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2010.02.27

教育工学会の冬の合宿研究会(2月27・28日,松島にて)

P1150018 本日から2日間,日本教育工学会の企画委員会が運営する「冬の合宿研究会」が,「かんぽの宿 松島」を会場にして,実施されている。私ももちろん,委員長として,参加している。今回のテーマは,「教育現場とつくる実践研究のデザイン」である。講演・ワークショップ・パネルディスカッション等で構成される。
 既に日本女子大学の吉崎先生による講演「現代の教育課題と教育工学研究のデザイン」が終わった。30年間にお取り組になった実践研究の事例がコンパクトに紹介され,参加者は,そのレパートリーを感じることができた。

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2010.02.26

保護者・地域住民との連携が豊かな学校

 昨日は大阪市立長池小学校,本日は同市立昭和中学校を訪問した。いずれも,学校評議員を拝命しているので,そのミーティングが催されたからである。私は,学区に住んでいるわけではないが,縁あって,ここ数年間,専門の授業研究や校内研修のサポートとは異なる側面で,両校と関わりを持ってきた。
 いずれの学校とも,保護者・地域住民との連携が豊かである。例えば,昨日の長池小学校の学校評議員会で,学校側が学校評価の結果をレポートする中で施設・設備の改善の必要性について言及すると,PTA会長がすかさず,「砂場の砂の入れ替えぐらいならば,自分たちの手でなんとかします,先生方には,上手にPTA等に甘えてもらいたいと思います」と語った。昭和中学校が情報教育について実践研究を繰り広げていると聞くと,保護者や地域住民がそれに理解を示し,学校のアピールポイントにしてくださいと応援のエールを送っている。
 保護者や地域住民との関係づくりに悩む学校の話をよく耳にするが,この2校は,学校と家庭・地域がよい関係を気づき,教育力を相乗的に高めていると思う。。

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2010.02.25

研究の営みが日頃の実践に根づく

 大阪市内のある小学校で,第1学年から第6学年までの6つのクラスで営まれている授業を見学した。この学校は,国語科を対象として,「自分の思いや考えを豊かに表現する子どもを育てる~『読む力』の育成を通して~」というテーマで,実践研究を推進している。先日,本年度の研究紀要の原稿を送ってもらい,その概要を把握していた。例えば研究の視点は,「音読の工夫」「ワークシートの活用」「意見交流を深める工夫」「個に応じた支援の工夫」「読書活動の充実」の5つであった。
 本日,それらが日常的な実践においてどの程度定着しているかに注目していたが,どのクラスでも上記の視点を大切にした指導が繰り広げられていた。研究の営みが日頃の実践に根づいている様子を見るのは,当該校の実践研究に関わりを持つものとして,うれしいことである。
 ちなみに,この学校のグループワークでは,あるグループに配属された学校長が書記役を果たしていた。それも,一生懸命に。そういうリベラルなムードが,この学校の実践の充実を支えているのかもしれない。

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2010.02.24

有名なワンタン麺

P1140933 酒田から庄内空港に向かう途中で,酒田ラーメンを食した。有名なワンタン麺のお店である。この街は,おいしいラーメン店が多いことでも有名だそうだ。たしかに,噂どおりの味であった。

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鳥海山の美しい姿

P1140935 秋田から酒田に戻る車中で,鳥海山を目にした。美しい姿だ。我々を歓迎してくれるかのように,ここ2日は,すこぶる快晴であった。地元の方によれば,この時期としては,極めて珍しいとのことであった。

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秋田の小学生の学びはすごい

P1140815 秋田県にかほ市での学校で授業を見学した。いずれの教室でも,子どもたちが落ち着いて,しっかりと学んでいた。特に,子どもたちがノートをとるスピード,グループを組んで学び合うことのスムーズさには,感心させられた。写真は,6年生の子どもたちが,自らのスピーチの形成的評価のために,ICTを活用している様子だ。

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2010.02.23

初めての山形訪問,酒田の街

P1140698 秋田県にかほ市での学校・教育委員会訪問のため,庄内空港から酒田市へやってきた。ここから,鉄道で秋田県にかほ市に向かう。実は,山形県を訪れるのは,初めてである(これで,あとは青森県を残すだけとなった)。初めて訪問する土地は,なんとなくわくわくするし,ちょっぴり不安にもなる。
P1140753 酒田は静かで,風情があって,よい街であると思った。写真は,山居倉庫という明治時代に建てられた米の保管倉庫である。美しいケヤキ並木とともに,庄内のシンボルと呼ばれているらしい。

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2010.02.22

チャレンジいっぱいの学校(津山市立北陵中学校にて)

 津山市立北陵中学校で,2コマで8つの研究授業を見学した(1コマ目は3つの公開授業,2コマ目は5つの研究授業)。また,それらを題材とする授業研究会にも参加した。この学校の授業を見学するのは4度目であるが,見学するごとに,その取り組みにチャレンジが増える。「チャレンジいっぱい」の学校だ。
P1140596 例えば,写真は,社会科地理的分野の内容と関連させた,英語科の授業だ。この日は,10月に私が提案した教科横断・合科による「活用型」授業に多くの授業者がトライしてくれた。やはり社会科との連携による能面の彫刻,スポーツテストのデータを扱う数学など,活用型授業の実現に資するアイデアがたくさん提案された。教科横断・合科以外にも,グループワークの多用(社会科),地域の文化の追究(社会科),算数的な活動を採り入れた展開(数学科),栄養教諭とのティームティーチング(家庭科),地域のイベントを題材としたキャッチコピーの作成(国語科)といった,わくわくするような授業が提案された。
 次は,どんなアイデアを提案してくれるのだろう。そう期待させてくれる学校である。

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2010.02.21

小学校から大学までの教育方法改善

 本日,我が天王寺キャンパスで催された科研の会議に出席した。これは,日本女子大学の吉崎先生を代表者とするもので,研究会課題名は「初等・中等・高等教育における教育方法の改善・開発に関する総合的研究」である。3年間で,小学校から大学までの教育方法の改善について調査研究を繰り広げる。今日は,1年間の訪問調査等の中間報告会であった。私は中学校グループに属しているが,学力調査で好成績を残している富山や福井,国際学力調査で常に上位に位置する香港等について,地域・学校の取り組みの特徴をレポートした。

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2010.02.20

研究授業の取り組みが日常の授業にも

 先日,「突然,授業を見せてほしいと言われたら--」という記事を本ブログに載せた。いくつかコメントが寄せられた。「すごい学校ですね」という賞賛の声もあれば,「そんなの当然ですよね」というリアクションもあった。確かに,授業をオープンにすることに対する抵抗は,地域や学校,また教師によって大きかったり,小さかったりする。
 ただ,私の説明が足らなかったかもしれないので,少々,あの教室の様子について補足しておきたい。尼崎市立七松小学校のあの教室で,私は,「ああ,研究授業の取り組みが日常の授業に生きている」と感じたのであった。この学校の教師たちは,国語科において,プロジェクト型の学習を大切にしている。子どもたちが,教師とともに,学習計画を立て,リアルなゴール(○○会を開こう,△△を創ろう等)に向かって,主体的に活動を繰り広げる。実際,あの日の5時間目に別の教師による研究授業において,そのような様子を見学した。それを同じスタイルの学習が,突然訪問した教室でも,たんたんと繰り広げられていたのである。つまり,私は,急に申し出たにもかかわらず,研究授業並みの授業を見せてもらったのである。換言すれば,同校でそれまでに見せてもらった研究授業が,その日だけのよそ行きの姿でも,借りものでもなかったことがあらためて分かり,それを頼もしく思ったのである。

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2010.02.19

管理職も学ぶ

 大津市教育センターで,同市の幼稚園・小学校・中学校の教科・領域等研究会の部会長が学んでいる姿を見た。彼らは,自校園における実践研究について意見を交換したり,その新しい方法論を吸収しようと努力していた。あのような管理職の下ならば,研究が発展する可能性も高まろう。研究推進リーダーが発揮する実践的リーダーシップと管理職のそれが重なると,研究を発展させる大きな力となるからだ。

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2010.02.18

がんばる学校の教師たちの姿を見て

 京都府久世郡久御山町立久御山中学校の校内研修に参加した。この学校は,京都府総合教育センターによる「『教師力向上』教育実践力継承事業」の実践校の1つである。この事業では,各校を担当する大学研究者が定められ,彼らは,1年間に数回,学校を訪問し,授業を見学したり,授業研究会に参加したりして,各校の取り組みにアドバイスを送る。私は,この久御山中学校を担当した。校内研修会で学力向上の取り組みに関して講義した研究授業についてコメントしたりしてきた。
P1140515 先日,教師たちは,並行して4つの研究授業(数学2,理科,社会)を実施し,教科単位の分科会を催した。そして,全体会にその知見を持ち寄り,交流した。その形式も新しいチャレンジであるし,25年を越えるベテラン教師3名を含めて各授業実施者は,これまでの自らの授業になかった工夫に着手していた。
 よい授業,それを通じた子どもの学力向上に真摯な姿勢で取り組む教師たち,がんばる彼らの姿を見て,気持ちよく学校を去ることができた。

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2010.02.17

新しいゼミ生の卒論指導始まる

 今日は,新しいゼミ生を対象とする,卒論指導の日であった。先月のオリエンテーションに続き,第2回目だ。6名のゼミ生を対象としているので,18時半に開始し,23時までかかった。実質的な卒論指導が始まったわけであるが,今回は,過去の卒論を読解し,それぞれの特徴と課題を報告してもらった。また,各人の構想について意見を交換してもらったり,私がそれを解説したりした。最後は,次回のゼミまでにいかなる課題に取り組んでくるかを宣言してもらった。大学に勤務している限り,このサイクルが重ねられる。大変であるが,楽しい。

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2010.02.16

突然,授業を見せてほしいと言われたら--

 読者(のうち教員である方)は,もし,ある日,私のような外部の人間が突然「授業を見せてほしい」と言ったら,受け入れてくださるだろうか。
P1140415 尼崎市立七松小学校の校内研修に参加した折り,研究授業が5時間目の時間帯だったので,6時間目に空き時間ができた。最初は,いい子に(大人しく)していたが,せっかくの機会だから,さらに授業を見学できないものかと思い,学校長にその旨を伝えた。そして,「例えば○○先生だったら,見せてくださるのでは--」と付け足した。まあ,突然だから,無理だろうな(例えば時間割で専科の先生が担当なさっているかもしれないし)と思っていたら,OKが出て,授業を見学させていただけた。
 別の地域では,あらかじめ教育委員会を通じてお願いしておいても,授業見学の許可が出ないこともある(それなのに,講演・講義は頼まれるので,少々納得がいかない)。この学校の教師たちは,写真の教諭をはじめとして,みんな,授業空間を開放することに抵抗がない(学校長曰く,誰でもそうしてくれるだろうとのことだった)。経験則であるが,授業を見せることに対するオープンマインドの豊かさと学校研究の成熟には,強い相関がある。
 さらに,この教師は,ただ見せるだけでなく,ちゃんと,学校の研究テーマに即した展開を示してくれた。それにちゃんと子どもが応じているのだから,彼女,そして学校が研究授業等でこれまで私に見せてくださった様子が日常的なものになっていること,子どもの学力に結実していることが分かろうというものだ。
 そうそう,授業が終わって,校長室に帰ろうとした私に,数名の子どもが歩み寄ってきて,ちょっとはにかみながら,こう言った。「授業を見に来てくださって,ありがとうございました」と。

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2010.02.15

学校を基盤とする学力向上アプローチの可能性と課題

 ある市の学力向上推進委員会に出席した。この市では,数年前から,様々な施策をスタートさせ,児童・生徒の学力向上を図ってきた。そのうちの一部を次年度から,学校からの申請(提案)に基づいて,実施する予定であると聞いた。同じ取り組みでも成果が上がる学校とそうならない学校があるので,各学校の特色や置かれた条件を生かす形で学力向上の取り組みを選択的,主体的に企画・運営してほしいと教育委員会は願っている。各学校は,必要に応じて,教育委員会が示した6つの視点を踏まえて,申請書を作成・提出することになる。
 私は,学力向上は,学校を基盤とするものにならざるをえないと主張してきたので,このようは方向性は間違っていないと思う。しかし,「さぼる学校は何もしなくなるんじゃないですか」という質問が出てきたように,下手をすると,教師たちの熱意の差を大きくしてしまうことになりかねない。学力向上の取り組みに関して,同じ地域の学校における共通性と独自性のバランスを保つのは,難しい。

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2010.02.14

面接の想い出

 昨日と今日,本学の編入学試験に従事した。面接官を担当し,受験生の態度や考え方を評定することとなった。短い時間で人物像に迫るのは難しいが,それでも,同僚とともに,基準に従って評価を下した。
 受験生は,かなり緊張している。単純な質問でも,その意味を誤解したり,言葉に詰まったり,いろいろ述べようとして支離滅裂になったりする。それでも,一生懸命に自分を伝えようとする姿には好感を抱く。
 私自身は,あまり面接というものを経験したことがない。大学院に進学したので,学部卒業時には,いわゆる就職活動に取り組まなかった。だから,修士や博士論文の口頭試問以外には,大学に採用される際の模擬授業や研究に関するプレゼンテーションくらいだ(それで十分?)。面接の想い出が多い方ではない。大阪教育大学に採用される前に試みた模擬授業で,予定(10分)をはるかに越えても面接官が誰も「ストップ」と言ってくださらず,とうとうこちらから「いつまで続けるのでしょうか?」と問うたことが印象深いが,それくらいだろうか--。
 読者は,いかなる「面接の想い出」をお持ちだろうか?

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2010.02.13

学ばない教師からは,学ぶ子どもは育たない

 昨日記事にした,「教員研修への熱意に関する地域格差」問題であるが,もちろん,担当の指導主事も悩んでいる。昨日とりあげた研修会でも,担当指導主事は,少しでも参加意欲が高まるように,模擬授業を準備し実施していたし,ワークシート等も準備して,研修における活動性を高めていた。彼らの研修参加者の学びを促そうとする姿勢には,頭が下がる。
 しかし,残念ながら,その気持ちが,すべての参加者に届くわけではない。それはもう,風土としかいいようがない問題だからだ。昨日や本日の記事の意味がよく分からない教師が多い地域もある。そうした地域の教師たちは,このような話を聞くと,「研修会に教員が遅刻する?そんなことは,普通はありえないですよ。」「研修会中にケータイでメールを送受信している?それって学ばない高校生と同じじゃないですか。」とリアクションする。
 なぜ,一部の地域の教師たちは,(行政)研修で学ぼうとしないのか。どうすれば学ぶようになるのか。私も,その解を手にしていない。しかし,これだけは,教育学の知見からも,教育現場と関わった経験からも,明らかである。学ばない(自らの学びを軽んじる)教師からは,学ぶ子どもは決して育たない。

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2010.02.12

教員研修への熱意に関する地域格差

 ある地域の教育センターが催す教員研修は,開始時刻になっても,半数以上が到着していない。開始時刻から1時間以上経っても,まだ全員がそろわない。遅刻者は,涼しい顔をして席に着く。席についても,あまり熱心ではない。内職をしたり,眠ったりしている。途中で帰ったり,出たり入ったりするケースも目にする。しかも,若い教師も,そうした態度を示す。
 確かに教育現場は多忙である。しかし,そうした事情は,この地域だけではあるまい。他の地域の教師たちも,忙しい中で,研修会に赴き,真摯な姿勢で学んでいる。だから,この地域の研修会でよく目にする姿に,どうしても違和感を覚える。教員研修への熱意に関する地域格差は,学力問題以上に大きい。

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2010.02.11

The Handbook of Leadership and Professional Learning Communities

 本日も2つの会議に出席するために日帰りで上京した。機中で,モノレールの中で,The Handbook of Leadership and Professional Learning Communitiesの第5章Professional Development Schools: Learning Communities for Leaders and Teachers as Change Agentsを読んだ。明日の勉強会(カリキュラム研究会)で,この章の概要を報告しなければならないからだ。PDSの現状や課題を学習共同体論から明らかにするものである。
 3月に,このハンドブックの編者のCarol A. Mullen氏を訪ね,カリキュラム・リーダーシップについて意見交換をすることになっている。その備えにもなるので,担当章の読解も熱を帯びるのだが,主張がもうひとつ明確でなく--。

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2010.02.10

学力調査の結果は,学校の姿をどこまで説明しているのか

 本日,ある地域の学校と教育委員会に対して,学力向上のための取り組みをヒアリングした。授業も観察した。この地域(学校)のいわゆる学力調査の結果はよくない。しかし,おそらく,それは,教師たちの指導が要因ではない。仮になんらかの問題があったとしても,学力調査の結果がよくないことは,それだけで説明できるものではあるまい。なぜならば,彼らは,自分たちの指導を理性的に分析し,子どもたちのためにさらにできることを考え,それを実行し,そして,発展させていたからだ。それらの現状や経緯,今後の計画等について,我々に,ていねいに話してくれた。
 教室でも,子どもたちは落ち着いて,しっかりと学んでいた。集中力だけでなく,教科書・ノートやファイル類の記述や活用の仕方を見ても,彼らの学びが確かであることが分かった。こちらから話しかけてみた時の反応もよい。(指導している教師たちと同じく?)雄弁ではないが,はにかみながら,応えてくれた。それらの様子は,年間何十という学校を訪れる私にとって,「機能する」学校,子どもにとって「居心地のよい」学校であることを示すエビデンスなのだ。
 学力調査の結果は,学校の姿をどこまで説明しているのか。今日訪問した学校のような存在は,それが教師と子どもの営みのほんの一部でしかないことを(分かってはいたが)あらためて認識させてくれる。だから,気持ちよく,学校を後にすることができた。

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2010.02.09

校園内研究担当者の研修会でポスターセッション

P1140267 本日,岡山市総合教育センターが催す,市内幼稚園・小中学校の校園内研究担当者の研修会に参加した。本日のメインの活動は,2ラウンドのポスターセッションだ。19のパネルに分かれて,200校園がポスターを用いて,自校園の本年度の研究活動について短くレポートする。その後,講座受講者たちは,小グループで,ポスターを前にして,車座になって,情報やアイデアの交換を続けた。
 なお,各校園の研究担当者は,同じ校園種の研究レポートをすべて持ち帰ることになっている。小学校は93校分のレポートが入手できるのだから,それだけでもずいぶん貴重な情報である。この仕組みも,各学校園の研究の企画・運営に役立つと思われる。

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2010.02.08

「教師力向上」に外部講師を

 京都府総合教育センターは,昨年度,今年度と「『教師力向上』教育実践力継承事業」を企画・運営している。これは,府内5小中学校に開発実践校になってもらい,各校で「教師力向上」に資する取り組みを推進してもらう。各校を担当する大学研究者が定められ,彼らは,1年間に5回程度,学校を訪問し,授業を見学したり,授業研究会に参加したりして,各校の取り組みにアドバイスを送る。それほどの回数になると,外部講師は,一定程度の影響力を持つ。実践発表会では,いずれの学校とも,外部講師からアイデア等を得て,授業改善・学校改革に着手し,それを進展させたと語っていた。

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2010.02.07

卒論発表会でゼミ生たちががんばる

P1120927 本日は,本年度に私が卒論指導を担当した8名の学生が,自身の研究の概要と特徴等を報告する「卒論発表会」の日であった。平成22年度のゼミ生,他のゼミの学生等を含めた,20名程度の参加者となった。
 学生たちは,レジュメや資料を作成したり,プレゼンテーションを準備したりして,発表に備えた。昨年度の発表会に聞き手として参加した経験を生かして,しっかり準備をしてくれた。そのおかげで,聴衆から様々な意見が示され,よい意見交換の機会が成立した。発表者にとっても,聞き手にとっても,ためになる発表会となった。みんな,お疲れ様でした。

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2010.02.06

人間力育成の鍵は,対話にあり

 本日,渋谷のNHKで,全国放送教育研究会連盟(全放連)の「人間力育成プロジェクト」の成果報告会が催された。まず,プロジェクトの概要がプレゼンテーションされ,続いて,守屋事務局長が,『日本とことん見聞録』を活用して,模擬授業を実施した。そして,それを題材とする協議会が参加型で営まれた。さらに,2ラウンドのポスターセッションが実施された。ここでは,各実践者が本年度に追究した,人間力育成のための番組活用の取り組みが交流された。
P1140194 守屋先生は,社会科の社会科の番組活用は,10年ぶりとのこと。事前に番組を視聴せず,いわゆる生・丸ごと利用にチャレンジなさった。しかも,授業開始直後に番組視聴を始める「0分スタート」であった。協議会では,それに対して異論も示されたが,私は,単元の第1時に位置づけたものであるので(授業目標は,観点としては関心意欲態度に相当するので)何かを理解させるために焦点化は必ずしも必要ない,今日の授業スタイルは子どもたちが番組から受け取るものをできるだけ幅広く認めるための1つの方法論であると解説した。それが,人間力育成に資する,番組と子どもとの対話,子ども同士の対話を促し,活性化する可能性を有していると考えるからである。

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2010.02.05

校内研修と行政研修のコラボレーション

 三次市立三和小学校を訪問し,そこで行われた,研究推進リーダー研修会に参加した。同校は,パナソニック教育財団の実践研究助成の平成20・21年度特別研究指定校である。同校のテーマは,「論理的に考え表現する力を育てる授業の創造~ICTを活用した算数科・国語科の授業改善を通して~」であり,本日もICTを活用した授業が公開された。特別研究指定校は,外部に対する実践の公開が義務づけられているが,三和小学校は,11月の研究発表会を含めて,6月から何度も,研究授業を外部に公開している(ちなみに,同校では,最低でも1人が3回は,研究授業を実施する)。
P1140162 ところで,本日の研修会は,三次市教育委員会の小・中学校研究主任研修会でもあった。すなわち,校内研修と行政研修のコラボレーションだ。全小中学校の研究主任が出席し,そこで,例えば三和小学校の研究授業の見方が指導主事から説明される。また,「あなたが三和小学校の研究主任であれば,今日の研究授業の後の事後協議会をどのように運営するか想定してみてください」といった問いが投げかけられる。さらに,事後協議会の次には,本年度の学校研究を振り返り,次年度のものを構想するためのワークショップが催されるが,このパートは,三和小学校側で企画・運営する。けれども,ここでも,指導主事に,各学校の実践研究に関する振り返りについてコメントが求められる。企画・運営主体の異なる2つの研修をすり合わせることは簡単ではないが,それだからこそできる内容の研修があると思うので,この取り組みを他の地域でも試みるとよいだろう。

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2010.02.04

がんばる池田の小学校

P1140063 池田市立呉服小学校が,本日,公開研究発表会を開催した。全クラスが授業を公開し,それらに関して,国語・算数・国際理解の3つの分科会に分かれ,協議をおこなった。例えば,1年生の外国語活動では,色を題材にして,子どもたちが英語と韓国語を併用して活動していた。同校は,春から,たくさんの授業研究を重ねている。その厚みは,すばらしい。
 呉服小学校だけでなく,池田市の小中学校では,授業研究の取り組みが盛んになりつつあると言う。さらに,学校外にもそれを開く,公開研究発表会をほとんどの学校が企画・運営するようだ。授業研究熱が高くないと言われる大阪にも,こういう地域・学校があるのは,うれしいことである。同校には,この勢いを次年度にもつなげてもらいたい。

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2010.02.03

「研究紀要を作りましょう」という声が出てきて

 昨日,大阪市立中央小学校に出かけた。授業を見学したり,校内研修にて授業改善の視点と方法について講義をしたりした。学びの基礎力の育成,習得・活用型の授業づくりのポイント,そして学校を基盤とする学力向上アプローチ,それに資する授業研究の今日的展開について,話題提供をした。
 私の話を聞いて感じたことを交流するグループ協議,その報告を経て,ある教員から,「今年度の実践を残していくことが大事であることが分かったので,研究紀要を作りましょう」という声が出てきた。今年度の研修計画にないことでも,たとえそれで負担が増すとしても,必要があれば取り組んでみようという,柔軟な姿勢,チャレンジ精神を有する教師たちに接するのは,心地よい。実際にどのようになるかは別にして,やってみようか,できるかもしれないと考えることが自らの力量形成のためのアプローチとなるだろうから。

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2010.02.02

教育実践研究の要はデザインモデル

 本日と明日は,大阪教育大学大学院実践学校教育専攻の修士論文公開審査会である。各人が,10分で研究概要を報告し,主査・副査から,質問や意見が示される。修士課程2年の院生たち(ほとんどが現職教員)が,取り組んだ調査研究や実践研究を上手にまとめて報告してくれた。
 私もいくつか査読をしているが,自らの教育実践を題材とする研究の報告を読みながら,いろいろと考えた。特に,デザインモデルの重要性を痛感した。多くの教育実践研究は,ターゲットする能力・資質を定め,それを育むための実践を重ね,その過程や評価結果をレポートする。自らの実践が研究論文になるか否かは,その実践をつかさどる原理があり,それを体現するためのデザインモデルを呈しているかに依っていると思う。それらを欠くと,ていねいな実践であっても,その価値や特徴を把握しがたいからである。他の実践を生み出す装置に成りがたいからである。換言すれば,それらを欠くと,その叙述は,読み応えのある実践記録となり読者の感動は呼ぶが,次なる実践を生み出す実践的知識の表現たりえないということになろう。

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2010.02.01

ステキなデザインの小学校

P1130779 今日は,ある地域の2つの小学校に出かけて,授業を見学したり,教師たちにインタビューを実施したりした。ある小学校の建築に驚かされた。いわゆるオープンスクールなのであるが,そのデザインが実によく練られている。きれいであり,機能的でもある。そして,その環境を生かした授業が展開されていたことにも感心させられた。

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