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2008.05.31

信州大学教育学部の大学院GP

 今,妙高青少年自然の家にいる。信州大学教育学部が企画・運営している大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)「授業研究アリーナで共創ずる『臨床の知』」のフォーラムに参加するためだ(「教師によるアクションリサーチの充実に向けて」というタイトルで講演を仰せつかっている)。
P1020482 本日は,プロジェクトメンバー間がコミュニケーションを深めるための様々なワークショップに従事した(私も,部外者ながら,参加させていただいた)。例えば,写真は,グループのメンバーが目隠しをしてパズルに挑むものである。その他,10種類くらいの活動を体験し,コミュニケーションを活性化するための技を教えていただいた。それらは,教員研修の導入時の活動に使えそうだ。

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学校放送番組の魅力

P1020458 P1020453 昨日見学した,千代田区立番町小学校の5年生の理科の授業では,NHK学校放送番組『ふしぎワールド』が活用されていた。驚いたことに,番組が始まると,教室の後ろの方の子どもたちが立ち上がってディスプレイを見ようとしていた。その子どもたちは,15分間ずっと,立ったまま,番組を視聴していた。それも,必死になって。
 この番組の内容や構成について,私は,少々疑問を抱いていた。例えば,果たして,あのようなキャラクターが必要なのか,クイズが子どもたちの思考を遮らないか等々。今もそれらが払拭されているわけではないが,番組に魅力があるからあのような子どもたちの姿を目にできることは間違いなかろう。

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2008.05.30

習得・探究・活用による学び

 千代田区立番町小学校で5年生の理科の授業を見学した。同校は,私が委員を務める,文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」の協力校である。
 同校では,理科の学習における習得・探究・活用のあり方,その関連のはかり方を教師たちが実践的に研究している。本日の授業では,習得と探究による学びを徹底するために,NHKの学校放送番組が活用されていた。番組で提示される映像,投げかけられるクイズを通じて,子どもたちは,学び直しを充実させていた。この後,彼らは,「天気予報士になろう」というテーマの下,例えば運動会の日の天気を予想するなど,活用型の学習に従事する。

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2008.05.29

大規模校における授業研究会

 本日,大阪市立常盤小学校で第6学年の社会科の授業を見学した。元寇が鎌倉幕府の滅亡に与えた影響を考察するという,難しいテーマに迫る授業であった。授業者は,何度も指導案を書き換え,授業に臨んだ(私も,二度,相談にのった)。その甲斐あってか,子どもたちは,しっかりとこの問題を考えていた。
 この学校は,児童数が1000人を越える大規模校だ。ゆえに,教員も40人以上が事後協議会に出席する。さらに,インターンシップでお世話になっている本学学生なども加わり,会議室はぎゅうぎゅう詰めだった。6時間目に研究授業が設定されたので,時間も足らなかった。それでも,グループ(学年団)での協議は活発だったし,各学年を代表して示されたコメントにも熱がこもっていた。各教師たちの授業研究熱が高いからだろう。
 もちろん,教師たちの熱意に,道具(例えば授業評価シート)の活用や環境設定(例えば座席のレイアウト)の工夫がそれに加われば,さらに議論は盛り上がり,同時に充実するはずだ。また,各教師が自らの授業の改善アイデアを構想する,振り返りタイムを設定できれば,協議会がなおいっそう有用なものになろう。今日のコメントでは,それも示唆しておいたから,授業研究を尊ぶ、彼らはきっとそれも自分のものにしてくれるだろう。そして,
11月14日に同校で催される,社会科教育の全国大会等では,それも披露してくれるはずだ。
 それにしても,実は,この学校は,大学から徒歩15分強くらいの距離にある。そこで,事務室で,自転車をお借りして学校を訪問した。スーツを着たまま自転車で学校現場の授業研究会に向かうというのは,自転車王国と言われる,岡山でも味わえなかった体験だ。最初は気持ちよくペダルをこいでいたのだが,あろうことか,道に迷い,30分近くかかって,汗だくで,学校に到着した。慣れないことはやるべきではない?いいや,授業づくりと同様,チャレンジすることは,創造への第一歩であるから,それでよいのだ。

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2008.05.28

講義で学生から「先生って--」と言われて

 本学で「教育実践の研究Ⅱ」という講義を担当している。これは,我が国の最新の教育方法について講ずるものだ。本日は,小学校の外国語活動について,その実践動向を示した。また,それを支える教育メディアたる,NHK学校放送及びデジタル教材を解説した。その際に,我々が普及パンフレットと呼んでいる,「教育テレビ&ICT活用で授業力アップ」を配布した。これには,学力向上に向けた,様々な放送教育実践とその解説,さらには,学力向上のための指導力チェックリスト等が掲載されている。
Kihara_01 私はこの小冊子の監修者を努めているので,トップページに,写真入りで「大阪教育大学教授 木原俊行」と紹介されている。それを見て,学生があっけらかんとして言った。「先生って,教授じゃないみたいですね」と。貫禄がないということか--。学術的な迫力に欠けるのであろうか--。小冊子に載っている,このイラストがかわいいので,そう思われただけだということにしよう。

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2008.05.27

学校リスクマネージメントに関する教員研修の企画・運営

 本日も,摂津市教育委員会を訪れ,事務局のスタッフや小中学校の教員と打ち合わせをおこなった。例の「学校リスクマネージメント」に関する教員研修のプログラムの企画・運営のためだ。7月31日午後に,中学校区を単位として,すなわち,2小学校,1中学校の教員90名ほどの合同研修として企画・運営されることになった。学校リスクの枠組みに関する解説,いくつかの事例分析等で構成される。
 本日は,事例分析の題材についてかなりの時間を割いて議論した。結局,当日は,1)チャイムが鳴っても教室に子どもが戻っていない場合,2)子ども同士のトラブルに関する保護者からの要求への対応を題材として,それらのマネージメントを考察することになった。

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2008.05.26

NHK学校放送番組『伝える極意』の活用(第64回なにわ放送教育研究会)

 本日夜,谷町のNHK大阪で,第64回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,今年度にスタートした学校放送番組『伝える極意』の第2回,第3回を活用した実践を報告してもらい,それについて様々な議論を繰り広げた。
 番組で紹介される「小学生の児童の活動」は「等身大のモデル」として機能するだろう,番組に登場する達人の説明は教師の説明よりも分かりやすい(番組の教師と教室教師のティームティーチングが効果的),番組で示唆するコツは学習指導要領の内容を越えており発展的な教材として価値があるといった肯定的な評価が示された。その一方で,このタイプの番組につきまとう,教師が教材研究で番組を視聴すれば子どもには見せなくてもよいという意見も登場した。
 本日の報告者は,番組の視聴とそこで示された活動の導入を繰り返して,つまり番組のストーリーに即して,1分間スピーチを充実させていた。そして,その意義を,事前・事後アンケートによって確認していた。当人がいみじくも述べていたが,番組活用によって、子どものスピーチへの意欲が高まり,またそのスキルが充実したとようだ。やはり,子ども自身が視聴する価値があるということだろう。

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2008.05.25

教員採用試験対策の講習で講師を務めて

 24日土曜日に本学(天王寺キャンパス)で催された採用試験対策の講習会の講師を務めた。教職教養に関する,3つの活動を構成した。第一は,過去問題の解説である。教育課程や学習心理学,学校評価等,得意分野は問題文に関連する,様々な知識を整理した。第二は,予想問題の演習である。文部科学省のホームページに掲載されている答申等から問題を作成し,学生に解答させ,そのコツを伝授した。そして,最後に,道徳教育の充実や保護者対応をトピックとして模擬面接を実施した。1つのトピックについての発言を「立体的に構成」するよう,促した。
 参加した学生は,「ためになった」と言ってくれていたらしい(卒論指導を担当している学生からの情報)。けっこう準備に時間をかけただけに,そう言ってもらえてほっとした。

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2008.05.24

大学院・実践学校教育専攻の特別集中講義「大阪の学校づくり」

 本日午後,大学院・実践学校教育専攻の特別集中講義「大阪の学校づくり」に,ゲストとして参加した(担当は大脇教授)。今回のテーマは,「授業づくりの政策と実践」である。まず最初に,授業づくりに関する全国的な実践動向を私がこうじた。
P1020407 それに続いて,大阪府教育委員会の指導主事が大阪府の授業づくりに関する施策等を紹介した。また,彼女は,受講生に,小学校1年生にあいさつの重要性等を実感させるための活動プランを策定させ,模擬的に実施(いわゆる模擬授業)させ,相互評価させた。
 最後に,私が,コーディネータとなって,本日の3コマ(なんと5時間弱も)から,授業づくりについて新たに気づいたことやこれからの展望について,整理してもらった。長丁場の講義で多少疲れたが,受講生の振り返りを聞いてみると,授業づくりの考え方やアイデアが拡張されたことが分かったので,参加した甲斐があった。

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2008.05.23

研究発表会の重要性について訴える(松下教育研究財団の役員会にて)

 バースデーの今日,虎ノ門のホテルで催された松下教育研究財団の役員会で,研究プロジェクトの概要を報告した。このブログでも度々レポートしている,三次市立三和小学校(財団の20年度実践研究助成校)と連携して開発する『「研究発表会」開催の手引き』の作成の意義,手順等についてである。教師たちが実践研究の方法論を会得していく必要性,その一環として企画・運営されるべき研究発表会,その外部評価としての機能などを10分ほどで説明した(時間が足らず,至難の業)。役員の方々からたくさんの質問やご意見を頂戴したので,改善点はあるものの,このプロジェクトの可能性についてはそれなりに伝わったのではないかと思った。
 再度,案内しておこう。三次市立三和小学校では,今年度,3度,授業の公開や研究発表を催す。9月11日(木),11月28日(金),2月6日(金)である。この学校が,自分たちにとっても参加者にとっても得るものが多い研究発表会を企画・運営できるかどうか。ぜひ,自らの目で確かめてもらいたい。

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2008.05.22

教員採用試験対策の講習

 我が大阪教育大学,特に所属する第二部は,教員養成を目的とする組織である。卒業要件にも教員免許の取得が位置付けられている。だから,春から,教員有志による採用試験対策の講習会が催されている。24日の土曜日のものは,私が担当だ(19:00-21:00)。内容は,教職教養。これがまた,内容が幅広い。さらに,実際の問題を眺めてみると,けっこう難しい。受験生たる学生も,大変だ。でも,毎日必死で勉強している彼らの努力に報いるために,微力ながら,自分なりに協力したいと思う。

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2008.05.21

講義でいろいろ考える

 今年度は,学部のある講義でいろいろ考えさせられる。受講生の一部に,あまり態度のよろしくない学生がいるからだ。携帯電話でメールの送受信をする,サークル関係(?)の作業をやっている,講義室を出入りする等々だ。注意をしても繰り返す者さえ,いる。昨年度赴任してきて,我が大学にそんな学生がいない(極端に少ない)ことを誇りにしていただけに,少々残念だ。もちろん,それは,講義をする側の授業力が足らないと認識しなければならないだろうが--。でも,できる限り工夫しているのであるが--。

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2008.05.20

放送教育の実践を発表しよう(第59回放送教育研究会全国大会)(再)

 全国放送教育研究会連盟が催す,第59回放送教育研究会全国大会の実践発表者が公募されている。この大会は,平成20年10月24・25日に開催されるが,課題別・番組別研究交流会とポスターセッションにおいて,放送教育の実践をレポートしてくれる実践家を全放連は求めている。自らの実践について他の教師や番組制作者や研究者に批評をしてもらえる,また他の実践にふれられる,よき機会なので,ぜひ,応募してもらいたい。応募締め切りが近づいている。23日である。全国の放送教育実践者の方,忘れないように,申し込んでください。

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連続講座の可能性(鳥取県教育センターの新任研究主任研修)

P1020382 鳥取県教育センターで開催された「新任研究主任研修」に協力した。小中学校等の60人ほどの研究主任が参加するこの研修は,2回で構成されている。第1回目は5月に,学校研究のモデルと事例について学んだ後,所属校の以降の研究を充実させるためのアクションを計画し,それを宣言する。そして,第2回目は10月に,その進捗状況についてレポートし,相互評価するという流れだ。連続講座の可能性が発揮された,よい構成だ。第1回目の講座においても,写真のように,鳥取県の新任研究主任たちは,実にまじめに,自校の研究に必要となるアクションを考えていた。

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2008.05.18

研究主任の交代

 鳥取県教育センターで開催される「新任研究主任研修」に協力することとなった。小中学校等の60人ほどの研究主任が参加するという。鳥取県の学校数からすれば,これは相当の人数だ。昨年度も協力したが,似たような状況だったと思う。新任の研究主任が次々と生まれているということになるから,その交代が盛んだということになる。
 どれくらいの期間で,研究主任は交代すべきなのか。研究の継続・発展性を保つためには,1年で交代というのは,一般的にはよろしくなかろう。そうかといって,同じ方が5年も6年も務めているというのも,不自然な気がする(後進を育てられないことの証かもしれない)。学校における実践研究のリーダーの資質やアクションについて,それなりに検討してきたが,今後,この問題も考えてみよう。

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2008.05.17

カリキュラム・リーダーシップのモデル開発

 本日も我が研究室で,矢野先生(大阪市立大学)及び森先生(愛知江南短期大学)と,ミニ研究会を開催した。3人で推進している,カリキュラム開発に必要とされるリーダーシップに関する理論的・実践的研究の学会発表準備のためだ。本日は,国内外の学校視察を通じて得られた知見を比較検討し,カリキュラム・リーダーシップが発揮される学校の授業や研修等の特徴を明らかにした。それらを構造化したモデルを,7月上旬に開催される日本カリキュラム学会第19回大会(於:鳴門教育大学)で提案したい。

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2008.05.16

授業研究と教師の成長』増刷なる!

 私は,2004年2月,『授業研究と教師の成長』(日本文教出版)を上梓した。博士論文「教師の授業力量形成に関する総合的研究」をほぼそのまま載せた本である。自分では,それなりに実践的な知見を記したつもりであるが,やはり,学術論文であるから,内容の専門性が高く,分かりやすいとは言えない。懇意にしてもらっているT県のM教諭が「難しくて,読んでも全然分かりませんでした」とコメントするくらいである(少し,ショックだった)。
 ところが,意外なことに(?),昨日,この拙著が増刷されることになったと出版社から連絡が入った。当該出版社が在庫の山を抱えて困っているだろうと常々思っていただけに,ほっとした。また,注目してくださる方がそれなりにいらっしゃることが分かって,ちょっぴり嬉しかった。

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2008.05.15

教師や授業づくり,学校について学ぶ文化

 現在,22時前だ。自分の研究室にいるのだが,隣の演習室で十数名の学部生がなんだかんだと議論を繰り広げている(壁が薄いせいか,声がよく聞こえる)。部屋を出たところで,知り合いの学生に会ったので,何をしているのかと聞いてみた。すると,ある講義でおこなう模擬授業の準備をしているとのことだった。教員に指示されたわけではなく,まったく,自主的にやっているらしい。自分の講義を履修している学生の様子にも感じることであるが,ここ(大阪教育大学の第二部)では,「教師や授業づくり,学校について学ぶ文化」を学生たちがよく育んでいる。すばらしいことである。感心したので,お菓子を差し入れした。

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2008.05.14

『学校研究「継続・発展」の手引き』のリクエスト

 先日も紹介したように,私は,平成19年度,松下教育研究財団の支援を受けて,『学校研究「継続・発展」の手引き』を作成した。希望者に,1冊お渡しすることにしたら,全国各地から,リクエストの手紙が届いた。驚いたことに,そのほとんどが知らない人からだった(知り合いからのリクエストは,ほとんど来ない--ちょっと寂しい)。「ブログを読んで,勉強しています」といった声もたくさん,聞かせてもらった。このブログも,少しは,勉強熱心な教師(大学研究者)のためになっていることが分かった。
 ところで,この小冊子,まだ残部があるので,続けて,希望者の方に郵送しようと思う。次の住所に,宛先を記載して200円切手を貼った封筒(A4サイズの小冊子が入るサイズ)を送ってもらえたら,数日以内に,お届けしよう。
 〒543-0054 大阪市天王寺区南河堀町4-88 大阪教育大学・教育学部・天王寺キャンパス 木原俊行

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2008.05.13

学級目標は,『「たこやき」なクラス』

P1020364 本日は,大阪市内のある小学校を訪問した。学校評議員の一人として,学校経営方針を拝聴したり,教室や授業を見学したりした。3年生のある学級の目標は,写真のように,『「たこやき」なクラス』であった。いかにも大阪といった,このコピーの「た」「こ」「や」「き」が何を示しているか,読者はお分かりだろうか。
 この学校では,すべてのクラスで,学級目標を教師と児童が相談して定めている。だから,このような合い言葉も生まれてくるのであろう。『「たこやき」なクラス』は,実は少々発音しにくいが,学級目標としては,子どもたちの思いがこもった,ほかほかのコピーだから,それでよいと思う。

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2008.05.12

研究授業後の協議会の充実

P1020257 三次市立三和小学校の授業を見学し,それに関する協議会にも参加した。同校は,国語科と算数科を対象として,思考力・表現力の育成を試みている。それに,視聴覚メディア,とりわけ電子情報ボードの活用を位置づけようとしている。写真のように,国語の教科書の本文を提示して,子どもの集中力を喚起・維持するといった,ICT活用の「基礎的効果」を教師たちは既に駆使できるようになっている。
P1020350 それ以上に充実しているのが,協議の進め方である。最近では,授業見学の際の気づきを付箋に記し,それをグルーピングして議論のポイントを定めるといったアクションは,当然視されつつある。この学校の協議会では,それを活性化する小技をいくつも確認できる。例えば,写真のような空間のレイアウト(発言しやすくなる座席の設定),例えば(参加者の発言の回数や内容を踏まえた)司会の意図的な指名,各人や部会の明日からの課題を明らかにする「振り返りタイム」の設定等である。参加型とかワークショップ型といった名前は付いているものの,わいわい言っているだけで,各人が授業づくりについてのアイデアを精錬させるための工夫が足らない協議会も,残念ながら少なくない。それを打開する術を,この学校の教師たちは自然に発揮している。

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2008.05.11

NHKに12時間以上もいて――

 今日は,NHKに,朝10時過ぎから夜10時過ぎまで,12時間以上もいた(そういえば,自宅に12時間以上いることはそう多くはない--)。前半は先導的教育情報化プログラムの全体会議の議論等に,後半は「NHK学校放送の将来を考えるプロジェクト」で実施するアンケート調査の項目等の作成に,時間を費やした。おかげで,NHKの1階食堂で,お昼ご飯も晩ご飯も食べることとなった(ちなみに,お昼ご飯は,カレーうどんとシューマイ,晩ご飯はもやしラーメンに野菜サラダである)。昨日,一昨日も,東京でミーティング漬けで,ちょっとくたびれ気味。

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2008.05.10

三次市立三和小学校の研究発表会等(松下教育研究財団の実践研究助成・特別研究指定校)

 三次市立三和小学校は,平成20年度・21年度と,松下教育研究財団・実践研究助成の特別研究指定校となる。この指定校は,研究発表会の開催や授業公開等が義務づけられている(申請の条件)。
 同校は,9月,11月,2月に,他校の教師たちが参加可能な研修会を開催する。9月や2月は,三次市の教育委員会や小学校教育研究会と連携して,地域の学校の教師たちが学ぶ機会として位置づけられている(他地域の教師も,もちろん参加可能である)。
 そして,11月28日(金)は,広島県視聴覚教育研究大会の会場校として,全クラスで授業を公開し,また3つの分科会に分かれて授業に関する協議を繰り広げることになっている。もちろん,研究発表もあるし,他校の教師たちが実践をレポートする分科会も設定されている。たいへん内容の濃い,研究会だ。読者も,これらの研究会への参加をぜひご検討いただきたい。

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2008.05.09

松下教育研究財団の実践研究助成の助成式にて

 本日,東京の芝パークホテルで,松下教育研究財団の実践研究助成の助成式が催され,私も,審査委員として出席した。本年度は,全国の小中高等学校等が74件の助成を受けることとなった。この助成式では,助成を受けることになった学校は,研究計画をレポートし,それに対して審査委員や他の学校のリーダーから,意見をもらう舞台が用意される。計画を作成して持参するのは面倒なことではあるが,取り組んだ教師たちの多くは,「やってよかった,いろいろな意見が参考になった,計画が具体化された」等とその意義を実感する。
 この助成,助成額が高いわけではないかもしれないが,実践研究のマネージメントサイクルを活性化してくれるという意味で,とても有用なものである。毎年12月になると次年度の助成の募集が始まるので(締め切りは通常1
月末),次の助成には,読者も,ぜひ,応募されたい。

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2008.05.08

教員研修を企画する指導主事の意欲

 本日,滋賀県教育委員会の指導主事が,私の研究室を訪ねてきてくれた。彼は,自分が担当する,研究主任向けの研修や10年経験者研修のデザインについて,私に相談があると言って,はるばる彦根からやってきた。すごい意欲である。1時間強の相談のために,その何倍もの時間を費やして,天王寺までくるのだから。
 しかも,彼は,ちゃんと,自身で研修のデザイン案を組んで事前に私に送ってくれた。だから,短時間であっても,建設的な意見交換ができた。私も,行政研修に協力することも多いが,時として「先生にお任せします」と丸1日の研修のデザインを預けられ,閉口することもある。そうしたスタイルでは,指導主事力が高まるわけがない。そんな人が学校現場の教員の指導力を高めるための研修を企画・運営できるであろうか。答えは,言うまでもなかろう。今日の指導主事の姿勢をモデルにしてもらいたいものだ。

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2008.05.07

『学校研究「継続・発展」の手引き』

P1120200 私は,平成19年度,松下教育研究財団の支援を受けて,学校研究の継続・発展に関する研究を実施した。2名の研究主任に,継続・発展を意識して,所属校でアクションを起こしてもらい,それを整理した。また,松下教育研究財団の実践研究助成を受けた学校が年度をまたいでそれをどのように継続・発展させているかを,実際に学校を訪問し,ヒアリングした。
 その成果を,『学校研究「継続・発展」の手引き』にまとめた。特に,14項目から成る「学校研究『継続・発展』の評価基準」は,我ながらユニークで有用なツールだと思う。
 9日に東京で同財団の平成20年度の実践研究助成の助成式があるが,そこで,助成を受けることになった学校に配布される。彼らの取り組みが平成20年度はもちろんのこと,それ以降も成長することを願ってのことである。
 私のところにある残部を希望者の方に郵送しようと思う。次の住所に,「宛名を記載して200円切手を貼った」封筒(A4サイズの小冊子が入るサイズのもの)を送ってもらえたら,数日以内に,お届けしよう。
 〒543-0054 大阪市天王寺区南河堀町4-88 大阪教育大学・教育学部・天王寺キャンパス 木原俊行

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2008.05.06

なぜ「研究発表会」を開催するのか

 先日も記事を投稿したように,今年度は,学校研究の一環たる「研究発表会」について,その企画・運営に関する実践的知見を集積している。ある学校の研究主任に,研究発表会開催までのアクションを刻銘に記録してもらったり,いくつかの学校のものに参加してチェックリストを用いて評価したりする。
 まだ始めたばかりだが,根本的な問題がつきまとう。なんのための研究発表会なのか。誰のためのものなのかという問題である。両者が矛盾する場合があって解決が難しいのであるが,主催する学校にも,参加する他校の教師等にとっても得るものが多い研究発表会のデザイン,それに至るプロセスを具体的に示したい。「研究発表会」開催に関する実践的知識を蓄積するために,このブログの読者にも協力をお願いすることがあるかもしれない。その際には,よろしくお願いいたします。

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2008.05.05

研究のよいところを見いだす

 本日は,ある学術雑誌に投稿された論文の査読・判定に時間を費やした。これが,なかなか,難しい。著者は,自分の研究を自分の論理で提案するが,読者はそのすべてを受け止められないと感じた。けれども,それは,研究の意義や独創性を否定するものではない。それらを読者が納得できるように,どう修正していただくか--。分かりにくさを理由に,論文を採録不可とできなくはないが,学会は,学術研究を認め合うコミュニティであるべきだから,研究のよいところを見いだして,それがいっそう明確になるように,読者にアピールできるように,著者に修正を求めることを,私は,自分に課すようにしている。もちろん,返戻にせざるをえない場合もあるし,修正文を分かりやすく示すのがこれまた大変な場合もあるが--。

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2008.05.03

放送教育の実践を発表しよう(第59回放送教育研究会全国大会)

 先日,全国放送教育研究会連盟が催す,第59回放送教育研究会全国大会の実践発表者の募集が始まった。この大会は,平成20年10月24・25日に開催されるが,課題別・番組別研究交流会とポスターセッションにおいて,放送教育の実践をレポートしてくれる実践家を全放連は求めている。自らの実践について他の教師や番組制作者や研究者に批評をしてもらえる,また他の実践にふれられる,よき機会なので,ぜひ,応募してもらいたい。応募締め切りは,23日である(誰かのバースデー)。

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2008.05.02

2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト

 本日も,渋谷のNHKで,「2011年以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究プロジェクト」の会議が催され,私も参加した。これは,地上デジタル放送が完全実施となり,また新しい指導要領が小学校で全面実施となる(予定),2011年,そしてそれ以降のNHKの教育サービスのあり方について,具体的に提言するための調査研究である。
 本日は,主として,6月に実施する予定であるWebアンケート調査の対象,内容,手続きについて詳細に検討した。2001年に実施した,やはりNHK学校放送の将来像に関する調査との継続性,NHK放送文化研究所が実施する大規模調査との異同など,検討すべき事項は多い。しかしながら,NHK側が7月には学校現場の意向を把握したいと願っているので,そうのんびりとも構えてはいられない。あと1月ほど(それ以降も?),アンケート項目等との格闘が続く。

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2008.05.01

学校リスクマネージメントに関する行政研修の企画・運営

 本日,大阪府教育センターを訪れ,学校経営研究室のスタッフと,センターで催される管理職対象の行政研修の企画・運営について打ち合わせをおこなった。本学がGP事業として取り組んでいる,「学校リスクマネージメント」に関する事業の一環として,府の教育センターで催される管理職対象の研修に,この内容を盛り込むためだ。9月に義務教育学校の新任学校長に対して,11月に高等学校や特別支援学校の学校長に対して,学校リスクマネージメントの考え方の解説や事例研究等を柱とする,プログラムを企画・運営する。私の専門たる「授業研究と教師の成長」とは異なる分野であるが,研修の企画・運営として通ずるところもあるので,チャレンジしてみたい(しなければならない)。

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