国語や算数の授業に学校放送番組は必要か
昨日,渋谷のNHKで,「2011年度以降の学校放送番組とデジタルコンテンツのあり方に関する調査研究」のワーキンググループミーティングを催した。このプロジェクトは,教師のニーズをアンケートやインタビューで把握したり,海外の取り組みと比較検討したりして,2011年以降のNHKの学校向けサービスの全体像や具体的な番組・デジタル教材のあり方を明らかにするものである。
2011年度以降の学校教育向けサービスの全体像,番組編成,そしてNHKデジタル教材の特徴について,協議した。その中で,国語や算数の学校放送番組は必要か,必要だとしてどのような内容・構成にすべきかについて意見を交換したが,共通理解には至らなかった。新教育課程では,この2教科の授業時間数はとても多い。だから,それらの教科の授業で用いる学校放送番組がおそらく必要ではあるが,社会科や理科と違って,映像教材,放送教材のメリットを強調しにくい,換言すれば教科書教材の壁を越えにくいというディレンマが,この問題を考える際に,常に登場してくる。しかしながら,あと数ヶ月のうちには,とりあえずの提言にまとめていかねばならない。これについて,実践家の読者は,どのようにお考えになるだろうか。
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Comments
山口と申します。
いつも木原先生のblogを興味深く読ませていただいています。
国語と算数のTV放送について
例えば、国語の書き順や算数の面積の求め方の考え方をアニメーションで示すことは、TV放送でも有効ではないかと考えます。授業での、用い方にも工夫はあると思いますが、いろいろバリエーションが出てくるのではないかと感じます。
Posted by: 山口光夫 | 2009.04.12 10:43 AM