研究授業の足跡
書籍で紹介するために,ある教師(大阪のM教諭)の過去の研究授業の指導案を再度眺めてみた。それも,何年分にもわたって。こうして,彼の研究授業の指導案を連結してみると,その厚みにまず感心させられる。そして,そのチャレンジ内容がだんだんと広がり,またレベルアップしていることに驚かされる。具体的には,学校放送番組の活用を主柱に据えながら,デジタルコンテンツをそこに加えたり,ICT活用(実物提示装置や電子黒板の利用)を添えたりしている。そのトピックも,メディア・リテラシーの育成に迫ったり,活用型授業に取り組んだりしている。個人的な取り組みから,学校研究における提案へと,その意義を膨らませてもいる。
研究授業の足跡を,指導案を連結させて確認させてみると,その教師の授業力の進展がよく分かる。そもそも,連結させるためのパーツが少ない(つまり研究授業をあまりやっていない)ことにあらためて気づかされるかもしれない。
今度,授業研究ポートフォリオの書式などを考えてみたいとも思った。
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