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2009.03.31

自己実現のためのアクションとは

 先日,ある教育委員会の指導主事の方と,仕事のやりがいについて,お話をした。その方は,この春,図らずも,学校を離れ,教育委員会に勤務することになった。今でも,戻れるものならば,学校に戻りたいと考えていらっしゃる。
 つまらないと思っていた仕事であったが,その方は,年度途中から,自分なりに研修講座の内容等を改善したり,新しい講座を始めたりすることで,やりがいを感じられるようになったようだ。それは,「総合的な学習のカリキュラムを自分たちで創造」するのと,同じような感覚であったと聞いた。
 そして,さらに含蓄のある発言を聞かせてもらった。今,いろいろと新しいことを始めたいが,それが過度になると,自分の上司がいろいろと苦しい立場に追い込まれることになる。だから,やり過ぎてもいけない,見極めが大事だ--と。
 自己実現のためのアクションとは,自分の思うとおりにやることとは限らない。周囲の人間の自己実現も考慮したものであることが望まれるのだろう。

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2009.03.30

第35回全日本教育工学研究協議会全国大会(つくば大会)

 私は,日本教育工学協会(JAET)の常任理事なるものを拝命しており,今日は,その会議に出席した。この協会は,教育工学に関する学術的・実践的交流のための組織である。毎年,秋に全国大会を催している。
 平成21年度の第35回全国大会は,つくば市を会場にして,10月30日・31日に大会が開かれる。毎年の大会同様,授業公開,研究発表(分科会),基調講演やパネルディスカッション等で構成される。
 同地域は,我が国のコンピュータ教育のメッカとも言える場所である。それゆえ,私も,授業公開等を楽しみにしている。読者も大会への参加をぜひご検討いただきたい。

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2009.03.29

いろいろなリクエストが届いて

 数日後に,新たな年度が始まる。学校における実践研究も,新たなスタートを切ることになる。それらの支援に関するリクエストも増えてきた(でも早いものは,12月くらいから届いた)。それには,いろいろなものが含まれる。内容も,アプローチの仕方も。
 困るのは,日時指定のリクエストである。行政研修は会場確保等の理由があるから,それもやむを得ないだろう(そして,多くのものは都合があわず,残念ながら,依頼を引き受けられないが)。
 学校単位の場合はどうだろうか。学校行事等にスケジュールから,それも日時指定で仕方がないだろうか。そうかもしれないが,その場合は,こちらも協力できなくても仕方がないだろう。逆に言えば,どうしても支援が必要なのならば,その日時くらいは相談してもらいたいものだ。

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2009.03.28

やっぱりナラティブ

 カリキュラム・リーダーシップに関する共同研究を推進している仲間の森さん(江南短期大学)のアドバイスで『創造現場の臨床教育学』(田中・森・庄井編,明石書店,2008年))を読んでいる。この本は,「総合的な人間発達とその援助の学」としての「臨床教育学」を提案しようとするものだ。そのかなりの章に,「当事者の生活史・実践史の語りを聴く」営みが登場する。ナラティブの今日的可能性がアピールされる。
 私も毎日のように,学校現場の教師たちの語りを聴き,また引き出しているが,その思想的あるいは歴史的意義を確認することができた(教師の力量形成への適用については,多少の違和感を感じてもいるが)。

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2009.03.27

異動があっても研究を継続・発展させる

 いくつかの地域や学校から,教員の異動に関する情報が届けられている。ある小学校では,学校長以下,教員の約半分が異動となった。それで,研究を継続・発展させることができるのか--研究主任は不安を抱いているようだ。
 それは,ある意味では,既に決着がついている。前年度に,次年度の異動の有無や程度を見通して,研究を継続・発展させられるように布石を置いたかどうかに,それは依存するからだ。あの学校だったら,異動は決して有利な条件ではないが,必ずやそれを乗り越えて,研究を発展させてくれよう。そのための準備を,平成21年度にやってきたから。
 読者の学校や組織では,どうだろうか。誰かがいなくなったから,研究が続かないという事態に遭遇していないだろうか。

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2009.03.26

先輩の旅立ちを見送る

 昨夜,大阪教育大学の田中博之教授の送別会を催した。田中先生は,私と同じく,大阪大学人間科学部の教育技術学講座のご出身で,2学年上の先輩にあたる。学部時代,院生時代,とてもお世話になった。田中先生のご指導がなければ,私は,研究者の道を志していないかもしれない。教師のライフストーリー研究を進めていると,当該教師の成長に影響を与えるキーパーソンが必ず存在するが,田中先生は,私の研究者としての成長のに,多大なる影響を与えてくださった方である。
 私が大阪教育大学に2年前に赴任し,また昔のように研究交流できると思っていたら,今度は田中先生がご転出ということになった(早稲田大学へ)。残念である。しかし,こういう時代だから,それぞれが研鑽を積んでいたら,どこかで接点が生まれるはずだ。その日を楽しみにしておこう。

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2009.03.25

学生の興味に学ぶ

 昨夜,私が講義を担当している,大阪教育大学大学院の実践学校教育学専攻の修了生による修了パーティーが催され,私も参加した。
 ある教員が,修了生に対して,「皆さんの興味が私の専門の幅を超えて,指導をするのが大変でした。しかし,おかげで,皆さんと交わらなければ読まなかったような文献を読み,自分の研究の幅が広がったような気がします」といった内容のコメントを呈していた。「学生の興味に学ぶ姿勢」に感心させられた。本当にそうであると納得させられた。指導者も,自分の枠組みを学生に押しつけるのではなく,それを受け止めながらガイドする--それは面倒なことではあるかもしれないが,自らの研究を発展させることに役立つのだと。

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2009.03.24

卒業おめでとう!

P1120428 今日は,全国の多くの大学で卒業式が催されている。本学も,例外ではない。私のゼミからも,5人が卒業することとなった(本学での初めてのゼミ生となる)。式終了後,研究室に寄ってくれた(5名のうち,1名が都合で来られなかった)。自慢のゼミ生たち,卒業おめでとう。子どもと授業と仲間を大切にする,よい教師になるんだよ。
 初任の年の1学期にどのような取り組みを進めたかについて,夏休みにOB勉強会を催して,報告することも決まった。

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2009.03.23

大阪市子どもの読書活動推進連絡会

 本日,大阪市立中央図書館の会議室にて,平成20年度大阪市子どもの読書活動推進連絡会が開催された。私も,学識経験者(この分野の専門家ではないが--)として,参加した。大阪市の中央図書館や各区の図書館,図書ボランティアの方々が子どもの読書活動の充実に向けて努力なさっていることがよく分かった。
 市内の取り組みの特長を整理した上で,私は,子どもの学力向上に資する読書は,本のジャンルの多様性に留意すべきであること,読む活動と書く,話す(聞く)活動を連動させる必要があること,今後はデジタルなメディアや環境を活かした読書も視野に入れるべきであることを述べた。

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2009.03.22

今日も,教師の力量に関して集中的に学ぶ

 本日,我が研究室で,「教師の力量形成に関する研究会」(第5回)を開催した。今日は諸事情による欠席者が多く,参加者は,6名だった。しかし,それでも6本の学会誌論文を材料にして,教師の力量とその形成について,5時間くらいじっくり議論した。
 私は,教師の力量に関する今日的なトピックである,dispositionsの育成と評価に関する論文(それに関する思弁的検討)の内容と特徴をレポートした。いつもながら,研究会が終わるとくたくたになるが,それでもなお,こういう機会は学徒たる我々の基礎・基本と言えよう。

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2009.03.21

権威的にならないことの大切さと難しさ

 最近,「権威的にならないことの大切さ」を再認識することがいくつかあった。例えば,教師が子どもに(大学教員が学生に)対して偉そうにする,指導主事や大学等の研究者が学校現場の教員に対していばる等々,その場面は少なくない(枚挙に暇がない?)。
 人にものを教える立場,学問を追究する者は,謙虚でなければならない。そうでないと,真理を見失う。学ぶものを育てられない。ただし,怖いのは,権威的になると,自分がそうなっていることを自覚できないことだ。どうしたら,そうならないですむだろうか--。学者の場合は,本を読み,仲間と議論し,自らの研究のつたなさ,至らなさを常に感じておくしかないだろう。

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2009.03.20

「仲間と創ったものは,私の宝物になりました--」(大阪市教育センターフォーラム2009にて)

 本日,祝日にも関わらず,大阪市教育センターで,フォーラム2009が催された。私は,「子どもの学力の向上に資する指導と評価の工夫改善」という基調講演を担当させていただいた。その後,センターのスタッフや市立学校の教員が繰り広げた共同研究の成果等が報告された。
 午後は,2ラウンドの分科会だった。まず,センターが企画・運営している「土曜自主研修」の参加者の取り組みが,小学校,中学校,そして特別支援教育等の3分科会で報告された。そして,もう1つは,センターが中心になって,また支援している実践研究が7分科会で報告された。
P1080421 ある分科会で,若手の教師が,土曜自主研修で,同じ若手の教師たちと国語や算数の授業づくりにたずさわって,そこで,貴重な経験を積んだことをレポートしていた。そして,それを「仲間と創ったものは,私の宝物になりました--」と回顧していた。含蓄のある言葉だ。学校研究の舞台を通じても,各教師が同じような思いに至ることが期待されよう。

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2009.03.19

自慢のゼミ生

 昨日は,平成21年度に卒論を作成する学生を対象とする,卒論ゼミの第3回であった。1月末に卒論を仕上げて提出をすませた,つまり卒業を控えた学生も3名参加し,後輩にアドバイスを送ってくれた。勉強になるからと言ってくれて--。まったくもって,自慢のゼミ生だ。こういう姿勢は,彼らが教師になった時に必ずや生きてくるだろう。

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2009.03.18

『取り組もう!「学校評価」』(DVD付録)を入手したい方は

 先日も紹介した,『取り組もう!「学校評価」(付録DVD)』(平成20年度大阪教育大学の学長裁量経費による「学校評価」実践事例開発プロジェクトの成果物)を希望者(申込先着20数名)に配布することにした。
 次の住所に,宛先を記し,240円切手を貼った封筒(A4サイズの小冊子が入るサイズ)を送ってもらえたら,後日,冊子と付録DVDをお届けしよう。
 〒543-0054 大阪市天王寺区南河堀町4-88 大阪教育大学・教育学部・天王寺キャンパス 木原俊行
 既にメールで私に入手を希望なさった方も,上記に従っていただきたい。

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2009.03.17

リーダーは大変だ

 本日,岡山大学教育学部を訪問した。私は,ここに,平成6年10月から平成12年3月まで勤務した。大阪大学時代は,学部・大学院を過ごした研究室に助手として採用される形だったので,岡山大学が初任地とも言える。思い出の地である。
 その時にお世話になった方がこの度定年を迎えられるので,ご挨拶にうかがった。あたたかく迎えてくださって,とてもうれしかった。その方も含めて,何人かの方にお会いすることができた。そして,そこで,学部(研究科)のリーダーたちの大変さを実感した。ある方は,低血圧だったのにリーダーになって無理をなさり,血圧が200にもなったそうだ(現在,降圧剤服用中)。ある方は,日課だったテニスがほとんどできなくなったとお聞きした。大学は今,次々と新たなアクションを起こすことを余儀なくされている。そのビジョンや枠組みを策定する立場にあるリーダーの心労は筆舌に尽くしがたいものがある。

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2009.03.16

学ぶ指導主事

 先日の記事で,3月20日(金曜日,祝日)に大阪市教育センター主催のフォーラムが催されることをお知らせした。それを読んで,ある教育委員会の指導主事が参加を申し込んでくれた。わざわざ,広島からである。その学ぶ姿勢に,感心させられた。
 教育委員会の指導主事は,各学校の実践研究や研修を支援する立場にある(もちろん部署にもよるが)。彼らは,学校現場を離れているのだから,日々子どもを指導ししている教師たちによきアドバイスや元気のでるエールを送るためには,自分で機会を見つけて,様々な方法で学んで,実践家が持ちにくい発想や彼らが手にしにくい事例を収集するしかない。
 確かに彼らは,忙しい。(大学教員もそうであるが)事務作業が増えている。自己点検・評価などにも忙殺されているし,セクションのよっては議会対応に苦慮している。
 けれども,学校の教師の仕事の主柱が授業づくりであるように,学校現場の実践研究に関わりを持ち,その充実を支援する立場にある指導主事には,学ぶ姿勢を大切にしてもらいたいものだ。

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2009.03.15

『教育テレビ&ICT活用で授業力アップ』リニューアル

 2年前,NHK・日本放送教育協会とともに,『教育テレビ&ICT活用で授業力をアップ』というパンフレットを作成した。これは,NHKの学校放送番組・デジタル教材を利用して,いわゆる授業力をアップさせる考え方,実践事例とその解説,そしてチェックリスト等から成るものであった。
 この度,これがリニューアルされることになった。9月中の刊行が予定されている。前回のパンフレットの特徴を継承しつつ,新しい番組の活用事例等を盛り込む。また,授業力アップの方針をさらに精錬させる。特に,平成21年度に放送がスタートする番組の活用は,誰かに1学期にその活用にチャレンジしてもらい,その過程や成果を急ぎまとめてもらうことになる。またまた,どなたかに無理をお願いすることになるだろう。NHK学校放送のため,全国の放送教育実践家のため,お願いされたら,快く協力していただきたい。

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2009.03.14

2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方

 本日午後,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」のワーキンググループミーティングを催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,2011年以降のNHKの学校向けサービスの全体像や具体的な番組・デジタル教材のあり方を明らかにするものである。
 いよいよ,番組編成案,番組等のプロトタイプの作成という,最終提案にむけた具体的作業に入る。あと4ヶ月少しでで1年半に及ぶプロジェクトもゴールを迎える。放送教育関係者は,その内容に,ご期待いただきたい。

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2009.03.13

「子どもの学力の向上に資する指導と評価の工夫改善」(大阪市教育センターのフォーラム2009)

 3月20日(金曜日,祝日)に,大阪市教育センター主催のフォーラム2009が催される。私は,全体会「学力向上をめざす『授業評価』と『授業創造』」の基調講演を担当する。タイトルは,「子どもの学力の向上に資する指導と評価の工夫改善」である。全体会の後半では,私もアドバイス役を果たした,大阪市内の小中学校を舞台とする共同研究が報告される。タイトルは,「一人で悩まないで!いっしょに授業改善を!」である。複数の教員による,共同PDCAの可能性,それによる子どもの学力の向上は,とても興味深い。
 全体会に続いて,分科会1と分科会2が設定されている。これらにおいても,事例発表や模擬授業等,実践的な知見が得られる。読者にも,参加をご検討いただきたい。なお,参加費は無料である。

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2009.03.12

『未来の教室-テクノロジーを教室に-」

 我が大阪教育大学は,平成21年度,開学60周年を迎える。そこで,記念事業として,5回の連続シンポジウムが催される。私も,10月3日(土)に,天王寺キャンパスを会場とするシンポジウムのコーディネータを担当することになった。タイトルは,「未来の教室-テクノロジーを学校に-」である。基調講演を,横浜国立大学の野中先生にお願いした。学校現場の教員,企業関係者も,パネリストとしてお迎えする。読者にも,ぜひ参加をご予定いただきたい。

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2009.03.11

『取り組もう!「学校評価」』(付録DVD)が完成!

P1120425 本日,『取り組もう!「学校評価」』(付録DVD)ができあがった。これは,私が,本年度,本学の学長裁量経費を得て大阪市教育委員会の総務部企画担当とプロジェクト(「学校評価」実践事例開発プロジェクト)を発足させ,作成したものである。次のような内容を含んでいる。


はじめに             
この冊子と付録DVDの使い方
目次
1.学校評価の基本的な考え方とそのサイクル
・年間スケジュール(例)
2.学校関係者評価委員会のメンバーの選定
3.学校関係者評価委員会の司会・進行
4.自己評価のための外部アンケートの作成
5.自己評価書の作成
・総括評価シート(例)
・項目別評価シート(例)
6.学校関係者評価書の作成
7.評価結果の公表
8.他地域の特色ある取組みの紹介
9.Q&A

~ 資料編 ~
・学校関係者評価委員会設置要項(例)
・学校関係者評価委員会の効果的なすすめ方<ロールプレイング台本> 
・保護者アンケート(例)
・児童・生徒アンケート(例)
・取組内容(指標)例
・自己評価書事例(平成19年度)
・学校関係者評価書事例(平成19年度)
・関係法令・規則 等
おわりに

 そして,いくつかのパートについては,上記の内容とともに,関係する映像やファイルが,付録DVDに収められている。これらは,冊子の内容を深めたり,自校の学校評価の営みに役立てる際に有用であろう。後日,すべての大阪市立学校園に冊子と付録DVDを配布する。残部を希望者に配布するかもしれない(検討中)。

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2009.03.10

1年生と一緒に給食を

 昨日,大阪市立長池小学校を訪問した。中国の華東師範大学の王建軍先生が日本の学校の授業を見学したいとのことであったので,訪問をアレンジした(ちなみに,私は,同校の学校評議員である)。
P1080353 王先生たちも私も,1年生の教室で,ハヤシライス,コールスローサラダ,黄桃,牛乳の給食を頂戴した。小さな子どもたちは,大学教員であろうが,中国人であろうが,関係ない。物怖じせずに,素朴な疑問をたくさん投げかけてくれるし,給食の食べ方をいろいろアドバイス(?)してくれる。その後,今,子どもたちが生活科で取り組んでいる,昔遊び(独楽回し,けん玉等)に興じた。楽しい,一時であった。

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2009.03.08

就職や異動の知らせに思う

 3月だから,大学教員の就職や異動の話題を耳にする機会が増えた。先日,ある院生が新たに大学教員の職を得たことを知らせてくれた。また,今日も,知り合いが新しい大学に勤めることになったという知らせを届けてくれた。
 大学教員の就職や異動は,自らの意志で,その道を歩む場合がほとんどである。それが正しいのか,間違っているのか--当人も含めて,誰にも分からない。私の場合も,何度も大学教員等の募集に応募し,採用されたり,採用されなかったりを繰り返してきた。
 私もそういう時期があったが,就職や異動に際して,「あの時,あの大学に採用されていたら--」「あのまま,あの大学に残っていたら--」と考えることがあろう。時には,望んだとおりの道でなく,他の道を選べばよかったと後悔することがあるやもしれぬ。しかし,それでもなお,今を生きるしかない。そうすれば,次の未来がきっとまた訪れるに違いないから。

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2009.03.07

香港から帰国する飛行機の中で

 本日,香港から帰国した。3時間強のフライトである。振り返ってみると,やはり短い滞在であった。雨ばかりだったし。
 ところで,飛行機の中で,小説を読んだ。その解説文に,「私たち人間は,ごはんと○○を食べて成長する。」というくだりがあった。「○○」には,漢字二文字が入る。何であろうか。「物語」である。教材にも,学習過程にも,教師の成長の歴史にも,物語性が欠かせない。解説文を読んで,その意を強くした。

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2009.03.06

香港大学にて,授業改革についてヒアリング

 本日,香港大学にて,授業改革についてヒアリングを実施した。香港大学は,香港で最も歴史があり,また最難関の大学である。いわゆるエリートを輩出する高等教育機関だ。それでも,講義をはじめとする授業については,outcome based approachが採用されているそうである。ただし,例えば社会科学院の講義科目にはインターンシップが加えられているが,その評価は,レポート等の形で,厳密に,アカデミックに評価されるという。言い換えれば,研究大学たるためには,講義が体験に終始するわけにはいかないと言う。このあたりは,同じ言葉を用いていても,大学によって,その内実には相違点もあるようだ。
P1080297 なお,社会科学院では,国際交流も重視しており,日本の文化等に関するセミナー開催の企画が進められていた。

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2009.03.05

香港城市大学にて,General Educationについてヒアリング

P1080279 大阪市立大学の矢野先生をリーダーとする,科研費の研究プロジェクトの活動の一環として,香港を訪問している。本日,香港城市大学にて,General Educationについてヒアリングを実施した。香港の大学のカリキュラムは,3年制から4年制のへの移行を控えて,現在,改革中であり,その柱のひとつが,専門教育と一般教育(General Education)の兼ね合いの再考,後者の充実であると聞いた。また,後者のキーワードが「学際的・統合的」「ティームティーチング」「コラボレーション」「相互作用的」「能動的」であること等を把握した。ちなみに,あらゆる講義が英語でおこなわれているそうである。
 それにしても,建物がとてもおしゃれな大学である。地下鉄の駅,ショッピングモールと隣接しているのも,とても便利である。

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2009.03.04

香港にやってきた

 香港にやってきた。大阪市立大学の矢野先生をリーダーとする研究プロジェクトで,香港大学,香港城市大学を訪問し,そこで,人間力育成のためのプログラム,とりわけジェネリックスキル育成のためのプログラムの開発についてヒアリングを試みる。
 香港には,ずいぶん前に,トランジットのために,空港に数時間滞在しただけである。つまり,実質的には,初めての訪問となる。わずか3泊の滞在であるが,どんな体験ができるか,少々楽しみでもあり,また不安でもある。

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2009.03.03

前に所属していた大学を訪ねて

 本日,前の職場,大阪市立大学を訪問した。教育学のフォーラムが催され,案内を頂戴したので,出席した。華東師範大学や兵庫教育大学の研究者のプレゼンテーションを拝聴し,参加者全員で,教師の力量形成や総合的な学習について意見交換した。
 2年ぶりのキャンパスであった。やはり懐かしい。しかし,同時に,なんだか違和感も覚える。過去と現在が交錯し,妙な気分である。大学教員は,異動を命じられることは少ない(今のところ,皆無?)。私も,自分の意志で大阪市立大学を離れ,大阪教育大学に着任した。それ以前に大阪大学や岡山大学を離れる時も同様である。けれども,どのケースでも,それぞれの大学によいところがあり,よき仲間がいて,それなりの活動を繰り広げている。だから,いつも,複雑な思いを抱いたまま,異なる大学に移ることになる。この3月末に,また少なからぬ大学教員が異動の時期を迎えるであろう。その人たちも,よく似た,複雑な心境に陥るに違いない。
 異動の判断が正しいかどうかは,比較のしようがないので,確かめることはできない。おそらく,新しい大学で精一杯取り組むことで,その意思決定が報われるのだと思う。自分の判断を生かすためには,新しい舞台でがんばるしかないのである--。

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2009.03.02

「どんな時でも必ず勉強を--」

 読者(の教師の皆さん)は,いつ,授業づくり等について学んでいらっしゃるだろうか。先日,ある大学教員の謝恩送別会に出席させていただいた。その最後に,同席なさった,その方のご令室が次のようにおっしゃった。「主人の自慢を一つだけさせてください。毎日必ず家に帰って勉強しているんです。飲み会の後も,旅行から帰っても--必ず。『そんなにしんどいのならば,休めばよいのに』と言っても。」と。
 大学教員は,一般には,好きなように時間を使える職業であると思われているようだが,そうでもない。講義と会議,学生指導,社会貢献等々に追われている。だから,私などは,文献に目を通せない日,論文等を執筆できない日,要するに学問にたずさわっていない日も,実は少なくない。「毎日毎日,勉強している」とお聞きすると,我が身を恥じざるを得ないのである。毎日,少しでもよいから,学問の時間を確保しようとあらためて思った。

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2009.03.01

「教育環境改善プロジェクト~確かな学力のために~」に関するアンケートへのご協力を

 現在,日本教育新聞社のホームページで,新聞連載プロジェクト「教育環境改善プロジェクト~確かな学力のために~」の紙面に関するアンケートが実施されている。そこには,私が深く関わった,広島県三次市立三和小学校の実践等が紹介されている。ぜひ,このアンケートへの回答にご協力いただきたい。回答すれば,図書カードがもらえるみたいであるし--。

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