語(外国語)活動のユニークな授業(池田市立呉服小学校の取り組み)

 大阪府池田市立呉服小学校を訪問し,3つの学年の授業(生活科,英語活動,総合)を見学し,事後協議会にも参加した。いずれの授業も,同校の研究主題「豊かな学びをつくる~みつけよう わたし,つながろう わたしたち~」に迫るべく,教材等が工夫されていた。
P1000248 第5学年の英語活動の授業に驚かされた。食べものとスポーツが言語材料だったのだが,子どもたちは,その表現を学級担任・ALTと一緒に学んだ後,同じ対象を朝鮮語でどのように表現するか(書くか)も,講師に指導してもらう。つまり,野球=ベースボール=ヤグ(カタカナで表現すればであるが)という連結が図られる。さらに,食べものやスポーツの朝鮮語表記・表現上の特徴(例えば,パップがあれば「ご飯」が関係していること)なども紹介される。もはや,英語活動というよりは,外国語活動であったし,多文化学習の好例であったと思う。
 英語活動を含む授業の公開やそれを踏まえたパネルディスカッションが,同校では1月28日(月)午後に実施される。国際理解教育等に関心のある方には,参加をご検討いただきたい。

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2007.12.09

平成20年度教育放送企画検討会議

 8日,東京・渋谷のNHKで,平成20年度教育放送企画検討会議が催され,私も参加した。この会は,次年度のNHK学校放送番組,幼児向け番組等の編成,新番組,デジタル教材などのコンセプトや内容が制作者から紹介され,それについて学識経験者や学校現場の実践家が意見を述べる機会だ。昔は,最若手の研究者(学識経験者のテーブルでは末席に位置する)としてこの会合に出席していたが,今はむしろベテランの範疇に入るようになってしまった。
 さて,次年度の学校放送番組等のラインアップは,今年度とそれほど変わらない。小学校向けのものがいくつか開発されるけれども,大きな方向性は継承されているようだった。番組制作のフィロソフィーが安定しているとも言えるし,チャレンジが少ないとも解釈しうる。その妥当性に関する判断は難しい――。

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2007.12.08

松下教育研究財団の実践研究助成-特別研究指定校制度が発足-

 1日,松下教育研究財団の第34回(平成20年度)実践研究助成の応募受付が始まった。これは,財団が,「視聴覚・情報通信メディアを効果的に活用し、教育課題の改善に取組む実践的な研究計画を助成」するものである。今年度から,「特別研究指定校」制度が発足する。この指定校は,2年間で150万円の助成を受けられるし,講師も派遣してもらえる。それだけに成果公開などが義務も一般よりも厳しいが,実践研究にそれなりに取り組んでいる学校であれば,それを果たすことは難しくない。ぜひ応募して,助成を認めてもらい,研究推進に役立ててもらいたい。特に,これまで助成を受けたことがある学校には,この「指定校」にトライしてもらいたいと思う。
 なお,申請書の書き方については,私のコメントを参考にしてもらいたい。

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2007.12.07

全放連・学力向上プロジェクトの最後の授業研究

 本日,さいたま市の仲本小学校で,全放連・学力向上プロジェクトの研究会が催され,私も参加した。同校の寺村教諭が算数番組『マテマティカ2』を活用した授業を実施し,学力向上プロジェクトや埼玉市の放送教育研究会のメンバーがそれを見学した。このプロジェクトは3年計画のものであり,今年度最終年度を迎える。そして,今回が(一応?)その最後の授業研究会となる。
 さて,この算数番組は,今年度放送が始まったばかりである。生活と算数の接点や試行錯誤して考えるおもしろさを子どもたちに実感させることが意図されている。それを活かそうと,授業者は,視聴後の算数的な活動をていねいに用意していた。
P1000187 協議会では,2時間ほどの間に,番組の特徴や番組利用の必然性,方向性について多面的に考察した。必ずしも予定どおりには進まなかったが,進行役がイニシアチブを発揮して意見交換が盛り上がった。学力向上プロジェクトの最後を飾るにふさわしい協議会となった。

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2007.12.06

9日に「大阪教育大学大学院・実践学校教育専攻・教育フォーラム」を開催

 我々,大阪教育大学大学院・実践学校教育専攻のスタッフは,12月9日(日)15時から,ここ(天王寺キャンパス)で,教育フォーラムを催す。そのテーマは,「教師の力量形成・自己実現に資する大学院での学び-その意義・可能性-」である。講演やパネルディスカッションを通じて,現職教員が夜間大学院で学ぶ意義等について検討する。また,その実際がOBや現役院生から語られる。事前申し込みの締め切りは過ぎたが,当日参加もOKなので,案内をご覧いただき,参加をご検討いただきたい。
 なお,フォーラム終了後,実践学校教育専攻の入学相談会が催される。大学院進学を考えている方は,これへの参加もご検討いただきたい。「Forum071209.pdf」をダウンロード

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2007.12.05

研究授業後の協議会の事例分析(大学院の講義「教育プロジェクト研究」にて)

 大学院・実践学校教育専攻で私が担当する科目の1つ,「教育プロジェクト研究」で,研究授業後の協議会の事例(ある学校の実際の協議会を撮影したビデオ)を受講生に分析してもらった。授業のビデオを視聴してその特徴等を分析する講義は少なくなかろう(これも少ない?)が,協議会のビデオを視聴し,それをいくつかの観点から分析している講義は珍しかろう。
 受講生は,記録ビデオの視聴等を通じて,例えば学年団単位でしか授業についてのコメントが示されないこと,講師に1時間以上も時間を与えている(しかも伝達形式)ことなどを問題視していた。

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2007.12.04

講義でもポスターセッション(「教職ファシリテーター論」における学校研究の事例分析)

P1110956 本日,担当している大学院の科目「教職ファシリテーター論」で,ポスターセッションを実施してみた。テキストとして用いている,拙著『教師が磨き合う学校研究』の第3部の実践事例の特長と課題等の発表を2人1組で担当してもらった(ペアで1校を担当)。発表は,20分程度を2ラウンド(ただし,発表と言っても,ポスター作成者がプレゼンテーションをおこなうわけではない,議論は,聞き手の質問等から始まる)。
 事例分析の結果を発表してもらう時間の確保が難しく,ポスターセッションはいわば苦肉の策であったが,受講生たちには,この発表や討論のスタイルは新鮮に感じられたようだ。

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2007.12.03

「言葉と体験を重視した理科・生活科の指導」

 千代田区立番町小学校で研究発表会が催され,全学年の授業が公開された。私も,見学した。同校は,私が委員を務める,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」の協力校である。本日も,第4学年で,NHKの理科番組に連動したデジタルコンテンツ(NHKは,それをデジタル教材と呼ぶ)を活用した,発展的な学習が展開された。子どもたちは,デジタル教材を上手に活用して,それまでの探究の深化・補充学習,さらには実生活との接点を考察する学習を繰り広げていた。
P1000075 同校では,「言葉と体験を重視した理科・生活科の指導」を実施し,それによって「自分の考えを創り出す児童の育成」を図っている。例えば,写真のような掲示は,その具体的方策の1つであろう。子どもたちは,「科学的な話し方」を駆使して,科学的な思考を練り上げ,またそれを他者に上手に伝達していた。

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2007.12.02

無事(?)帰国

P1110941 今,成田空港で,乗り継ぎ便を待っている。1週間ぶりの日本だ。私自身は,バーミンガムで晩ご飯を食べすぎてしまい,それでお腹の調子が悪くなった以外は特に大きな問題はなかった。先の記事のように様々な知見を得ることもできた。ただ,愛用のスーツケースがとうとう壊れてしまったようだ。一部がきちんとロックできない。残念ながら,鍵も1つ無くしてしまった。
 15年間,このスーツケースと一緒に,ヨーロッパを何度も訪れた。アムステルダムの空港でロストラゲッジとなって,3日ほど遅れて日本に到着したこともある。青いシンプルなサムソナイトのケースは,丈夫で,荷物がたくさん収納できる。以外に,ボディは,軽い。私は,どちらかというと,物を大切に使うのが下手な方であるが,このスーツケースとは,かなり長くつきあえたと思う。今ではこのようなタイプを販売していないのだろう。空港でピックアップする時に,このタイプのものを見かけることは,皆無である。
 今回の旅,自分にもご苦労様と言いたいが,この言葉は,自分以上に,我がスーツケースにふさわしい。

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帰国の途へ(英国第7日目)

 今,ヒースロー空港で,時間をつぶしている。チェックイン待ちの時間だ。今朝バーミンガムのホテルを出発し,バスでここまでやって来た。約20時間後に帰宅できる(予定)。8ヶ月ぶりの英国訪問であったが,key skill educationのコンセプトや実際について貴重な情報を収集することができた。また,矢野先生(大阪市立大学)と二人で,研究や教育,その他について,長い時間,意見を交換した。それも貴重なことであった。

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2007.12.01

理論を検討させる心理学の授業(英国第6日目)

 Solihull 6thフォームカレッジを訪問し,そこで,key skill育成のカリキュラムについてヒアリングした。このカレッジは,英国にある96のシックスフォームカレッジの1つであり,16歳から19歳の2学年の生徒が通っている(日本で言えば,高校2・3年生にあたる)。2500人の生徒を擁する。
学校長は,生徒のスキル向上を実現するためには,教育方法の刷新が欠かせないと考え,講義形式の授業展開の刷新を図っていると語っていた。確かに,午後に地理と心理学の授業を見学したが,いずれにおいても,当日の講義の目的や内容が明確に確認され,それに即して,教師-生徒間,生徒間の対話が豊かに構成されていた。両者とも,「エッセイ・ライティング」のスキルの育成をターゲットに据えているので,各種資料の分析結果をレポートやポスターに表現させていた。
P1110930 それにしても,心理学の授業で題材となっていたのは,Bowlbyの発達理論であった。高校生が学ぶにしては,それ自体が高度な内容であろう。そして驚いたのは,それを他の理論や調査結果などを用いて批判的に検討させるという,授業展開である。我が国では,大学の講義であっても,理論を伝えることにとどまっている場合が少なくないのに。

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