「分かる授業」の推進に王道なし
神戸市立六甲小学校が,神戸市教育委員会の「分かる授業」推進事業拠点校として,授業を公開し,それを題材とする分科会等を催した。全クラスが国語・算数の授業を公開し,また分科会では,それらの授業を題材としてポスターセッションやワークショップ型協議が展開された。
評価規準の明確化,きめ細かな指導,少人数指導や協力教授,教科におけるプロジェクト型学習など,今日の学力向上アプローチを同校の教師たちは自分のものにしている。そして,等筆すべきは,それらが進化していることである。具体的には,18年度の取り組みを19年度は継続しつつ,新たな授業づくりの課題を設けている点,授業研究にポスターセッション等の新しい方法を加えている点などに代表されよう。学校や授業は個別的な性格を帯びているから,「分かる授業」の推進に王道はない。この学校のように,実践の継続とチャレンジを重ねる学校だけが,その道を開拓できるのだ。
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