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2009.07.12

カリキュラムに関するリーダーシップとマネージメント

 本日,千葉・幕張の神田外国語大学で催された,日本カリキュラム学会で「我が国におけるカリキュラム・リーダーシップ実践の展開-実践的リーダーの役割に注目して-」というタイトルで口頭発表をおこなった(大阪市立大学・の矢野先生,愛知江南短期大学・森先生との共同研究発表)。
 今回は,カリキュラム・リーダーシップの主体とその関係性に関する概念モデルを呈し,そして,それを事例に適用することを通じて,我が国のカリキュラム・リーダーシップ実践の特徴と課題を考察した結果についてレポートした。予想どおり,リーダーシップとマネージメントの違いについての意見,実践的リーダーの役割を強調することについての意見が出てきた。我々は,マネージメントという概念を否定しているわけではない。それを,リーダーシップに内包させ,それ以外の民主的,創造的側面とのバランスを保ったモデルを呈しようとしているのであるが,それが,なかなか伝わらない。「昔から,マネージメントという概念には,民主的,創造的な意味が込められていた」というコメントも示されていたが,それならば,なぜ,米国等において,カリキュラム・リーダーシップをキーワードとする論文や著作が増えているのか。過去の概念や枠組みを積極的に,また拡張して解釈すれば,カリキュラム研究の新しい動きもそれに吸収されてしまうのかもしれないが,そうしたスタンスは,学術や実践の発展を遅らせるだけではないだろうか。

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