長期的な影響力を持つ学びであるか
本日,22:20~22:40,NHKの知り合いから紹介され,総合チャンネルのミニ番組『いま 学ぶ冒険へ~山の分校・2009~」を視聴した。放送教育の原点を示した,かつてのドキュメンタリー番組『山の分校の記録』のその後を追った作品だ。
『山の分校の記録』に登場した女性は,かつてテレビで視聴した切り絵に自分もチャレンジしたことを刻銘に記憶していた。そして,今は,コンピュータ,電子メールの活用に,独習で取り組んでいる。彼女は,テレビの視聴から,情報や知識だけでなく,学ぶ姿勢も学んだのであった。そして,それが今に続く。そこが大事であると感じた。つまり,短期的な効果だけでなく,長期的な影響力を有しているかという視点が,学びの評価では重要なのだ。テレビだろうか,ICTだろうが,その他の教育方法だろうが,それはあてはまろう。すぐに得られるエビデンスではないが。
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Comments
NHKのKさんのこだわる「山の分校の記録のその後」をみました。番組で取り上げられた方が今もその思いを話す場面で「どきっ」としました。長期的な影響」は、「学校生活や授業」について様々な教え子から聞くことがあり、これらは教師ならば必ず「ふむふむ」とうれしくなることでした。(ほとんどは良いことしか語ってくれないからかな) 「どきっ」としたのは「番組に出た子」についてで、短期的に苦労した子や指導に憂慮した子もいたわけで、「そのことをどう考え、今生かしているのか」。今日は日直でかつての教え子たちの番組を見直しました。これから「長期的な影響力を有しているかという視点」でこの子等と接していきたいと思いました。まだ、高三・高二・中一ですが。
Posted by: 隠居 | 2009.01.07 09:17 PM