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2008.08.11

学力向上とICT活用の接点に熱い眼差しを

 本日,和歌山市のマリーナシティで催された,和歌山県教育委員会の「10年経験者研修教科指導研修1(小・中学校の部)(紀北の部)」に参加した。この教員研修講座の目的は,「確かな学力の育成についての理解を深め、学習指導法の工夫・改善の在り方に関する講義・演習を通して、指導力の向上を図る」ことである。
 私は,学力向上に関する実践動向を解説し,その中で,その方法論(の1つ)として,ICT活用の3タイプを紹介した。すなわち,子どもの興味を高め,集中力の維持・向上を図る「基礎的効果」,子どもの思考を活性化させたり,振り返りを充実したりする術としての「本質的効果」,そして,自学自習等の環境としての「もう1つの効果」である。
P1030861 講座の後半に,参加者に2学期の学力向上アクションプランを作成してもらい,グループ内で,また全体で,それを発表してもらった。そのプランに,ICT活用が少なからず記載されていた。10年目を迎える教師たちは,学力向上とICT活用の接点に熱い眼差しを注いでいるようだ。

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