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2009.10.11

初任者が研究授業の後に涙を流す姿を見て

 先日,ある小学校の授業研究会に参加した。当日の授業者は,今年度,その学校に赴任した,初任者であった。彼女による授業は,すこぶる充実していた。落ち着いて指導できるだけでなく,当該校の研究テーマに即して,幾重にも指導を工夫していたからだ。つまり,学校研究の取り組みに即した指導と評価が繰り広げられたからだ。ゆえに,事後協議会の議論も盛り上がった。様々な意見が示され,他の教師の学びが促された。
 事後協議会で,授業についての自評を行う際,研究授業をやり終えて安堵したのか,それとも本人としては満足できない点があったのか,この初任者,思わず涙を流し,声を詰まらせた。事後協議会を終えて校長室で私が個別にコメントした時も,そうなった。いや,この時は,親子ほども年の離れた学年主任も一緒になって泣いていた。それが,彼女の頑張りと周りの教師たちとの関係性を象徴しているであろう。

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