自らの授業づくりと同僚等のそれを「共鳴」させて
本日は,我が大学院(大阪教育大学・大学院教育学研究科・実践学校教育専攻)の院生に対する,ガイダンスの日であった。新入生に対して,カリキュラム,3つのコースの構造,必修科目の内容等が説明された。私も,自分が担当するコース(教職ファシリィテーターコース)の概要を解説した。
教職ファシリィテーターコースの意義を説明するのは,難しい。実践的リーダーとかミドルリーダーたる教師向けのコースですと説明しても,ピンとこない人もいる。
残る2つのコース,すなわちスクールリーダーコースや授業実践者コースはそれぞれ,管理職,若手教師という院生の属性がそのままコースにおける学びの内容を表す。けれども,教職ファシリィテーターコースは,必ずしもそうではない。もちろん,教務主任や研究主任の役割に必要な知識やスキルを提供してはいるが,教師間の相互サポートや授業づくりのコラボレーションは,そうした立場に限定されないからだ。
だから,私は,次のように説明することにしている。「自らの授業づくりと同僚等のそれを『共鳴』させて,よい授業やカリキュラムを子どもたちに提供したい方に,そのための知識やスキルを獲得してもらうためのコースです」と。共鳴というのは,詩的な表現ではあるが,我ながら,コースの意義を表す,よい言い回しだと思う。
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