「どんな時でも必ず勉強を--」
読者(の教師の皆さん)は,いつ,授業づくり等について学んでいらっしゃるだろうか。先日,ある大学教員の謝恩送別会に出席させていただいた。その最後に,同席なさった,その方のご令室が次のようにおっしゃった。「主人の自慢を一つだけさせてください。毎日必ず家に帰って勉強しているんです。飲み会の後も,旅行から帰っても--必ず。『そんなにしんどいのならば,休めばよいのに』と言っても。」と。
大学教員は,一般には,好きなように時間を使える職業であると思われているようだが,そうでもない。講義と会議,学生指導,社会貢献等々に追われている。だから,私などは,文献に目を通せない日,論文等を執筆できない日,要するに学問にたずさわっていない日も,実は少なくない。「毎日毎日,勉強している」とお聞きすると,我が身を恥じざるを得ないのである。毎日,少しでもよいから,学問の時間を確保しようとあらためて思った。
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