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2010.05.30

授業実践に関する事例知識を豊かに

 ある原稿の執筆で,教師が授業実践に関する事例知識を有することの重要性に言及した。要するに,「ひきだし」が多いということだ。最近,様々な教員研修で,事例知識が少ないことの問題性を感じることが続いた。例えば,ある地域では,算数の指導は1時間単位の問題解決学習で構成されるべきだという教義(?)が絶対的な存在となっている。また,ある地域では,クラス単位での子どもたちの話し合い活動がない授業は認められないという考え方が教室・学校を支配している。さらに,ある地域では,学級の人間関係の工夫が学力向上アプローチのすべてであると,その可能性が過度に強調されている。
 授業実践は,マニュアル化できない営みである。その不確実性は,教師に関する研究の前提である。これを是として,他の教師,他の学校,他の地域の実践に触れ,ひとつの授業のデザインや展開のレパートリーを教師たちには豊かにしてもらいたいものである。それが,レジリエンスを高めることにもなるだろうから。

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