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2009.01.18

没個性化に従うのは--

 センター試験監督者の試練は,時間の長さや手続きの複雑さだけではない。「では,今から携帯電話や時計などに関する注意事項を--」「机の上に置けるものは--」「では,この時間から,試験を初めて受験する人に--」等の表現を,何度も何度も何度も繰り返す。まるでロボットのように(しかも,そのロボットはとてもたくさん生産されていて,全国各地で同じように作動している)。没個性化に従うのは,精神的にめいる。聞き手たる受験生が「またか--」という表情をしていたり,そもそも聞こうとしていなかったりする様子を目にすると,その苦痛は倍増,三倍増だ。
 我々は,通常,研究者として,研究等において,独自性を発揮しようと努めている。文章を執筆したり,講演を担当したりする際にも,同じ表現を続けないように(適切に言い換えるように)工夫している。だから,この「没個性化アプローチ」は,ジャブのように,体にひびくのである。

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