多様な実践を集約することの難しさ
本日,全国放送教育研究会連盟の研究プロジェクト「『放送学習』による人間力の育成」プロジェクトのミーティングが催された。プロジェクトは,現在,まとめの時期にさしかかっている。本日は,メンバーが本年度の実践を2ページにまとめた文書を報告し,読み合わせをおこなった。
実にいろいろな実践が報告された。教科・領域も異なるし,1時間(45分)の授業の詳細を語るものもあれば,50時間の単元の全体像を示すものもある。実践の内容が多様なので,報告文書の形式をそろえることが難しい。無理矢理にでも,それをそろえるかどうかについて,ずいぶん話した。私は,それぞれの実践者が自身の取り組みを表現しやすい方がよい,ゆえに,見出しや様式の統一は最低限にとどめた方がよいと述べた。ひとつの組織やプロジェクトの中で生まれている多様な実践を集約することは,かなり難しい。共通性と多様性を感じることのできる,バランスのよいアウトプットになるよう,誰かがイニシアチブを発揮するしかないだろう。
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