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2008.12.04

講義で学校放送番組利用のベクトルを探る

 本日,学部の講義『教育学特論Ⅱ』において,NHK学校放送番組・小学校5年生理科の『ふしぎワールド』の「動物のたんじょう」を学生に視聴させた。そして,それをかつての理科番組『わくわくサイエンス』の同一タイトルのものと比較検討させた。
 番組としての見応えは,やはり『わくわくサイエンス』に軍配があがる。けれども,資料として用いるのであれば,マガジン形式を採用している『ふしぎワールド』の方が使いやすいのではないかという意見も登場した。放送番組利用のベクトルを彼らがよく把握していることが分かった。
 さらに,子どもの実態によってどのような方向性で利用するかが変わるのではないかというコメントも出てきた。実験観察に意欲を持てない子どもには,キャラクターが出演して,楽しい(?)クイズを投げかけてくれる『ふしぎワールド』を好むであろうが,意欲が高い子どもは,『わくわくサイエンス』を視聴し,自らも探究に取り組むであろうと,彼らは考察していた。
 講義で,学校放送番組利用のベクトルを探らせるのは,なかなかおもしろい。

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