講演におけるトークの技
本日,大阪の本町を会場にして催された,日本教育新聞社の教育ソリューションフェア3の学校リーダー向け分科会で,「教師力・学校力アップのための授業研究」と題する講演を担当した。100分の持ち時間であったが,内容を盛り込みすぎて,最後の方は急ぎ足の講演になった。授業研究会を主柱とする学校研究をどのように企画・運営するかについて,その哲学,そのポイント,つまり総論を伝えることはできたとは思う。しかし,それを納得したり,自分化したりしてもらうための時間を確保できなかった。やはり,せわしない講演は,オーディエンスに訴えるものが少なくなる。講演デザインの失敗である。反省。
また,本日,私の前に,学校評価に関する講演を担当しておられた,善野八千子教授(奈良文化女子短期大学)は,いつもながら,歯切れのよい,またテンポのよい,そして味わいのある,お話であった。講演におけるトークの技,その巧みさについて,勉強させていただいた。
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愛知・西枇杷島中の古田弘樹(ふるたひろき)と申します。講演会では一番前に座り,木原先生から何回もマイクを向けられ,そのたびに緊張のあまりとんちんかんな回答をしていた者です。効果的な授業研究会の持ち方について,教えていただきありがとうございました。今回のお話を聴いて,先生の著書も読んでもっと深く勉強したいと思いました。ありがとうございました。
Posted by: hfuruta | 2009.03.03 01:58 PM