早くも研究授業を実施-しかも1年生も(三次市立三和小学校)
本日,三次市立三和小学校の授業研究会に参加した。4月17日に授業研究を実施できる,しかも3年生とともに,入学して10日ほどしか経っていない1年生のクラスでもそれができるのには,理由がある。三和小学校の教師たちは,完成された,模範的な授業を見せることをねらいとしていないからだ。同校の教師たちは,ICT活用によって思考力・表現力の育成を図ることを研究のテーマに据えている。授業研究は,そのためのアイデアを同僚間で出し合い,共有し合う舞台であり,それゆえ,研究授業はそれを促すための材料であると考えているからだ。そう考えるならば,研究授業を実施する時期やクラスの制限は少なくなる。
これから1年,この学校の教師たちは,こうした機会を数多く持つであろう。そして,授業づくりのアイデアを豊かにしていくに違いあるまい。
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Comments
木原先生はじめまして。東京都で高校の教育に携わっているYFと申します。
完成された、模範的な授業を見せるのではなく、思考力・表現力の育成を図るためのアイデアを出し合い共有する場という考え方は、目から鱗でした!
そういう位置づけであれば、研究授業をやってくれる人が出ないということもなくなりそうですね。しかも1学期早々でもできるのですね。
これからも、楽しみにしております。
Posted by: YF | 2009.04.18 09:41 PM