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2010.07.31

模擬授業を通じて放送教育の可能性を考える

 8月9日,10日と,第61回放送教育研究会全国大会が国立オリンピック記念青少年総合センターで催される。今年度も,視聴覚の大会と合同だ。大会テーマは『ネットワーク社会におけるメディアとヒューマンコミュニケーション』である。私も,テーマ別分科会(8月9日) の「『人間力』を育む放送番組活用」と,団体別分科会の全国放送教育研究会連盟分に参加する。
 後者は,NHK学校放送番組「日本とことん見聞録」とデジタル教材を活用した模擬授業の実施,その可能性と課題を考えるパネルディスカッションで構成される。本日,渋谷のNHKで,その模擬授業の練習(?)が行われた。45分で放送教育の魅力をできるだけ,たくさん表現するための授業デザインをみんなで考えた。その授業提案をできるだけ多くの方に見てもらいたいものだ。

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2010.07.30

多様な意見を受け止める姿勢を有する教師たち

 盛岡市立城北小学校に出かけた。同校は,10月15日(金)に催される,第52回放送教育研究大会東北大会岩手大会の会場校である。4つのクラスで放送番組やデジタル教材を活用した授業を公開する。
 その指導案検討に参加したが,授業者はもちろん,その他の教師が番組やデジタル教材の利用にチャレンジしている。そして,いったん構想したプランであっても,それに固執することなく,私が示す,別の展開やアイデアにも耳を傾けてくださっている。もちろん,私のコメントどおりに授業を組む必要はない。最終判断は授業者が下すべきだ。しかし,多様な意見をいったん受け止める姿勢は,授業における子どもの言動に対するリアクションに再帰すると思う。
 同校の教師たちは,学校放送番組と子どもの出会いを大切にした授業を計画・実施してくれると思う。東北地方の放送教育実践家には,ぜひ同校の公開授業に接してもらいたい。

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2010.07.29

距離に負けずに大学院で学ぶ

 我が大学院(大阪教育大学・大学院教育学研究科・実践学校教育専攻)に,三木市から通学している大学院生がいる。彼は,教育の情報化に関するマネージメントやリーダーシップについて,修士論文を作成する予定である。
 本日,三木を訪れて,それから,キャンパスに戻って講義を実施した。想像以上に,時間がかかった。高速道路を利用して,往復で4時間ほどである。深夜に高速道路を走行するのは疲れるし,夕方の渋滞も辛い。彼は,それだけの時間とエネルギーを費やして本学に通っている。しかも,私のように単発ではない。毎週4日くらい,そうした努力を重ねているわけだ。その向学心には,頭が下がる。そして,それに応えるべく,修論指導を充実させなければならないとあらためて思った(もちろん,これまでにも,一生懸命やってきたつもりではいるが)。

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2010.07.28

うちの学生はよく学ぶ(講義「教育総論」のテストで)

 本日,担当している講義「教育総論」のテストを実施した。この講義は,教育の思想や歴史に関するものである。欧米の教育思想家,我が国の戦後教育の変遷などを講ずる。テストは,今日の教育実践の映像記録(今回は,先日,NHK教育テレビで紹介された,山形県米沢市立第二中学校の金先生の「己事成語」の授業)を視聴させ,それと講義内容を絡ませた問題を大問で3つ用意している。例えば,「視聴した実践のどのような場面を,大村はまは肯定的に評価するでしょう。」といった具合である。講義内容を覚えているだけでは解答できない。それを活用しないと解答できないテストである。
P1130158 それにしても,うちの学生はよく学ぶ。写真のように,ちゃんと,講義内容を見直したり,まとめ直して,このテストに臨んでいる。その姿勢が,ほほえましい。

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2010.07.27

今年も教員免許更新講習の講座を担当

 今年も免許更新講習の必修講習を担当することとなった。今日がそのスタートだ。85分の講座の運営とテスト監督の役割を果たした。今年最初の担当は,2日間の必修講習の最後のコマであった。さぞ受講者は疲れているに違いないと思っていたが,それにも関わらず,受講者は説明にもしっかり耳を傾けてくれたし,グループ討議にも取り組んでくれた。だから,充実した講座となった。次の担当は,8月6日の2コマである。10月にも担当がある--。

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2010.07.26

『書く力が身につくイギリスの教育』(山本麻子著,岩波書店)

 山本麻子著『書く力が身につくイギリスの教育』(岩波書店)を読んだ。著者の前作,『ことばを鍛えるイギリスの学校』もそうであるが,著者は,自身の子どもの学校における取り組みに接近し,英国における「ことばの教育」のディテールをたくみに描き出している。特に,本書では,子どもさんのノートが資料として多用されており,それが著者のメッセージに説得力を持たせている。地理や歴史の学習において理解を深めるために「物語」を創作させる取り組みなど,我が国の「ことばの教育」にとって有益な実践情報が載っている。もちろん,著者が紹介している英国の実践のうち,ある程度のものは,我が国の学校における学習にも,既に取り入れられているのではあるが。

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2010.07.25

Models of Professional Developmnet

P1130121 本日,我が研究室で,「教師の力量形成に関する研究会」(第9回)を開催した。今回は,Bruce JoyceとEmily CalhounによるModels of Professional Developmnetの各章を参加者が分担し,輪読した。教師の力量形成に関する様々な営みを,著者らは,5つの群に分け,それをモデル化している。著者らが採用している分類枠組みや叙述している各モデルの特徴を読解し,参加者間で,その妥当性や日本の取り組みとの異同について意見交換した。
 それにしても,昨日の草刈り作業の影響で,今日は,全身が筋肉痛だ。作業前に学生たちがラジオ体操を課した時には「草刈りに体操?」といぶかったものであるが,こういうことだったのか--。

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2010.07.24

キャンパス内の草刈り作業

 本日は,天王寺キャンパスで,学生たちと一緒に,草刈り作業に従事した。学生局と企画局の合同企画だから,顧問の私も,参加しないわけにはいかない。10時から15時近くまで,炎天下で,鎌を使って草を刈り続けた。事前に,現職教員の院生たちから,「倒れるんじゃないですか」「その日はもう何もできないですよ」等と脅されていたが,そうでもなかった。現に今も,明日の研究会のための文献購読にいそしんでいる。
 猛暑に備えて,タオルを頭に巻いていたからだろうか--。日焼け止めクリームを塗りまくっていたためか--。虫刺され防止スプレーが効いたか--。いずれにしても,無事に作業を終えられて,よかった。担当決め,道具の用意,飲み物等の準備等にがんばった学生さん,お疲れ様。

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2010.07.23

日本教育工学会の夏の合宿研究会(8月7・8日,福山にて)(再掲)

 前にもご案内したが,8月7日の午後~8日の午前中,広島県福山市の福山大学社会連携研究推進センター(広島県福山市丸之内1丁目2番地40号)にて,日本教育工学会の企画委員会が運営する「夏の合宿研究会」が催される。そのテーマは,「教育の情報化 次の10年を考える」である。講演・ワークショップ等で構成される。
 以下に趣旨文をアップロードするので,興味のある方は,ぜひ,ご参加いただきたい。

 現在,学校現場には,ICT活用の必要性は理解していても,その実践に対して不安を覚える教員が少なくありません.そのためICT機器が学校に導入されても,その活用は一過性のものになりがちです.しかし,2010年という年は,新学習指導要領の施行を来年に控え,また情報教育・教育の情報化をより一層進展させるために作成される「教育の情報化に関する手引」が出揃う年でもあり,新たなスタートを切るための準備期間として重要な1年になります.
 そこで2010年度夏の合宿研究会では,「教育の情報化 次の10年を考える」というテーマを設定しました.各教科や総合的な学習の時間などにおけるICT活用の現状,学校全体・地域全体の情報化を担う立場にある教員・指導主事の取り組みやそこで抱えている悩みなど,学校現場での具体的な事例を取り上げ,これまでの教育の情報化の動きを振り返ります.また,ワークショップでは,教育の情報化を持続的に進めていくために重要となる「日常的なICT活用」を意識し,今現場で使われている,もしくはこれから導入が進むと考えられるICT機器の活用を実際に体験しながら,その実践化を検討する予定です.
 教員・研究者・企業など様々な立場から,このテーマについて広く意見を交換し,今後十年間の教育の情報化のあり方を考える会にしたいと思います.

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2010.07.22

セミナー「教師が育つシステム〜様々な立場から教師の成長を考える〜」

 本学大学院実践学校教育専攻には,大阪府の教員採用試験に合格したが,赴任を2年後に伸ばし,その間,本学で学び,教職に備える学生がいる。彼らは, FT(フレッシュティーチャー)特別選抜生と呼ばれる。その彼らが,8月1日(日)午後,「教師が育つシステム〜様々な立場から教師の成長を考える〜」というセミナーを企画し,開催する。私も,パネルディスカッションへの登壇を依頼され,お引き受けすることとなった。
 この問題に興味のある読者は,ご参加いただきたい。

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2010.07.21

授業評価アンケートの活用

 本日,講義終了後,学生部会長として,学生たちの代表と授業評価アンケートの実施について意見を交換した。彼らは,必ずしも,学生にその意義が周知されていない,その結果を踏まえた改善が図られていないことを主張している。
 本学の二部では,授業評価アンケートの結果を踏まえた,授業改善のレポートを作成し,提出することになっている。まずは,その手順を彼らに伝えた。その上で,さらに,彼らと,授業評価アンケートを活用した,講義改善のプロセスや仕組みについて対話を続けることとなった。せっかくのシステムである。それが実を伴うよう,工夫しなければなるまい。

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2010.07.20

若いリーダー候補者たちに対する研修

 本日,堺市教育センターに赴き,「今,求められる授業づくり・学校づくり」というタイトルで,授業改善と校内研修の企画・運営について,2時間をかけて話題提供した。対象は,3~10年程度までの若きリーダー候補者等だ(一部,学校マネジメント講座の受講生もいたが)。この事業は,3年間かけて,教科指導のリーダー,学校マネージメントのリーダーを育てる。
 各学校や教育研究会から推薦された教師だけあって,さすがに,意気込みが違う。私の解説や投げかけによく応じてくれた(それでも,14:30のスタートに間に合わない遅刻者がいたのは残念ではあったが)。彼らのこれからの取り組みに期待したい。

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2010.07.19

試練が人を成長させる

 NHKスペシャルの『恐竜絶滅!』を視聴した。他にしなければならないことがあるが,つい見てしまった。それほど,おもしろかった。ほ乳類が反映したのは,特殊化しなかったこと,試練に耐えたことなどが理由だという。確かにそうだ。教師も(学者も),試練に耐えることで,成長するから。授業力量も,その発展にはバランスが大切(つまり特殊化しすぎてはだめ)だから。

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2010.07.18

休日も,学生の活動を見守る

P1130103 三連休の中日であるが,大学に向かった。本日は,天王寺キャンパスの学生たちが夏祭りを催した。学生部会長として,その様子を見守りに行ったのである。近隣住民からのクレームや食中毒などが少し心配されたが,それらもなく,夏祭りは無事に終わった。1年生から5年生まで,さらには卒業生までがやって来て,様々な催しに興じていた。次は,24日に,学生が企画・運営する,キャンパスの草刈り作業が予定されている。今度は,一緒に作業もする予定だ。

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2010.07.17

前田勝洋編著『教師のリーダーシップ力をきたえる』(黎明書房,2010年)

 タイトルに惹かれて,前田勝洋編著『教師のリーダーシップ力をきたえる』(黎明書房,2010年)を(オンラインで)購入した。実際に本が届いて,ざっと見たら,図表がない。私は,概念の整理や事例の分類等に必ずと言っていいほど図表を用いるので,それが載っていないことを最初は残念に思った。それでも,読み進めてみると,この本には,教職とリーダーシップの関係について,極めて豊かなエピソードが含まれていることがよく分かった。そして,私が,カリキュラム・リーダーシップや校内研修のコーディネーションとして提案している概念にマッチしたものが少なくない。つまり,同書は,教職とリーダーシップの交差点に関する事例知識を増やすために,役立つ本である。

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2010.07.16

増えるミドルリーダー向け研修

 このところ,行政研修への協力要請がさらに増えている(ゆえに,お引き受けできないケースが増えているが--)。その多くが,ミドルリーダー向け研修である。例えば,堺市教育センターからのリクエストは,3年間かけて,教科指導のリーダー,学校マネージメントのリーダーを育てる事業のスタートに位置づけられた講演である。タイトルは,「今,求められる授業づくり・学校づくり」である。授業改善と校内研修の企画・運営について,2時間をかけて話題提供し,演習をおこなう。
 授業づくりを推進しながら,学校づくりに貢献するという,ミドルリーダー,とりわけ研究的実践を牽引する人材への期待が全国で高まっているように思う。

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2010.07.15

学校研究の形成的評価

 尼崎市立園田中学校から,6月の授業研究会の成果と課題に関する文書が届いた。これは,学校研究の形成的評価の取り組みを意味する。年度途中においても,学校研究のアクションを点検・評価し,2学期以降の研究活動をリニューアルしようとする取り組みである。
 この学校は,文部科学省の指定を受け,2008年度より3ヶ年,学力向上に向けた取り組みに関する研究を推進してきた。同校の教師たちは,授業づくりも習得型授業のポイントを再確認するとともに,活用型授業へのチャレンジが進展してきた。さらに,上記のような文書の作成に象徴されるが,学校における実践研究の企画・運営について,その方法論を成熟させてきた。それらをオープンにする機会が,11月15日(月)の研究発表会である。特に,中学校における実践研究の推進に悩んでいる読者は,参加してみるとよいだろう。

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大阪教育大学の教職教育研究開発センター

 14日は,柏原キャンパスに赴き,教職教育研究開発センター運営委員会に参加した。このセンターは,5部門,14名の専任スタッフからなる,大きなセンターである。その活動の概要は,以下のとおりだ。
「教職教育研究開発センターは,地域の学校や教育委員会との緊密な連携協力のもとに, 今日の学校教育や地域の生涯学習が抱える課題についての調査・研究・助言・指導を行い,教員養成及び現職教育の新たなプログラム開発による教師教育のイノベーションに取り組むとともに, 学校教員の専門的な職能開発や地域住民の生涯学習のための各種事業を企画・実施する。これによって学校教育の改善・充実と学校教員の資質の向上を図り, 地域教育の充実に資するとともに, 学校教員や地域住民に開かれた交流の場として機能することを目的としています。」
 いずれの部門も,学校教育や社会教育の現場との連携を図り,多様な活動を繰り広げている。私もかつて別の大学でこのようなセンターに勤務していたので,その難しさや大変さがよく分かる。運営委員会委員の一人として,センターの皆さんを応援したい。

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2010.07.13

到達目標・評価基準についての研究

 本日,柏原キャンパスに赴き,あるプロジェクトの会議に参加した。本学は,昨年度から,概算要求によって,「学士力をベースにした教職の力量形成を目指す教育システムの開発」事業を推進している。今年度から,「到達目標・評価基準専門部会」を発足させ,「教員免許状取得のための必修となっている授業の到達目標,評価基準を明確にし,目標達成,質保証のための教育システム(授業内容モデル)を構想し,併せて国内外での教育方法の比較調査を行いながら,その妥当性の評価を行う」という課題を追究する。学長指名により,そのメンバーの1人に選ばれた。そして,1年半の間に,「日本における教員養成論の課題と論点の整理」「各教育系大学・学部における教員養成の内実の調査」「外国(米・英・独など)における教員養成の内実の調査」などにたずさわることになった。

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2010.07.12

教育実習校を巡って

 本日は,午前も午後も,9月に本学学生が実施する教育実習を受け入れてくださっている学校(守口市,大阪市)を訪問し,受け入れに対するお礼を述べ,関係書類をお渡しし,そして実習生への伝達事項をお聞きした。いずれも,卒論ゼミ生が教育実習をおこなう学校であるから,彼らの様子について,こちらから情報提供もした。公立学校で教育実習を経験できる学生は,恵まれている。実り多い2週間にしてほしい(彼らは,前年度,本学の附属小学校で2週間の実習をおこなっている)。
 知り合いの管理職等がいらっしゃる学校であると,この訪問は当然のことなのに,「わざわざ来ていただいて--」と恐縮なさり,それを拝見してさらにこちらが恐縮し,お辞儀の連鎖が始まる--。

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2010.07.11

第61回放送教育研究会全国大会

 8月9日,10日と,国立オリンピック記念青少年総合センターを会場にして,第61回放送教育研究会全国大会が催される。今回も,視聴覚教育総合全国大会と合同大会である。
 1日目は,テーマ別分科会と団体別行事だ。前者は10分科会で構成されるが,私は,第3分科会:「人間力」を育む放送番組活用の指導講師を務める。また,2日目は,団体別研究と合同全体会・記念講演で構成される。全放連は,団体別研究において,学校放送番組とデジタル教材を利用した,模擬授業を実施し,それを題材としてパネルディスカッションを繰り広げる。そのコーディネータも拝命している。全国の放送教育実践家に,参加をご検討いただきたい。

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2010.07.10

見知らぬ土地でがんばる教師たち

 昨日,川崎市立岡上小学校の教師たちと,研究会終了後,話をした。多くの教師が川崎,いや神奈川県以外の地域の出身者であった。それも,関東ではない。北海道,新潟,山形,秋田などからだ。川崎とは全然環境等が異なる地域である。それが,子どもと関わる際にハンデになりませんかとたずねたところ,「ちょっと発音がヘン」と言われることはあるけれども,当該地域で育っていないことは大きな問題ではないと答えてくれた。
 自身が育った地域で教職に就く場合にも,そうではない場合にも,可能性と課題がある。要するに,それを踏まえて,足らないところを補い,得意とするところを伸ばそうとするスタンスが大切なのだと思う。

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2010.07.09

全放連・人間力育成プロジェクトの研究授業

P1170023 本日,全放連・人間力育成プロジェクトの活動として,川崎市立岡上小学校の片岡教諭が,第5学年国語において,NHK学校放送番組『伝える極意』の「感想がスラスラ書ける~感想文~」を活用した研究授業を実施してくれた。また,全放連のメンバーと岡上小学校の教師が合同で事後協議会を催し,人間力の育成,それに資する番組活用について多面的に議論を繰り広げた。スキル志向の番組をそのまま(制作者の意図のまま)利用するのか,それとも,子どもと番組の出会いを授業中に即時的に発展させていくのか--今日もまた,放送教育の可能性について,答えは出ないけれども,様々に考えさせられた。
 それにしても,岡上小学校は,学校長が熱心に協議に参加する,若手教師が積極的にグループワークの結果を報告する等々,授業研究や教員研修を大切にする気風に満ちていた。そもそも,全放連の研究プロジェクトが催す授業研究会を校内研修に位置づけるというスタンスが,すばらしい。

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2010.07.08

,「子どもたちに学習や生活上のルールを自覚させる-その導入と徹底の工夫-」

 『NHKテキスト学校放送 小学校1年』に,「子どもたちに学習や生活上のルールを自覚させる-その導入と徹底の工夫-」という文章を寄稿した。次の内容から成る。
1.小学校生活に必要なルールとは
2.ルールを導入する工夫
3.ルールを徹底する方法
 2や3においては,NHK学校放送番組『できた できた できた』の活用方法についても,言及している。原稿をアップロードするので,興味のある方はお読みいただきたい(ただし,実際の文章は校正等によって若干変わっている)。「nhk_text_kihara.pdf」をダウンロード

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2010.07.07

大学教員の仕事もいろいろだ

 本日は,講義以外に,様々な学生対応に時間を費やした。たとえば,ゼミ生の教員採用試験のエントリーシートの添削,面接試験の練習(出題,講評等),実習校やインターンシップ校訪問の日程調整,サークル顧問の押印等々だ。前に短期留学してくれた現職教員が,私が様々な仕事に追われているのを見て,驚いていた。無理もなかろう。学会や学校現場の姿しか,彼らは目にしていないのだから。教職の無境界性は,義務教育学校の教員だけでなく,大学教員にもあてはまる。

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2010.07.06

子どもたちにどこまで探究を委ねるか

P1160989 京都市立桂徳小学校で,第5学年の総合的な学習「達人に学ぶ」の授業を見学した。このテーマの学習には,40時間があてられているが,教師たちは,そのスタートに,10時間を費やして,子どもたちに,伝統工芸等の職人の技や人柄にふれさせている。そこから,今度は,地域の達人に目を向けさせ,探究を重ねるという展開を構想している。単元の週末には,それらの経験をもとに,子どもたちは,達人とその生き方に関するニュース番組を制作する予定である。導入の体験は厚みがあり,それゆえ,子どもたちは,複数の達人に共通する特徴に迫れていた。また,指導者が,ワークシートにきめ細かくコメントするなどして,それを支えていた。
 授業後の協議会では,子どもたちに,どこまで探究を委ねるかが論点の1つになった。上記のような豊かな体験をさらに重ねて,子どもたちの中に達人の技や人柄を「伝えたい」という気持ちが熟すのを待つのか,どこかの時点でニュース番組の制作というゴールを指導者が提案するのか--。いずれも,探究的な学習が成立し,発展する可能性はある。それゆえ,彼らにどこまで探究を委ねるのかという点は,子どもたちのこれまでの総合的な学習における経験や学校としての全体計画に依存するのではないかと,私は考える。

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2010.07.05

中学校における授業改善(幸崎中学校)

P1160860 広島県三原市立幸崎中学校は,パナソニック教育財団(旧松下教育研究財団)の第36回(平成22年度)実践研究助成の「特別研究指定校」である。「『思考力・表現力』を高める授業の創造~学習集団の育成を通して~」という研究テーマをかかげ,それらの能力を育成するためのICT活用に取り組んでいる。普通学級は3クラスしかないので,それが功を奏して,ICT環境は整っている。それを追い風にして,この学校では,すべての教師が,上記のテーマに基づく,ICT活用に着手している。写真は,体育のマット運動の授業に,生徒が自身の運動の様子を自己評価するための環境としてICTが位置づけられている様子である。
 この学校では,1年間に,すべての教師が2回研究授業を実施するという。その熱意は,この学校におけるICT活用を充実させるに違いあるまい。

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2010.07.04

授業研究のいろいろ

 本日も,佐賀大学で催されている,第21回日本カリキュラム学会全国大会に参加している。授業研究関係の発表をいくつか拝聴したが,私には,それらの意義や提案性を理解しかねるものもあった。誰が,何のために,いかなる理法と技法を用いて,どのような授業を計画・実施・評価するのか--授業研究の方法論は,多様である。

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2010.07.03

カリキュラム・リーダーシップとPLCに関する研究発表

 本日,明日と佐賀大学を会場にして,第21回日本カリキュラム学会全国大会が催されている。本日午後,矢野先生(大阪市立大学),森先生(愛知江南短期大学)との共同で,「カリキュラム・リーダーシップに関する理論の構造的把握の試み-PLC(Professional Learning Communities)との接点に注目して-」というタイトルで,発表をおこなった。教職のPLCの独自性をどのように考えるか等について質問が示され,それらに答えた。

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2010.07.02

大学院生の修論用の研究授業を見学に行く

 6月・7月は,実践研究にて修士論文を作成する大学院生が,そのための研究授業を実施することが多い。6月と7月に,それを見学に行った。学校研究の研究授業とは異なり,いわゆる講師ではない。1時間に5つも6つも授業を見なくてもよい。1つの授業をじっくり,検討できる。協議会にて,気を遣いながらコメントする必要がなく,率直に批評できる。
P1150901 ある院生は,読書活動に異学年の交流を重ねる授業プランを構想し,実践した(写真)。また,別の院生は,昔話の読解を学校放送番組の視聴,とりわけBGMへの注目によって深める授業を実施してくれた。いずれも,提案性のある,またよく工夫された授業を創造してくれた。修論のよき材料になるだろう(授業のデザインや記録,評価結果等を上手にまとめねばならないが)。

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2010.07.01

研究推進チームががんばる(京都府久御山中学校)

 京都府久世郡久御山町立久御山中学校の研究推進委員会に出席した。この学校は,昨年度に引き続き,京都府総合教育センターによる「『教師力向上』教育実践力継承事業」の実践校となっている。この事業では,各校を担当する大学研究者が定められ,彼らは,1年間に数回,学校を訪問し,授業を見学したり,授業研究会に参加したりして,各校の取り組みにアドバイスを送る。私は,同校の主担当である。
P1160786 今回の研究推進委員会では,6月に催された,授業公開週間,それをもとにした研修会,その成果と課題についてメンバーが意見を交換した。また,2学期や3学期の校内研修会のデザインについて議論した。その中で,授業づくりおよび授業評価の観点の整理(再構築)が,今後の研究推進の鍵を握っていることが共通理解された。1学期の実践の形成的評価に資する,よいミーティングであった。

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