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2010.02.16

突然,授業を見せてほしいと言われたら--

 読者(のうち教員である方)は,もし,ある日,私のような外部の人間が突然「授業を見せてほしい」と言ったら,受け入れてくださるだろうか。
P1140415 尼崎市立七松小学校の校内研修に参加した折り,研究授業が5時間目の時間帯だったので,6時間目に空き時間ができた。最初は,いい子に(大人しく)していたが,せっかくの機会だから,さらに授業を見学できないものかと思い,学校長にその旨を伝えた。そして,「例えば○○先生だったら,見せてくださるのでは--」と付け足した。まあ,突然だから,無理だろうな(例えば時間割で専科の先生が担当なさっているかもしれないし)と思っていたら,OKが出て,授業を見学させていただけた。
 別の地域では,あらかじめ教育委員会を通じてお願いしておいても,授業見学の許可が出ないこともある(それなのに,講演・講義は頼まれるので,少々納得がいかない)。この学校の教師たちは,写真の教諭をはじめとして,みんな,授業空間を開放することに抵抗がない(学校長曰く,誰でもそうしてくれるだろうとのことだった)。経験則であるが,授業を見せることに対するオープンマインドの豊かさと学校研究の成熟には,強い相関がある。
 さらに,この教師は,ただ見せるだけでなく,ちゃんと,学校の研究テーマに即した展開を示してくれた。それにちゃんと子どもが応じているのだから,彼女,そして学校が研究授業等でこれまで私に見せてくださった様子が日常的なものになっていること,子どもの学力に結実していることが分かろうというものだ。
 そうそう,授業が終わって,校長室に帰ろうとした私に,数名の子どもが歩み寄ってきて,ちょっとはにかみながら,こう言った。「授業を見に来てくださって,ありがとうございました」と。

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