『学校における実践研究を充実させるために-その企画・運営の工夫を学ぶハンドブック-』
先日『学校における実践研究を充実させるために-その企画・運営の工夫を学ぶハンドブック-』ができあがった。これは,平成21年度パナソニック教育財団の支援により推進される,「先導的実践研究助成」プロジェクトの成果物である。研究主任が,学校における実践研究の企画・運営のために駆使する必要がある知識を獲得するための学習材である。140ページから成る冊子で,学校研究の基本的な考え方,学校研究の実践同校動向,研究テーマの策定,研究組織の構築と運営,研究計画の策定,授業研究の企画・運営,若い教師への配慮,研究発表会の開催,研究紀要の作成,講師の活用,後進の育成,研究主任の学び,という12章で構成されている。研究テーマの策定以下の項目については,そのポイント等とともに,初級・中級・上級の3種類の問題と解答・解説が用意される。これらを読み,問題を解いて自己点検すると,学校における実践研究の知恵が獲得できる。
ここ数年,私が取り組んできた,学校における実践研究を推進するリーダー教師の取り組みを支援するための各種プロジェクトの集大成である。冊子ができあがるまでは長い道のりであったが,よい成果を生み出せて,ほっとしている。
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