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2010.02.10

学力調査の結果は,学校の姿をどこまで説明しているのか

 本日,ある地域の学校と教育委員会に対して,学力向上のための取り組みをヒアリングした。授業も観察した。この地域(学校)のいわゆる学力調査の結果はよくない。しかし,おそらく,それは,教師たちの指導が要因ではない。仮になんらかの問題があったとしても,学力調査の結果がよくないことは,それだけで説明できるものではあるまい。なぜならば,彼らは,自分たちの指導を理性的に分析し,子どもたちのためにさらにできることを考え,それを実行し,そして,発展させていたからだ。それらの現状や経緯,今後の計画等について,我々に,ていねいに話してくれた。
 教室でも,子どもたちは落ち着いて,しっかりと学んでいた。集中力だけでなく,教科書・ノートやファイル類の記述や活用の仕方を見ても,彼らの学びが確かであることが分かった。こちらから話しかけてみた時の反応もよい。(指導している教師たちと同じく?)雄弁ではないが,はにかみながら,応えてくれた。それらの様子は,年間何十という学校を訪れる私にとって,「機能する」学校,子どもにとって「居心地のよい」学校であることを示すエビデンスなのだ。
 学力調査の結果は,学校の姿をどこまで説明しているのか。今日訪問した学校のような存在は,それが教師と子どもの営みのほんの一部でしかないことを(分かってはいたが)あらためて認識させてくれる。だから,気持ちよく,学校を後にすることができた。

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