学力向上のプレッシャー
テネシー州メンフィス郊外の中学校,White Station Middle Schoolを訪ねた。学校長へのヒアリング,授業観察をおこなった。テネシー州は全米でも到達度テストの結果が低いことで有名(?)である。教育委員会,学校,教師たちは,学力向上に腐心している。メンフィスの中学校長は,年に6回,教育長の前で,学力向上のための取り組み,その成果と課題をプレゼンテーションすることが課せられている。
そうした圧力の中,この中学校では,赴任してきた学校長が,教師たちに,学力向上のための様々なアクションを起こさせている。例えば,「re-teaching」である。これは,到達度テストの結果が十分でなかった箇所について,再指導する取り組みである。学校長は,全教員に,いかなる領域の内容をいつ再指導するのかをプランにして提出するよう指示している。学力向上のプレッシャーは,学校長に言わせれば「米国の教育を劇的に変えている」そうである。
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