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2008.01.12

学び続ける英国の教師(英国出張7日目)

P1000616
 今日は,帰国の途につく。昨日の学校訪問で得た知見をもう少し披露しよう。英国では,教師の力量に関する基準が確立しているのはよく知られているところである。qualified teacher status ,core standards for main scale teachers who have successfully completed their induction,post-threshold teachers on the upper pay scale,excellent teachers,advanced skills teachers (ASTs)の5段階が設定されている。そして,その態度(子どもとの関係性の構築など4項目),その知識・理解(学習指導など6項目),そのスキル(授業設計など7項目)の基準が設けられている。写真は,それを一覧にしたものである。
 今回の訪問で,これが浸透し始めていると感じた。まず,スタッフルームに必ずと言ってよいほど,写真の基準表が掲示されている。相互の授業観察の機会が制度化されている。教員の研修に関してヒアリングすると,「どの段階の教師にもそれぞれ学ぶべきことがあるのです。」というリアクションが返ってくる(もちろん,学校長もリーダーとしての能力を磨く)。それに関する予算を学校長が確保している。
 ただし,いわゆる「授業研究」,それを基盤とする「学校研究」に該当する営みにはあまり出会わない。教師の学びのスタイル,その背景には,彼我の違いがある。だから学び続ける英国の教師たちをモデルに見据えつつ,我が国なりの教師の学びを追究する必要があろう。

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