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2008.02.29

桟橋にアシカが--

 ちょっと番外編を。あまりにびっくりしたので。
P1010773 学校訪問から戻る途中に,フィッシャーマンズワーフを通った。そこで,アシカの群れを見て,びっくり。こんな大都会の桟橋に,アシカが何十頭も寝そべっているなんて。なかには,大きな声を出してケンカしているものも。後で分かったが,このアシカたちは,サンフランシスコの見所の1つになっているらしい。

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米国のカリキュラム開発におけるリーダーシップ

P1010740 28日に,サンフランシスコ郊外のAlbany High Schoolを訪ね,そこで学校長にカリキュラム開発について,ヒアリングを試みた。今年度赴任した学校長は,shared decision-makingの重要性を強調する。学校長が指導性を強く発揮するのではなく,教科主任はもとより,一般教諭や生徒,保護者等にもカリキュラムの開発と運営における意思決定に参画してもらう。それが,民主的な学校の在り方であり,子どもたちの成長に資するという考え方だ。私たちが,文献で発見した,米国におけるカリキュラム・リーダーシップ(決して,カリキュラム・マネージメントではなく)の概念が実践に浸透しつつあることを確認できた。
 それにしても,同じカリキュラム開発におけるリーダーシップでも,英国の学校長のものとはずいぶん異なることに驚かされる。両者に,日本の学校長のものも加えた,3点比較はずいぶん学術的に意義があろう。

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2008.02.28

米国でのリサーチスタート

 サンフランシスコに到着し,一緒に学校訪問等に出かける森さん(愛知江南短期大学)たちと合流した。日本との時差は17時間。実は,恥ずかしながら,私は,米国を訪れるのは,実質的に初めてである(前は,カナダ訪問の際のトランジットだった)。だから,この時差に慣れるのに,苦労する。それでも,学校の特色について確認したり,質問項目を整理したりした。いよいよ,明日から,リサーチがスタートする。

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2008.02.27

米国へ

 今,関西空港である。これから米国に向かう。サンフランシスコ郊外の学校を訪問して,カリキュラム開発,それに影響を及ぼすリーダーシップグループの働きについて調査を繰り広げる。また,来週は,ラスベガスで開催される国際学会に参加してくる。元気に帰国したい。成果等をこのブログでも紹介する予定である。

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2008.02.26

リスクマネージメントに関する講演会

 大学が採択してもらっているGP事業,「学校組織の危機対応教育プログラムの開発」事業に,私も参画している(専門が異なるので,あまり役に立っていないようにも思うが)。この事業の一環として,講演会が開催される。興味のある方は,どうぞご参加ください。「management_gp_080310.pdf」をダウンロード

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2008.02.25

教育ソフト活用実践セミナーでの講演

P1010712 24日午後,難波で催されたセミナー「学力向上のための教育ソフト活用実践セミナー」で講演を担当させていただいた。これは,東京書籍が販売している各種コンテンツの紹介,それを活用した実践のレポートや模擬授業(写真)から成る,実践セミナーだ。
 実践者の多くが,ICT活用によって,子どもたちの集中力が増すこと,指示が徹底しやすくなること,個別指導をする余裕が生まれることなどのメリットについて言及していた。私の整理では,それらは,ICT活用の基礎的効果及び副次的効果だ。だから,講演では,それらの効果を他の事例で確認しつつ,「ICT活用の本質的効果」たる,各教科の学びの特質に迫るための教材の提示,思考を充実させるための試行錯誤の促進などの可能性を事例を交えて話した。また,最後には,学力向上とICT活用の接点は,それぞれの教師・学校が自校の実態を踏まえて,個別的に創造すべきだと,「学校を基盤とする学力向上アプローチ」の重要性を語った。

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2008.02.24

氷上情報教育研究会となにわ放送教育研究会との合同研究会

P1010694 23日午後から24日午前にかけて,神戸で,「氷上情報教育研究会」「なにわ放送教育研究会」との合同研究会が催された。両者は,情報教育・放送教育と研究のフィールドを異にしているが,NHKがデジタル教材を配信していることもあり,接点も少なくない。そもそも,自主的なサークルの営みをどのように企画・運営するか,それをどう発展させるかという問題は,あらゆるグループに共通するであろう。
 代表プレゼンテーション,ポスター発表,そしてワークショップ(私は,その総括助言を仰せつかった)や講演と盛りだくさんの内容が準備されたが,「徳島の情報教育を考える会」からも参加者を得て,双方にとって実りある会になったと思う。

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2008.02.23

「はぐくみネット」事業のフィナーレで示された姿

 23日午後2時から,大阪市北区の北区民センターで,「小学校区教育協議会-はぐくみネット-」フォーラムが開催された。大阪市教育委員会は,平成14年度から,小学校区を単位とする地域教育協議会の設立を支援してきた。今年度で,296小学校区のすべてで,協議会が企画・運営されることとなった。本日のフォーラムは,6年間の事業のフィナーレとなるものであった。
 毎年そうであるが,このフォーラムでは,いくつかの小学校区の「はぐくみネット」関係者が報告や実演等によって,その成果の一端を報告する。今年も,子どもたちが,大人と一緒に,はぐくみネットの活動で学んだダンスや演奏を発表してくれた。また,コーディネータ等が実践の概要を報告しつつ,読み聞かせ活動等を例示してくれた。いずれも,大きな会場でたくさんの聴衆を前に,堂々と表現してくれた。それらの姿は,この事業の成功を象徴している。

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2008.02.22

教師の力量形成を考えるコミュニティ

 京都教育大学の教育実践総合センターが毎月のように開催している(これはすごいことだ),「教育について考えるシンポジウム」で講演を担当させていただいた。タイトルは,「教師の力量とその形成 -授業実践者として,学校改革の担い手として-」である。博士論文をまとめた『授業研究と教師の成長』とその姉妹編たる『教師が磨き合う学校研究』のエッセンスを事例とともに紹介したという感じだ。16字スタートという変則的な時間設定にもかかわらず,けっこうな人数が集まっていたことに驚かされた。教師の力量形成を考えようとする,京都教育大学の教員や学生,京都市等の学校の教員のコミュニティの厚み,彼らの熱心さに感心させられた。

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2008.02.21

学力向上とICT活用

 私は,「授業研究と教師の成長」に関する学徒である。だから,ICT活用は,授業改善の手段であり,教師の成長の契機であると考える。24日に,下記のようなセミナーで講演を担当させていただくが,そうしたスタンスで,学力向上とICT活用の接点を語ろうと思う。学力向上に対するICT活用の効果を,基礎的・本質的・副次的に分類したり,学力のとらえ方によってICT活用の姿が変わることやそうした関係性を個々の教師や各学校が見いだす(自校化する)ことこそが大切であると主張したりする。「ICTseminar080224.pdf」をダウンロード

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2008.02.20

今日は,学校評議会に参加

 本日は,大阪市立昭和中学校を訪問した。本年度,この学校の学校評議員を拝命しており,本日,第3回学校評議会が催されたからだ。第1・2回の学校評議員会において,学校経営の方針を聞いたり,授業を見学したりしてきた。それを踏まえて,学校の自己評価についてコメントした。同校の教師たちと学校評議員が自己評価書の内容やそのもととなったデータについて意見を交換し,共通理解を図る過程で,学校の状況や今後のあり方が鮮明になったと思う。やはり,学校評価における外部評価(学校関係者評価)は意義のあるものだと,今日もまた感じた。

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2008.02.19

尼崎市総合教育センター研究発表会

 本日,尼崎市立教育総合センターで,研究員がこの1年進めてきた実践研究の中間報告・最終報告を拝聴した。そして,それについてコメントするとともに,「授業力向上と尼崎市の実践研究の課題」というパネルディスカッションのパネリストを務めた。
P1010630 8つの研究発表を拝聴したが,いずれも,若い教師たちが,学校や校種をまたいで,1年間,調査研究に従事し,また実践にチャレンジしている。各発表は,短い報告時間にもかかわらず,内容を図等を用いて上手にまとめ,自分なりの言葉で,その特徴や課題等を語っていた。そうした意味では,参加者にとっては,この営みは,よい情報収集の場である。ただ,彼らがそれらを自分の実践に吸収するためには,意見交換等の機会が必要になる。固定椅子等の物理的なハンデがあるが,センターの指導主事の方には,それらを克服して,この発表会をさらにコミュニケーション豊かな舞台にしてもらいたい。

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2008.02.18

校園内研究担当者の研修会

 本日,岡山市総合教育センターが催す,市内幼稚園・小中学校の校園内研究担当者の研修会に参加した。異校園の連携に関する講演を担当した。授業づくり,カリキュラム開発の刺激やアイデアを得るために他の学校園と交わることの意義,その際の基本原則や多様なパターン等について整理した。
P1010626 講演終了後,写真のような情報交換会が企画・運営された。学校園が30数グループに分かれて,今年度の実践研究の過程や成果を交流していた。こういう活動を研修会に上手に盛り込むと,研究担当者の意欲が高まり,思考が熟すだろう。
 なお,各校園の研究担当者は,同じ校園種の研究レポートをすべて持ち帰ることになっている。小学校は80数校分のレポートが入手できるのだから,それだけでもずいぶん貴重な情報である。この仕組みも,各学校園の研究の企画・運営に役立つと思われる。

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2008.02.17

入試業務に従事して

入試業務に従事して
 センター試験,大学院入試,編入学試験,そして来週及び3月上旬に催される個別学力試験と,年があらたまると,大学人は,入試業務に追われる。昨日,本日は,編入学試験の業務に従事した。入試業務は緊張感があるので,とても疲れる。けれども,受験生に接していると,彼らのひたむきさが伝わってくる。例えば,本学のカリキュラム等をリサーチしたり,教職のイメージを考察したりして,面接に臨んでいる。その努力には,頭が下がる。だから,入試をおこなう側も,彼らの姿勢に応ずるべく,弱音を吐かずに,がんばるしかない。
 それにしても,彼らに比べて,ほぼ四半世紀前の自分は--。反省しきりである。

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2008.02.16

全放連・学力向上プロジェクトの成果報告会

 昨日,東京・渋谷のNHKで,全放連・学力向上プロジェクトの成果報告会が開かれ,私も参加した。このプロジェクトは,NHKの学校放送番組を用いて子どもたちの学力を向上させる術について共同的に,また実践的に追究するものである。
P1010602 各人が計画・実施・評価した今年度の実践を,番組利用と学力向上の関連から整理し,ポスターにまとめて発表した。また,それに関する意見を交換した。ポスター発表の常であるが,最初は静かな時が流れたが,途中からポスター前での議論が熱を帯びた。
 ポスターセッション前後には,プロジェクトの概要説明とワークショップ(「放送学習」による学力向上の普及戦略の検討)もおこなわれた。これも,成果報告会のアクセントとなった。
 一般公開されたので,宮崎や松山といった遠方からの参加者を得ることができた。また,大学生も数名参加して,熱心に議論に参加していた。3年間のプロジェクトを締めくくるにふさわしいせいか報告会となった。

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2008.02.15

学校評価における「外部評価委員会」設置の意義

 14日,大阪市立長池小学校を訪問した。この学校が実施する学校評価のための外部評価委員会委員を仰せつかっているからだ。この委員会は,私の他に,地域住民やPTA関係者,進学する中学校長など6名で構成されている。
 昨日は,学校が作成した自己評価書の内容を吟味する機会であった。これまで学校経営の方針を聞いたり,授業を見学したりしてきた経験を踏まえて,自己評価の結果の妥当性について全員で協議した。長池小学校のスタッフによる自己評価はおおむねしっかりしていたが,一部に,学校の取り組みを過小評価しているところがあった。外部評価委員間で意見交換して,その修正や次年度の課題の焦点化をアドバイスした。
 学校評価の主役は自己評価である。それは,言うまでもなかろう。しかし,教師たちのまじめさが自己評価の妥当性を弱めてしまうことがある。そんな時に,外部評価委員会がそれを是正できるという点で,これは名脇役なのである。

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2008.02.13

研究構想図を書き換える作業等を通じて

P1010575 本日,目黒区立田道小学校を訪問し,授業や研究全体会を見学した。研究全体会では,写真のように,低中高学年別のグループに分かれて,教師たちが研究構想図を書き換える作業(その結果をグループ代表が発表もする),今年度の研究活動を次年度どのように焦点化するのか,発展させるのかを考察していた。前回は,個々が研究活動について感じたことを自由に出し合う機会を設けたようであるし,この間,研究の成果と課題が一覧表にまとめられている。
 こうした具体的な作業を通じて,学校の実践研究の継続・発展が実現するのだと思う。

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2008.02.12

初任教師が番組利用にチャレンジして

P1010474 本日,茨木市立東奈良小学校で催された授業研究会に参加した。この学校は「伝え合う力」の育成を研究主題に掲げているが,第3学年を担当する初任教師が,NHK学校放送番組「おはなしのくに」を活用した国語の授業を公開した。この番組ではインドの昔話が紹介されるが,視聴して印象に残ったことを子どもたちはペアで,クラス全体で交流する。
 番組で紹介されるストーリーの豊かさ,出演者の語りの巧みさで子どもたちは学習への集中力を高めた。また,教師のきめ細かな指導によって,子どもたちは,自分の感想をしっかりまとめていた。初任教師の力量を番組が引き出した,よい授業であった。

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「自然とNHKの学校放送番組やデジタル教材に目が向く」

 本日,渋谷のNHKで,文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」のプロジェクト会議(コア・メンバー会議)が催され,私も参加した。
 本日は,10校の教師たちによる,NHKの学校放送番組とデジタル教材等を活用して子どもたちの学力向上を図る営みの総括を進めた。途中,富山大学の高橋先生が,「教室のICT環境が整備されれば,教師たちは,自然に,良質なコンテンツたる,NHKの学校放送番組やデジタル教材の活用に目が向きますよ」と指摘していたのが,印象に残った。私も,その「良質」の内容を,1)学習指導要領の目標・内容をカバーしつつ,発展的な教材を用意している,2)そもそも,見ていて(アクセスして)楽しい,3)しかも(質とは関係ないが)今のところ無償て提供されていると解説した。
 プロジェクトの本年度の成果は,こうした検討を重ねて,3月末には報告書にまとめられ。同時に,子どもたちの活動や作品とともに,Web上で公開される。

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2008.02.10

中国の高等教育システムの変遷

P1120145 本日午後,カリキュラム研究会に,中国のハルビン師範大学の鄭さん(大阪市立大学・大学院文学研究科の修了生)を迎えて,勉強会を開催した。彼女は,中国の高等教育システムの変遷をレポートしてくれた。社会システムの変化に応じて大学の制度や教育課程のどこがどのように変わってきたのかをきちんと整理して説明してくれたので,理解が進んだ。今回の勉強会は,2月に1回催している研究会の特別編であるが,鄭さんのおかげで得るものが多かった。
 ちなみに,ベテラン(?)もがんばらないといけないということで,矢野先生(大阪市立大学・教授)と私も英国の教育改革の動向やカリキュラム開発の事例をレポートさせてもらった。dog

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2008.02.09

家庭学習指導力調査の実施に向けて

 雪の中,調査研究プロジェクトのミーティングに出かけた。ここ数年取り組んでいる,総合学力研究会だ。ベネッセ教育研究開発センターを事務局とする,この研究会は,子どもたちの学力,教師の指導力,保護者の教育力をトータルに把握し,子どもの学力向上に教師・保護者のいかなる教育力がどのように影響しているかを明らかにするとともに,両者のよき関係の発展の可能性を探ってきた。
 研究会のメンバーは,調査を実施するごとに,メインテーマを定めてきた。次回のそれは,「家庭学習」だ。本日は,教師の家庭学習指導力の概念化,それをたずねる項目の策定等に従事した。私は,授業における指導スタイルと家庭学習の内容の連関について強調した。

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大阪も雪でいっぱい

P1010450 お昼前から,大阪も雪が降ってきた。ご覧のように,雪でいっぱいだ。雪国とは比べるべくもないが,大阪でこんなに降るのは,とても珍しい。思わず,(忙しいのに)撮影するほどなのだ。snow

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2008.02.08

協議会スタイルの改革

 本日,岡山市立吉備小学校を訪問し,第5学年の算数の授業を見学し,それを題材とする協議会に参加した。この学校の教師たちは,岡山県教育委員会の「授業で勝負!」支援事業実施校として,算数科における「コミュニケーション能力を大切にした授業づくり」に励んでいる。本日の授業でも,若い授業者が,子どもたちの思考を引き出し,それを練り合わせるべく,教材や授業展開等を工夫していた。
P1010445 そして同校の教師たちは,協議会スタイルの改革にも挑戦していた。6月にこの学校を訪れた際に,学級数29クラスの大規模校でおこなう授業研究,特に協議会では全員参加を実現するための仕掛けや環境設定が必要だし,「司会術」も磨かねばなるまいと私はコメントした。本日の協議会は,私のコメントに応えるべく,授業評価の観点を設けたり,グループ協議を採用したり,グループ報告時に司会が意見を整理して切り返したりしていた。よいことだと思う。こういう変化の有無は,不思議に,授業改善,それによる子どもの成長と軌を一にしているものだから。

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2008.02.07

1人の教師が1年に少なくとも5回は研究授業を実施する学校

 広島県府中市立上下南小学校の研究授業に参加した。この学校は,「論理的に考え,表現できる児童の育成~資料を読みとる力を高めるための指導法の工夫~」という研究テーマのもと,教員が精力的に実践研究を推進し,その成果を蓄積している。
P1010328 今日は,本年度最後の授業研究会であったが,1年生の道徳と5年生の国語の授業が実施された。両クラスの指導者を含めて,この学校の教師たちは,1人の教師が1年に少なくとも5回は研究授業(指導案を作成し,授業を同僚や外部の人に見てもらい,終了後に当該授業に関する協議が催される授業)を実施するそうだ。ものすごい厚みである。こういう学校がある一方,誰が研究授業を実施するかでもめにもめる学校,数十人の教師がいても1年に数回しか研究授業が実施されない学校もある。その違いはいったいどこから生まれるのか--。

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2008.02.06

学校研究推進上の工夫

 彦根市立中央中学校を訪問した。5時間目の授業をなんと5教科も見学した(数学と英語が少人数指導を実施しているので,7教室)。各教室に10分もいないわけだから,指導案を読み込んで念入りに準備をしていっても,授業の全容をつかめるわけではない。それでも,例えば導入時に本時のプロセスやゴールを明示すること,ICTを活用して説明を効果的・効率的におこなうなどの工夫が,複数の教科に共通していた。
P1010300 さらに,協議会は,5教科の部会に分かれて実施された。授業を実施しなかった教科の教師や管理職も,どこかの部会に加わり,写真のような様子となった。部会終了後には,全体会が催され,私が,各授業の特徴等を解説した。この学校を6月にも訪問したが,その時は,部会の後に全体会があり,そこで部会代表が部会における協議内容をレポートした。そして,記録に依れば,11月にも授業研究会が設定され,この時は,部会だけしか実施されていないが,それゆえ部会にかなりの時間が費やされているし,部会ごとに助言者が招聘されている。2月あるいは3月に研究を総括するためのミーティングが催されるようだが,この時には,各教師が実践をポスター形式で発表するようだ。
 学校における実践研究は,授業と同じく,創造的な営みだ。「これで完璧」という状況を迎えることはない。だから,この学校のように,チャレンジ,新たな工夫を試みることが,その発展には大切である。

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2008.02.05

修士論文作成の本格的なスタート

 昨日,本日と,我が大阪教育大学大学院実践学校教育専攻の修士論文審査会が催された。私は,異動したばかりだから,自分が指導した学生はいなかったが,いくつかの論文の審査を担当した。自分が審査を担当していない論文の発表もいくつか拝聴したが,それらはいずれも,ていねいに調査や実践に取り組んだ力作であった。
 そして,それを修士1年の学生,とりわけ現職教員の学生が熱心に聞いていたのが,印象に残った。彼らは,1年後の自分の姿を重ねているのだろう。そして,それは,私にもあてはまる。私も,自分が指導する学生が修士論文を作成することになる。私は,指導を担当する担当する学生には,理論やアイデアをぜひ実践化してもらいたいと願っている。それは,急に思いたってできることではない。だから,計画的に取り組まないといけない。いよいよ,修士論文作成が本格的にスタートすることとなる。

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2008.02.04

地域教育協議会に関するフォーラムの開催

 2月23日午後2時から,大阪市北区の北区民センターで,「小学校区教育協議会-はぐくみネット-」フォーラムが開催される。大阪市教育委員会は,平成14年度から,小学校区を単位とする地域教育協議会の設立を支援してきた。今年度は,296小学校区のすべてで,協議会が企画・運営されている。
 このフォーラムでは,4校区の関係者が報告や実演等によって,その成果の一端を報告する。同時に,パネルディスカッションを通じて,その経緯や工夫,今後の課題を共通理解する。私は,パネルディスカッションのコーディネータをおおせつかっている。
 誰でも参加可能なので,興味のある方は,ぜひ。詳細は,ここから。

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2008.02.03

修士論文は,かけた努力と時間がものをいう

 明日,明後日と,我が大阪教育大学大学院実践学校教育専攻では,修士論文の発表会が催される。私も,いくつかの論文の審査を担当する。それでここ数日,それらを読破するのに,かなりの時間を費やした(ちなみに,今年度は異動したばかりなので,指導を担当した学生はいない)。
 本学の学生に限ったことではないが,やはり修士論文は,かけた努力と時間がものをいう。今回担当したものはいずれも,研究目的に即して資料を集めたり,調査を実施して自分なりの結論を導き出していた。もちろん,完璧な論文など存在していないので,論旨が整っていなかったり,問題の所在が演繹的に説明されていない箇所については,査読者としては指摘せざるを得ない。けれども,それを補って余りある特長が各論文にあったので,読み応えがあった。

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2008.02.02

今年もたくさんの研究授業に接して

P1010157 これから数週間,様々な校内研究・研修への協力が相次ぐ。いずれも,研究授業を伴うものだ。今年もたくさんの研究授業に接した。小中学校のあらゆる教科・領域のものを見た。今年は,高等学校の授業もいくつか目にした。たくさんの研究授業に接して,それらを比較してみると,授業の共通性と多様性を実感できる。1年間に同じ人の授業を数回見学して,その発展や停滞を感じることもできる。指導案を事前にチェックし,授業をしっかり見学して,その特徴と課題を多面的に分析するのは,とても大変なことだ。けれども,それらを繰り返すことで,授業を立体的に検討できるようになる。だから,今年の残る時間も,また来年も,そしてそれ以降も授業の見学や分析を続けていこうと思う。

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2008.02.01

ICT活用授業研究会の開催(和歌山大学教育学部附属小学校)

 本日,和歌山大学教育学部附属小学校で,「第2回ICT活用授業研究会」が催された。同校は,11月に公開研究発表会を終えたばかりだが,それから3月も経たないうちに,また授業公開日を設けるのだから,大したものだ。同校の教師たちの底力を感じる。また,それを促した,和歌山大学教育学部の野中先生たちのリーダーシップにも感心させられた。
P1010181 研究会のメニューも,基調提案,提案授業と公開授業1,研究授業(3分科会で協議される),対談とパネルディスカッションというボリューム,レパートリーであった。研究授業では,私は,2年生の算数と3年生の理科におけるICT活用を見学したが,いずれも,子どもたちの思考の精錬に,自作のデジタルコンテンツが役立っていた。また,子どもたちの学習意欲の喚起や集中力の維持にも,ICT活用が効果的であった。
 パネルディスカッションの最後に,私は,教師たちのようなチャレンジ精神,それを喚起したり支えたりする校内コーディネータの存在,それを活性化する校外サポーターや外部リソースの活用が,同校のICT活用授業の進展を支えていることを図示した。

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