協議会スタイルの改革
本日,岡山市立吉備小学校を訪問し,第5学年の算数の授業を見学し,それを題材とする協議会に参加した。この学校の教師たちは,岡山県教育委員会の「授業で勝負!」支援事業実施校として,算数科における「コミュニケーション能力を大切にした授業づくり」に励んでいる。本日の授業でも,若い授業者が,子どもたちの思考を引き出し,それを練り合わせるべく,教材や授業展開等を工夫していた。
そして同校の教師たちは,協議会スタイルの改革にも挑戦していた。6月にこの学校を訪れた際に,学級数29クラスの大規模校でおこなう授業研究,特に協議会では全員参加を実現するための仕掛けや環境設定が必要だし,「司会術」も磨かねばなるまいと私はコメントした。本日の協議会は,私のコメントに応えるべく,授業評価の観点を設けたり,グループ協議を採用したり,グループ報告時に司会が意見を整理して切り返したりしていた。よいことだと思う。こういう変化の有無は,不思議に,授業改善,それによる子どもの成長と軌を一にしているものだから。
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