異なる地域(環境)でがんばれば--
先日の新入生・転入生合宿セミナーで,学生たちの出身地を聞いた。北は北海道から,南は沖縄まで,全国に広がっている。全国唯一の夜間の小学校教員養成課程だからだろうか。沖縄からやって来た学生がしきりに寒いと言っていた。かわいそうに,風邪を引いたらしい。
思い起こせば,私も,二十数年前に,広島から大阪にやって来た。まるで外国に来たような心情であった。慣れぬ土地での初めての一人暮らしは,少し寂しかったし,苦労もした。しかし,それで,私のものごとに取り組む態度が鍛えられ,その価値観が再構築された。それは,ある土地にずっととどまっているよりも,少なくとも自分にとっては,成長の糧となったと思う。故郷を離れて本学にやってきた学生たちにも,そう思ってがんばってもらいたい。
学校現場に務める教師たちにも,同じことが言えるかもしれない。異なる地域の実践,異校園種での勤務は,苦労を味わうことになろうが,その教師の力量を高める,よき機会でもある。
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