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2008.08.31

人間力の育成を目指した授業実践

P1040096 本日,全国放送教育研究会連盟(全放連)の人間力育成プロジェクトのミーティングが催された。このプロジェクトは,全放連がプロジェクトチームを組んで取り組む,研究活動だ。本日は,写真のように,メンバーが1学期に取り組んだ,人間力の育成に向けた授業実践をポスター発表にて交流した。また,人間力の定義と構造について意見を交換し,全放連型の「人間力」モデル,つまり放送教育と人間力の育成の接点,「共感」を強調した能力モデルを暫定的に定めた。
 これらの活動は年度末まで続く。そして,その中間的な成果が,10月の放送教育研究会全国大会や2月の成果発表会にて披露される。

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2008.08.30

修士論文を作成する際に

 本日は,私が所属している,大阪教育大学大学院の実践学校教育専攻(院生の大半が現職教員)の修士論文中間報告会が催された。様々な取り組みを聴いたが,やはり,自らの実践を題材にして研究を進めている院生のものが説得力があったと感じだ。彼らが実感を持って語っているからだ。
 もちろん,それにも落とし穴がある。自らの実践の現状がそのまま一般的な実践動向として把握されているケース,実践の制約(例えば対象とする教科や学年が選択的に決定されていない,教材開発すべきであるが教科書教材の利用に縛られている等)が研究のデザインをゆがめていることを当然視しているケース等もあった。
 教員のみならず,誰であっても,修士論文を作成する際に,理想通りには進められない。しかし,それを追究することで得られるものも多い。だから,妥協しないことが大切なのである。それも,最後の最後まで。

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2008.08.29

アドリブで質問を投げかけても(寝屋川教育フォーラム2008にて)

 29日午後,寝屋川市立市民会館大ホールを会場にして,寝屋川教育フォーラム2008が催された。シンポジウム「授業ではぐくむ『生きる力』-感じる・考える・表現する-」に登壇し,コーディネータ的役割を果たした。登壇者の一人は,盟友の堀田さん(メディア教育開発センター)だったから,進行しやすかった。新学習指導要領が重視する学力,それを実現するための授業づくりや条件整備等について,アドリブで質問を投げかけても,彼は,即応して,ちゃんとコメントしてくれた。とても感謝しています(堀田先生へ)。

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2008.08.28

授業研究について学ぶための好著(『授業の研究 教師の学習』)

 本日は,ある原稿の執筆に追われた。その際に,『授業の研究 教師の学習』(秋田喜代美・キャサリン・ルイス編著,明石書店,2008年)を再読した。例えば,アクションリサーチとレッスンスタディ(授業研究)の共通点と相違点の比較などが提案性に富んでいる。また,米国,香港等の海外における授業研究の動向についても様々な情報や知見を得ることができる。授業研究の特徴や性格,動向について学ぶための好著であろう。

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2008.08.27

英語番組の活用を考える(第67回なにわ放送教育研究会)

P1040075 本日夜,谷町のNHK大阪で,第67回なにわ放送教育研究会が催され,私も参加した。今日は,『えいごでしゃべらないとJr.』を全員で視聴(今日はプロジェクターがなく,私のコンピュータを利用した),その活用について意見を交換した。番組で文字が映され,また日本語が用いられているのは,NHKのこれまでの小学校用英語番組にはなかった構成や演出である。
 番組の主柱を占めるのは,子どもたちが外国人と繰り広げるキャンプ活動,そこでの料理の様子である。これを視聴する子どもたちにも経験させるのか,それはできないので表現だけをまねさせるのか,それとも視聴するだけでよいのか,メンバーの意見は分かれた。

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2008.08.26

研究主任のチャレンジ精神

P1040050 守口市立橋波小学校の校内研修に参加した。同校は,思考力や表現力の育成を研究テーマにかかげ,各教師が対象教科等を定めてそれに迫るという,研究の枠組みを採用している。教師によって具体的な取り組みが異なるので,アイデアの交流が難しい。そこで,研究主任が模擬授業を実施して,それを題材とするワークショップを繰り広げた。教師たちは,模擬授業の中で子どもが取り組む活動を実際に体験し,そこで得られた印象をもとに,研究主任が実施した授業の手だて等を思考力と表現力の育成をクロスさせた座標の中に位置づけた。写真のような様子である。
 その後,教師たちは,自らが2学期以降に試みる,思考力や表現力を育成するための取り組みを交流していた。模擬授業,それを踏まえたワークショップがあったからであろう。教師たちのプラン作成は,スピーディで,しかもよく練られたものになった。やはり,研究主任のチャレンジ精神の有無によって,学校研究の盛り上がりは変わる。それを今日も感じた。

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2008.08.25

ゼミ生が「勉強になりますから--」と言ってくれて

 私は,大阪教育大学大学院の実践学校教育専攻の院生(その大半が現職教員)の修論指導を担当している。月末に,中間報告会が催されるので,26日に発表練習会を設定した。本番さながらに,定められた時間で分かりやすく報告してもらい,これまた決められた時間で質疑応答をおこなう。
 私はずっと彼らを指導してきたので,当然,聞かなくても内容が分かる。だから,初めて研究内容を初めて聞いて理解できるかどうか,私では確かには判断できない。そこで,卒論指導を担当しているゼミ生に協力を仰ぐことにした。理科系の研究室とは違い,大学院生と学部生はほとんど顔を合わせたこともない。そもそも,院生の研究テーマは,学部生のものと大きくことなる(ちなみに,修論のテーマは,保護者の参画プログラムの開発,暗黙知の伝承のためのツール等の開発である)。にも関わらず,事情を説明したら,急なリクエストにも関わらず,「勉強になりますから--」と言ってくれて,彼らが発表練習会に参加してくれることになった。うれしいことだ。彼らの教職に対する熱意には頭が下がる思いである。

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2008.08.24

教科における情報教育の実践プランの作成(奈良教育大学大学院「情報教育演習」)

 本日も,奈良教育大学で,大学院の集中講義「情報教育演習」を実施した。本日は,最終日であるが,情報教育の枠組みを再確認した後,受講生に,ある中学校の保健体育科における情報教育実践を分析・評価してもらった。また,自身のこの1年間の情報教育実践を点検してもらい,それらを踏まえて,2学期以降に実施する情報教育プランを策定・報告してもらった。
 教科における情報教育の実施は,そう簡単ではない。教科の目標・内容と情報教育のそれとの接点を開拓しなければならないからだ。生徒にコンピュータを使わせれば,それで教科における情報教育が成立するわけではない。それは,要するに,各教科の教材論に精通していなければできないことだ。だから,本日は,受講生に,教科における情報教育を展開しやすい教材,その取り扱いについて構想してもらった。

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2008.08.23

研修に励むミドルリーダー(福井県教育研究所)

 福井県教育研究所が企画・運営するミドルリーダー研修の選択講座「学習指導」に協力した。学習指導に属する「校内研修改革とミドルリーダーの役割」についての講義,同演習のコーディネーションを担当させていただいた。
 講座には小学校から高等学校までの教員が出席していたが,皆,熱心に研修に励んでいた。例えば,小学校の事例を話している場合でも,中高等学校の教員が自分の校種に適用可能かどうか,そのための工夫は何かについて検討してくれた。こういう姿勢で教員が研修に臨んでいれば,得るものが増えるに違いない。この講座の参加者たちは,私に,それを再度実感させてくれた。

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2008.08.21

若い教師たちの自主研修

 本年度,私は,大阪市教育センターの実践研究に関するアドバイザー的な仕事を拝命している。その関係で,同センターの「土曜自主研修」の活動を見学してきた。あるグループでは,教職2年目~5年目の4人の教師が国語の授業づくりに勤しんでいた。午後6時にスタートし,休憩なしで午後8時過ぎまで,彼らは熱心に意見交換を繰り広げていた。伝記を題材として,子どもたちに自らの考え方や生き方を見つめ直させるための授業のデザインを検討していた。若い教師の指導力不足を嘆く声も時々耳にするけれども,彼らの姿は,そうした不安を払拭させてくれる。

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2008.08.20

習得・活用・探究に資する学校放送番組

 文部科学省の平成20年度「先導的教育情報化推進プログラム」の1つたる「テレビ番組とICTの連動による探求型学習の効果に関する調査・研究」プロジェクトのミーティングが催され,私も委員の一人として参加した。プログラムの評価委員,外部専門家に,プロジェクトの概要と実践事例を報告し,評価コメントをもらった。
 そこで話題になったことの1つは,例の「習得・活用・探究」という学習プロセスを,「テレビ番組とICTの連動による探求型学習」にどのように体現するかという問題であった。私は,すぐれた学校放送番組は,15分間で,知識・理解等の習得を実現し,それを活用させる視点を提供し,そして探究のための動機づけを図ることが可能である。同時に,指導者たる教師が実体験や他のメディアをそれに重ねれば,特定の場面のための資料や道具や舞台として機能させることもできる(いわゆるメディアミックスの考え方である)。要するに,教師の考え方と腕次第で,学校放送番組は,習得・活用・探究のいずれの学習にも資するのである。

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2008.08.19

現職教員の修士論文作成

 大阪教育大学大学院の実践学校教育専攻の院生は,その大半が現職教員であり,昼間は学校等で勤務し,夜間に講義や演習に参加する。だから,終了要件に位置づけられている,修士論文の作成も計画的におこなわないといけない。月末に中間報告会が催されるが,私が指導を担当している学生2人には,昨年4月の入学直後から,その計画を策定してもらい,文献の読破,データの収集に努めてもらってきた。だから,中間報告会でレポートする内容には事欠かない。しかしそれだけに短い時間で何をどのように伝えるかという発表の構成が難しくなる。そのためにまず,先日,発表内容等を確認した。そして,来週は,実際に,発表練習をしてみる。
 いずれにしても,現職教員の修士論文作成は,この夏に山場を迎えることになろう。直接指導している2人にも,そして他の院生にも,それを乗り切ってもらいたいと思う。

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2008.08.17

大阪教育大学大学院・実践学校教育専攻へ

 大阪教育大学大学院の平成21年度の入試が9月6日(土)に催される。私が所属している,実践学校教育専攻でも,もちろん,当日,筆答試験や面接試験が実施される。
 入学願書の提出は,明後日の8月19日から22日である。7月7日から12日まで実施した,授業公開や入学相談会には,けっこうな数の参加者を得られた。それらの方々には,ぜひ,受験を経て,本学に入学していただきたいと思う。実践学校教育専攻で学べば,教育実践に関する理論を会得し,それを自らの実践に生かす術を手にできるから。また,そのために我々スタッフは様々な努力と工夫を重ねているから。

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2008.08.16

ミドルリーダー研修(福井県教育研究所)

 福井県教育研究所が企画・運営するミドルリーダー研修に,協力することになり,今日は,その準備に時間を費やした。この研修は,共通の講座の実施後,学校経営,学習指導,生徒指導,情報教育という選択講座が設けられるようだ。私が担当するのは,そのうち,学習指導に属する「校内研修改革とミドルリーダーの役割」についての講義,同演習のコーディネーションだ。学校における実践研究の意義,そのモデル,その事例を解説しつつ,「この場合,あなたならば,どのように研究をコーディネートするか」と問いかける。そして,研究のリーダーが具備すべき資質をリスト化し,「自分には,どのような力量のアップが必要か」と考えてもらう。

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2008.08.15

寝屋川教育フォーラム2008

 29日午後,寝屋川市立市民会館大ホールを会場にして,寝屋川教育フォーラム2008が催される。実践発表の後,シンポジウム「授業ではぐくむ『生きる力』-感じる・考える・表現する-」が実施され,私も登壇する(コーディネータ的役割)。堀江先生(兵庫教育大学)と堀田先生(メディア教育開発センター)から,新学習指導要領の特徴,そのための授業づくりの要件(とその実践事例),そして,その基盤となる学校づくりについてご意見を引き出しつつ,教員研修についてはコメントする予定である。
 私と堀田さんが壇上で一緒になるのは,最近なかったことだ。どういう展開になるか,楽しみである。

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2008.08.14

合格,合格,合格!

 13日,大阪市及び大阪府の本年度の平成21年度教員採用試験の第一次選考の結果が明らかになった。卒論指導を担当している学生3名が受験しているので,結果を気にしていたが,幸いにも全員合格だった。合格,合格,合格と吉報が続き,自分のことのように,うれしかった。他市等の教員採用試験を受けた学生もおおむね合格であり,今年度の採用試験は好スタートを切ったと言えよう。
 ちまたでは教員採用試験についていろいろと騒がれているが,我が学生は,真摯な態度で採用試験に臨んでいた。その準備に彼らが費やした時間は膨大である。彼らの努力が実り,第二次選考の結果も望ましいものであることを祈念してやまない。

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2008.08.13

家庭学習の充実と学力向上

 本日は,学力・教育力調査に関するプロジェクトたる,総合学力研究会のミーティングに出席した。ベネッセ教育研究開発センターを事務局とする,この研究会は,子どもたちの学力,教師の指導力,学校の経営力,保護者の教育力をトータルに把握し,子どもの学力向上に教師・保護者のいかなる教育力がどのように影響しているかを明らかにするとともに,両者のよき関係の発展の可能性を,その力点を変えながら,継続的に探ってきた。
 5~6月にかけて実査に入ったが,そのキーワードは,「家庭学習」である。本日,第一次分析を始めたが,例えば,教師たちの家庭学習に関する指示が国語や算数・数学のドリル的なものに偏っていること,しかしながら,家庭学習の内容や形式のレパートリーが幅広い教師が指導する子どもたちの学力は相対的に高いことなどが明らかになった。秋の中間報告,年度末の最終報告に向けて,今後もデータの分析と解釈が続く。

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2008.08.12

指導主事のスタンスとアクション

 昨日に引き続き,和歌山県教育委員会の「10年経験者研修教科指導研修1(小・中学校の部)」に参加した。4時間30分もある研修講座の間,私は,オリエンテーション,講義,個人作業やグループワークのガイダンス,実践プラン発表の司会・進行と多様な役割を果たした。その他の教員研修でもそうだが,私たちはあくまで外部人材なので,研修講座の企画・運営に責を負っている指導主事が会場にいらっしゃる。そのスタンスとアクションは様々だ。ひどい時には眠っている人がいる。起きてはいるが,ほとんど話についてきていない人もいる(私の話の感想等を突然たずねてみれば,その反応で分かる)。私の話を受講者と同じように聴いている人,私のサポーターになってくれる人--本当に色々だ。
P1030883 本日の担当の方は,写真のように、グループワークの際には机間巡視を繰り広げ,全体発表者を選んでくれるよう依頼するとそれに応えてくれた。また,「確かな学力の定義は」等の質問にも必死に(?)答えてくれた。プロジェクターの映りが悪いと愚痴を言うとすぐに新しいものに変えてくれた。受講者の学びが充実するように,幾重にも及ぶコーディネータ役を果たしてくれた。
 教育行政による教員研修の充実が講師頼みであっては困る。それは,研修の企画・運営にかける指導主事の熱意,そこに投入されるアイデアの豊かさ,そしてそれを成り立たせる,きめ細かな配慮に依るものであるはずだ。

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2008.08.11

学力向上とICT活用の接点に熱い眼差しを

 本日,和歌山市のマリーナシティで催された,和歌山県教育委員会の「10年経験者研修教科指導研修1(小・中学校の部)(紀北の部)」に参加した。この教員研修講座の目的は,「確かな学力の育成についての理解を深め、学習指導法の工夫・改善の在り方に関する講義・演習を通して、指導力の向上を図る」ことである。
 私は,学力向上に関する実践動向を解説し,その中で,その方法論(の1つ)として,ICT活用の3タイプを紹介した。すなわち,子どもの興味を高め,集中力の維持・向上を図る「基礎的効果」,子どもの思考を活性化させたり,振り返りを充実したりする術としての「本質的効果」,そして,自学自習等の環境としての「もう1つの効果」である。
P1030861 講座の後半に,参加者に2学期の学力向上アクションプランを作成してもらい,グループ内で,また全体で,それを発表してもらった。そのプランに,ICT活用が少なからず記載されていた。10年目を迎える教師たちは,学力向上とICT活用の接点に熱い眼差しを注いでいるようだ。

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2008.08.10

情報教育実践事例の評価(奈良教育大学大学院「情報教育演習」)

P1030844 本日も,奈良教育大学で,大学院の集中講義「情報教育演習」を実施した。本日は,情報教育の枠組みを受講
生に会得してもらうために,情報教育実践事例の分析,評価活動を重ねた。小学校,中学校,高等学校の様々な
タイプの実践事例の記録映像を視聴してもらい,それを,情報活用能力の育成,その発達段階や教科等の独自性への配慮等を視点として,特長と課題・改善方針を論じてもらった。ていねいに分析を重ねて,受講生は,情報教育の枠組みを自分のものにしたように思う。もちろん,それは,彼らの向学心に支えられているが。

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2008.08.09

日本教育工学会第24回全国大会(10月11日~13日,上越教育大学)

 日本教育工学会では,毎秋,年次大会を開催している。本日,第24回全国大会の大会企画委員会が催された。委員が協力して,300件以上の一般研究について,そのセッションを定め,発表順や座長を定めた。私は,同委員会の委員長を拝命しているので,本日の委員会の司会・進行に責を負っていたが,土曜日にもかかわらず委員会に出席してくれたメンバーのおかげで,順調に作業を進められた。彼らのボランティア精神に厚く御礼申し上げる。また,それが報われて,大会が成功裏に終わることを祈念している。

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2008.08.08

中国地方放送教育夏期特別研究交流大会で「学力向上と放送番組の活用」について講演

 8日,広島県民センターで,平成20年度中国地方放送教育夏期特別研究交流大会(広島大会)が催された。放送教育の実践研究は,全国,地方ブロック(全国8つ),都道府県という単位で進められる。本日の大会は,地方ブロックの営みだ。中国五県で,ローテーションを組んで,企画・運営している。平成21年11月に催される本大会(授業公開有り)に備えるためのプレ大会という性格を帯びている。
 広島の放送教育の組織が掲げた大会主題は,「豊かな人間力を育む-これからの『放送による学習』のあり方を求めて」というものだ。説明を拝聴したが,新学習指導要領への対応,それを含む「人間力育成」の実践動向を十分に把握し,それに放送番組活用を位置づけようとする方針が明快であった。
 私の講演は,「学力向上と放送番組の活用」と題するものであったが,結局,上記の大会主題の説明の後だったので,それに基づいた実践事例を紹介し,そして,それらを生み出すための教員研修のデザイン,その精錬の必要性をアピールするものとなった。

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2008.08.07

テストも工夫して(就実大学「教育方法論」)

P1030817 P1030819 6日,就実大学の「教育方法論」の集中講義も無事終了した。15コマ目にテストを実施したが,例によって,「思考力」を確かめる問いを立てた。ある実践記録を視聴させて,それについて,例えばペスタロッチやNHKの番組制作者ならばどのように評するかを考察しなさい,この実践記録と講義で紹介した○○の実践との異同を指摘しなさいといった問いである。我ながら,よく練られた問題であると思っている。ちなみに,解答に際しては,講義で配布した資料等は自由に参照してよいことになっている。つまり,知識を記憶しておかなくてもよいということになる。
 4日間を通して,この大学の学生たちのまじめさ,勉学意欲の高さに支えられ,充実した講義を実施することができた。食堂でお昼ご飯を食べていたら,受講生たちのグループが「先生,一緒に食べましょう」と自分たちのテーブルに誘ってくれた。これも,めったに体験できないことだ。職員の方々のサポートも手厚く,気持ちよく集中講義を終えることができた。
 ただ,次の集中講義が待っている--。今度は,奈良教育大学に10日に赴く(3日に続いて,日曜日なのだが--)。

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2008.08.06

集中講義疲れ?(就実大学「教育方法論」)

 昨夜は,ブログに記事をアップする前に寝てしまった。やはり,集中講義疲れであろうか。しかし,就実大学の「教育方法論」の集中講義は,快調である。昨日の講義内容は,小中一貫教育と中高一貫教育,放送教育の伝統と新展開,そして教育の情報化であったが,いずれの解説についても,受講生は一生懸命に耳を傾けてくれた。またビデオの事例分析等にも熱心に従事してくれた。
P1030793 例年のことであるが,この大学の食堂で提供されるランチは,とてもよい。これは月曜日のものであるが,これで450円である。味もいい。スペースも明るくて,広いし。

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2008.08.04

映像作品たる番組の教育的効果(就実大学「教育方法論」)

 今日も,岡山の就実大学で,「教育方法論」の集中講義を実施した。本日の内容は,オープン教育,総合的な学習のカリキュラム開発,キャリア教育,そして個に応じた指導である。
P1030802 今日の講義で,映像作品たる番組の教育的効果について再認識した。キャリア教育の実際,その意義と課題を考えさせるために,NHKの「人間ドキュメント」を受講生に視聴させた。これは,14歳の職場体験をドキュメンタリーとして描いたものだ。中学生が事業所等で何を感じ,どのような成長を示すか,またそれを受け入れる大人の姿勢をリアルに描いたものである。そのディテールに魅了され,受講生は,40数分の間,この番組に見入っていた。
 ただし,この作品は教育番組ではないので,それを視聴させるだけでは,講義は成立しない。番組視聴後に,職場体験に備えて教師が何を指導しているかを受講生に推測させ,検討させた。また,キャリア教育の動向や枠組みも資料を用いて説明したし,職場体験以外のアプローチ,例えば同じNHKの学校放送「10minボックス 職業ガイダンス」の活用等も紹介した。

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2008.08.03

集中講義と集中講義(奈良教育大学大学院「情報教育演習」)

 本日,奈良教育大学を訪れ,大学院の集中講義「情報教育演習」を実施した(3,10,21,24日)。岡山の就実大学での集中講義「教育方法論」を1,4~6日に実施するので,その合間を縫って,別の集中講義を実施するというわけだ。我ながら,よくがんばっていると思う。移動等で肉体的にも負担が少なくない(ちなみに,奈良から岡山へ移動して翌朝の就実大学での集中講義に備える)が,それ以上に,対象と内容が大きく異なるので,意識を切り替えるのに苦労した。しかし,現職教員たる受講生が熱心に学んでくれるので,4コマがあっという間に終わった。同大学の小柳先生もきめ細かくサポートしてくださったし。
 さて,本日の内容は,情報教育の枠組みの再確認,その歴史的検討や現状把握であった。「教室にやって来た未来」(苅宿俊文氏の実践),「デジタルでお米を学んだ」(菅原弘一氏の実践)等の実践記録を教材として用いて,情報教育の枠組みと実践の連結を図った。

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2008.08.02

第59回放送教育研究会全国大会のプログラムの具体化を図る

 全国放送教育研究会連盟は,10月24・25日に,第59回放送教育研究会全国大会を催す。授業公開(九段小学校),校種別研究交流会,そしてポスターセッション等で構成される。本日,全放連のメンバーと全放連基調提案の内容,研究交流会の進行について検討するための研修会を開いた。これは,プログラムの具体化のためのミーティングである。
 全国大会の開催には,内容面でも,運営面でも,様々な問題が生じる。その解決には,少なからぬエネルギーが必要とされる。それでもなお,本日の研修会参加メンバーは,放送教育の魅力,可能性を大会参加者が実感できるように,いろいろとアイデアを出し合った。彼らのそうした苦労が報われ,全国大会が実り多いものとなることを願っている。

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2008.08.01

学生の勉学意欲の高さに感心させられる(就実大学の集中講義「教育方法論」)

P1030783 今日から4日間(1,4~6日),岡山の就実大学で,「教育方法論」の集中講義を担当する。岡山大学勤務時代から,もう10年以上もここで,この講義を担当している。今年もまた,この大学の学生の勉学意欲の高さに感心させられた。講義内容を一生懸命ノートにしたため,こちらが出した問いをきちんと考えてくれる。当たり前と言えばそうなのであるが,履修者全員がそのような姿勢を示してくれる講義は,めったにない。
 当然,講義する側の姿勢も問われる。今日も,分かりやすい説明,臨機応変な展開に努めた。

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