大学の講義でも「ゆさぶり」
大学の講義でも,「ゆさぶり」は大切である。本日は,それこそ,この概念を呈した斎藤喜博の取り組みについて講ずる際に,学生たちをゆさぶった。介入授業の是非について意見を述べさせていると,彼らの多くは,教師と子どもの人前関係を壊すと考え,介入授業に否定的な見解を示す。斎藤たちは,教師が「学ぶ」ことを大事にしていたこと,日頃から教室を開放していたことを告げても,彼らの思いは,覆らない。けれども,そこで,「でも,子どもたちが,介入に違和感を覚えつつも,それによってしっかり学べて,学力を高められるならば,それでよいのではないか」と私が切り返すと,(教員志望が強く,それゆえに子どものことを大事に思う,本学の)受講生たちは,はっとして,介入授業の新たな可能性を見いだすのであった。
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