高校生にいかなる人間力を育むか
本日,大阪府立夕陽丘高等学校を訪問した。今年度,同校の学校協議会の委員を拝命しており,本日,第1回目の会合が催されたからである。施設やホームルームの様子を見学し,学校の状況を報告してもらってから,同校が本年度の課題に掲げている,「学力・人間力の育成」について協議を進めた(あろうことか,新任委員なのに,いきなり協議会の座長を仰せつかった)。
各委員から,多様な意見が寄せられた。ある委員は,学校に,進学実績を期待する。また,ある委員は,母校愛の大切さを強調するし,別の委員は,自尊感情の向上を望む。私は,座長として,学力・人間力の様々な要素のうち,いかなるものを共通の基盤に据え,どのようなものを学科等の重点課題に設定するかを定めるのが望ましいこと,いずれにしても教科等の指導だけでなくクラブ活動等のエキストラカリキュラムの機能も重視すること,それらは各種リソースの充実に支えられているのだから,その確保(拡充)に努めるべきであること等を,本日の協議で共通理解された内容として整理した。
それにしても,公立の高等学校には珍しい音楽科が設置されているがゆえに,その施設には驚かされた。個別レッスンのための部屋の数,大きなホールの存在などは,圧巻であった。
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