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2010.08.31

『管理職のための「教育情報化」対応ガイド』(教育開発研究所,2010年)

 先日,教育開発研究所から,『管理職のための「教育情報化」対応ガイド』が刊行された。この分野のトップランナーたる,堀田龍也先生(玉川大学)が編者である。彼が編者を務めるだけあって,教育の情報化に関する取り組みを進めている実践家や研究者が,数多く寄稿している。
 私も,「教育の情報化に対応した校内研究のテーマにはどのようなものがあるか」というタイトルの文章を作成することを依頼されたので,ICT活用と学力向上の接点を開拓している教師たちの取り組みを紹介した。「kyouiku_no_jouhouka_kihara.pdf」をダウンロード

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2010.08.30

夏期休業中の研修のプログラムを工夫して(守口市立橋波小学校)

 守口市立橋波小学校の校内研修に参加した。同校は,思考力や表現力の育成を研究テーマにかかげ,それに迫るためのアプローチにICT活用を採り入れている。夏期休業中であるが,同校の教師たちは,3時間を費やして,1)模擬授業とそれに関する協議,2)1学期の実践の報告(7月に半分程度の教師が報告済み),3)2学期の公開授業のコンセプト等の検討を進めた。1学期の実践の共通理解とそれを2学期に発展させるために,よく工夫されたプログラムである。
 本日は特に,若手の教師たちが示す実践研究に対する熱意,その高まりが感じられた。模擬授業等への参加の姿勢,私のコメントに対するリアクション,研修会が終わってからも続く質問などに,象徴されよう。同時に,それらにアドバイスを送る,中堅・ベテラン教師の様子にも感心させられた。
 同校は,11月24日に公開研究発表会を催す。このブログの読者にも,ぜひ参加を検討してもらいたい。

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2010.08.29

卒論ゼミが再スタート

 本日は,午後,卒論ゼミに時間を費やした。まずは,遅れている学生の個別指導。テーマの変更により,データが蓄積されていない。次回のゼミまでにすませておくべき事項を確認した。続いて,全員が集まって,進捗状況の報告。教員採用試験があったため,卒論の取り組みも,7・8月には鈍っていた。再スタートだ。
 慰労会では,学生のプライベートに関する話題で盛り上がる。いやあ,いろいろ,あるなあ。

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2010.08.28

修士論文中間発表会で練習の成果が出た

 本日,大阪教育大学大学院の実践学校教育専攻の修士論文中間発表会が催された。各人が,10分で研究の進捗状況を報告し,様々なスタッフから示される質問や意見に答えていく。
 私が修士論文の作成を担当している4名の大学院生も,予行演習の結果を踏まえて,内容の整った,よい発表をおこなってくれた。ほっとした。やはり,練習はうそをつかない。発表の練習を重ね,その内容・方法の省察を重ねるごとに,よくなる。
 一部,質疑応答において,質問の意味を即時に理解できず,回答に窮する場面はあったが,まあ,それは,最終発表の前にもっと練習すればなんとかなろう。

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2010.08.27

就実大学の集中講義「教育方法論」第5日目

 就実大学での集中講義「教育方法論」5日目は,これまでの講義の振り返りや中間まとめを終えて,教育の情報化について講ずる。まずは,ICT環境の整備。次いでICT活用と情報教育。前者については,ICT活用の枠組みを解説し,典型的な事例を紹介した。さらに,昔の授業の映像記録を見せて,それにICT活用を組み入れる課題に取り組ませた。
 最後のテストでは,実践事例の映像を視聴させ,それについて,例えば「1.この実践のコンセプトは,ペスタロッチ,デューイ,ブルーナ-のうち,誰の考え方に近いでしょうか。理由とともに,それを記しなさい。」といった問いに解答させた。 我ながら,よく工夫した形式,内容であると思う。

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2010.08.26

就実大学の集中講義「教育方法論」第4日目

 就実大学での集中講義「教育方法論」4日目は,幼稚園・小学校教員の免許の取得を希望する学生だけを対象とする4コマ。新しい幼稚園教育要領の特徴,幼小中の連携,放送教育の伝統と新しい取り組みについて,講じた。
P1130317 幼小中連携のパートで,小1プロブレムの問題にふれ,その対策として,NHK学校放送番組「できた できた できた」を紹介した。「整理整頓」がトピックの回を視聴させ,それが,自分のため,仲間との人間関係維持のため,そして社会生活で必要となるためのものであることを番組が上手に描いていると解説した。
 さらに,午後は,放送教育の理論と実践を紹介し,「ピタゴラスイッチ」「しぜんとあそぼ」「見える歴史」を視聴させ,番組の特徴を解説した。それにしても,先日の現職教員研修に加えて,教員志望学生にも,たっぷりと番組の存在をアピールしているのだから,NHKが表彰してくれるかも?

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2010.08.25

就実大学の集中講義「教育方法論」第3日目

P1130299 就実大学での集中講義「教育方法論」第3日目は,中高校教員免許の取得を希望する学生だけを対象とする4コマで構成した。キャリア教育,中高一貫教育,放送教育,そしてメディア・リテラシーについて,講じた。いずれも,1)当該内容に関する受講生の経験を振り返らせ,2)パワーポイントのスライドで基本概念を説明し,3)典型事例を映像記録で提示し,4)それらに関する批評や分析をグループ等で進めさせる,それを全体で発表させるという手順で,講義を進めた。
 暑いのはかなわないが,今日も,元気。4コマ講義を実施しても,まだまだできそう。

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2010.08.24

就実大学の集中講義「教育方法論」第2日目+α

 就実大学での集中講義「教育方法論」は,2日目を迎えた。その1コマ目は,我が国の戦後教育方法の歴史の概説の2回目であった。水道方式や仮説実験授業に関して,それらを螺旋モデルに位置づけながら解説した。本日の2コマ目では,オープン教育の理論と実践について講じた。
 3コマ目では,総合的な学習の時間の基本的な考え方や実践事例を紹介した後,受講生に,出身校を念頭に置き,学校としての全体計画の概要を構想させ,発表させた。 そして,4コマ目では,「確かな学力の育成」について,学びの基礎力の育成,習得型授業のコツ,活用型授業の前提条件やタイプについて,概説した。
 今日の仕事はさらに続いた。津山市の北陵中学校が11月12日に研究発表会を開催するが,そのプログラムや公開授業の指導案について,17時から,3時間近く議論した。
 でも,なぜか,元気。自分でも,不思議。

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2010.08.23

就実大学の集中講義「教育方法論」第1日目

 岡山の就実大学での集中講義「教育方法論」が始まった。5日間の長丁場だ。ここでの非常勤講師は,もう15年くらいになる。今回の受講生たちがまだ小学生にもなっていない時代から,続けていることになる。
P1130251 集中講義の2コマ目は,ソクラテスからブルーナーまで,欧米の教育方法の歴史をまとめたマップを解説した。 3コマ目の授業は,授業実践事例の分析である。欧米の教育方法の歴史に関するマップを糧にして,ある授業の特徴を浮き彫りにする。 4コマ目は,我が国の戦後60年の教育方法の変遷を螺旋モデルにまとめて解説した。午前中はしんどかったが,コマを重ねるに従って,元気になってきた。語りや問いかけも調子づいてきた。18時前に終わったが,この勢いならば,あと2コマくらいはできたかもしれない。

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2010.08.22

修士論文の作成は,1年目が勝負の分かれ目だから

P1170480 大学院合宿ゼミの2日目。本日は,M1の学生が,修士論文の研究計画の最終案を発表した(4月から何度も作成し直してきた)。問題と目的,研究の方法,データ分析の視点と方法,予想される結果に加えて,2年に及び研究活動の月間スケジュールを報告してもらった。
 私は,修士論文の作成は,1年目が勝負だと思っている。入学してから1年間に,どこまで研究計画を精緻なものにできるか,そして,本を読むだけでなく,研究目的に即して実践を繰り広げたり,データを収集したりできるかが,学術的・実践的な意義が髙い修論になるかどうかを規定する。それゆえ,M1には高いハードルになったかもしれないが,長いプレゼンテーションと厳しい質疑応答を課した。結局,いずれも「補充指導」を受けることになったが,今朝のセッションは,彼らにとって,自身の研究の枠組みを再構築するためのよき機会となったであろう。

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2010.08.21

大学院のゼミ合宿

P1170472 本日から,大学院生6名とともに,合宿研究会を開催している(場所は,グリーンピア三木)。本日は,M2の学生が,28日に迫った修士論文中間報告会の予行演習をおこなった。この予行演習では,副査になるであろうと思われる方を想定し,その人がどのような質問・意見を投げかけるかを役割を決めて,シミュレートし,本番への備えとしている。つまり,模擬中間発表会の形式を採用した。その後,改善の方策等について,さらに議論を重ねた。これだけていねいに準備をしても,完璧な発表にはならない。けれども,準備にかけたエネルギーは,修論の最終的な仕上がりに必ずや反映される。

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2010.08.20

デザインがよく練られた,ICT活用に関する研修会

P1170437 20日,四日市市教育委員会教育支援課が,ICT活用に関する教育セミナーを催した。9:30~16:00という長丁場であるが,実によく練られたデザインの研修会であった。まず研究指定を受けている同市立小山田小学校の3人の教諭が模擬授業を実施する。それについての感想を参加者全員で交流した後,私が,ICT活用と授業改善の接点を,模擬授業を参照しながら,語る。
 午後は,2年目の若手教師3人が,模擬授業にチャレンジした後,それについての感想交流の機会が設定される。続いて,模擬授業実施者の代表(ベテラン,若手),別の研究指定校のリーダー,教育委員会のスタッフ,そして私が登壇者となり,パネルディスカッションを繰り広げる。
 ICT活用の枠組みを押さえつつ,参加者が,そのアイデアを数多く,しかもしっかりと「吸収」できる,よい研修であった。

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園長先生の熱心に学ぶ姿

P1170379 本日,午後,大阪市立靫幼稚園の遊戯室で,大阪市立幼稚園等の園長・設置者(私立幼稚園も参加しているので)を対象とする研修会をコーディネートした。学校評価に関する研修会である。私が,その基本的な考え方を解説した後,大阪市教育委員会のスタッフが教育行政として期待している点を補足してくれた。次いで,それらを視点として,各園における学校評価の取り組みの点検に従事してもらった。さらに,「生活指導」に関する自己評価をいくつかの指標でおこなってもらう演習を導入し,それにチャレンジしてもらった。最後に,本日の研修会で学んだことを振り返ってもらい,それを踏まえて起こすアクションについても考察してもらった。
 急に指名して発言を促したり,短い時間でグループ討議をお願いしたりしたが,参加者は皆,真剣に取り組んでくれた。園長先生の熱心に学ぶ姿に感心させられた。72名の参加者中70名が女性という,あまり馴染みがない状況で,私もがんばった。

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2010.08.19

ゼミ卒業生の学ぶ姿

P1170360 本日午前中は,茨木市教育研究所で催された研修会でも講演等をおこなった。そのタイトルは,放送番組とデジタル教材の活用による授業改善である。NHK学校放送番組のメニュー,それらと学びの基礎力や確かな学力の育成の接点を解説するとともに,その実践事例を紹介した。
 会場に,私が卒論指導を担当した,ゼミOBの教師が参加してくれていた。在学時と変わらず,真摯な姿勢で私の言葉に耳を傾け,実践的アイデアを吸収しようとしていた。その学ぶ姿は,誇らしかった。

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2010.08.18

やはり家庭学習の質的改善か--

Img_1329 丹波市教育委員会が企画・運営している,同市内の小中学校の教員を対象とする,「教師力スキルアップセミナー」で学力向上,そのための授業改善,そしてそれに資する授業研究に関して講演をおこなった。
 いろいろなトピックを扱ったが,参加者が最も共感したいのは,家庭学習課題の質的改善に関するものであった。ドリルだけでなく,「どのような子どもでも,楽しみながら取り組めて,しかもしっかり考える課題」が学力向上にとって大切であることを,事例を交えながら話した。活用型授業のデザインでは,子どもたちが家庭で様々な準備をして,それを糧にして教室で思考・表現を繰り広げることになる。家庭学習の質的改善は,それにも役立つ。

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2010.08.17

授業研究会では「自分化」が最も大切ではないか

 ある市の教育センターが催した,校内研究推進リーダー向けのセミナーで,授業研究会,とりわけ,事後協議会の企画・運営について演習を実施した。その中で,私は,事後協議会では,付箋紙や授業評価シート等のツールを用いて,当該研究授業に関する気づきを表出し,それを集約する過程を経て,参加者それぞれが自らの授業づくりのアイデアの拡充を図ること,そのアクションの具体化に関する構想を練ることが最も大切であると解説した。そうした「自分化」こそが授業研究会のゴールにふさわしいと語った。
 セミナーの参加者の多くは,事後協議会において「いろいろ意見は出るが,まとまらない」という課題に悩んでおり,上記「自分化」がそれを解決するための方策の1つになりうることを実感してくれていた。しかし,セミナー最後の振り返りのコメントを拝聴すると,一部の参加者は,「事後協議会の司会進行役や講師的な存在が,論点をまとめることが望ましい」と考えていた。それと前述した「自分化」は矛盾しないので,誰かのまとめをベースに「自分化」を進めることが理想的には望まれよう。ただ,実際には,付箋紙の羅列に終わる,あるいは誰かのまとめを待つ(それに依存する)あまりに,「自分化」をおろそかにするケースが少なくないように思うのだが--。

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2010.08.16

教員採用試験の1次試験の結果が出て

 先日,大阪府や大阪市の教員採用試験の第1次試験の結果が明らかになった。私のゼミ生,私の講義を履修している学生も,悲喜こもごもだ。あの学生ならば,次年度から教壇に立っていてもおかしくないと思う学生でも,残念な結果に終わっているものもいる。
 選抜である以上,誰かが涙を流すのは仕方がない。今回ダメでも,教職への強い思いに基づき,次回またがんばってもらいたい。苦労して教職に就いたからこそ,発揮できる力もあるから。
 かくいう私も,最初に大学の教育職に就くまでに(大学院の博士課程に籍があった時に),大学のスタッフの公募に何度か応じたが,いずれも選に漏れた。苦労して業績をまとめ,健康診断に時間とお金を費やしても,「残念ながら--」という文書が届き,落ち込んだ。果たして,大学等のスタッフになれるのか,研究者と名乗れる立場に就けるのかと不安な時を過ごした。それは,「あの頃に戻りたい」と願うような時ではないが,今の自分の内面世界を構築するパーツの1つにはなっていると思う。

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2010.08.15

現職教員の大学院生が講義で得たものを実践に活かしてくれて

P1130180 昨日午前中,前年度後期の大学院の授業「教職ファシリテーター論」のフォローアップとも言える勉強会が催された。現職教員の院生たちの有志8名が集い,当該講義のゴールで作成した「学校研究改善プラン」の実施状況や変更点を紹介してくれた。中には,この勉強会のために,わざわざ外国からかけつけてくれた学生もいる。
 例えば,ある院生は,私が講義で解説・紹介した,学校研究推進のための方策やメソッドを上手に採用してくれていた。 また,ある(現職教員の)大学院生は,前年度の講義で私が示唆した,「研究推進リーダーは,所属校の実践研究の歴史に通じていなければならない,例えば過去の研究テーマの変遷を理解していることが大切」という点を踏まえて,過去10年間の研究テーマを分析して,その課題を明らかにした。
 いずれの報告とも,講義で得たものを実践に活かしてくれている様子がよく伝わってきて,うれしかった。こういう喜びを味わえるのは,現職教員の院生を抱える大学院の特長の1つであろう。,

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2010.08.14

修士論文中間報告会の予行演習

P1130211 本日午後,28日に迫った,修士論文中間報告会の予行演習会が開催された。M2の院生有志,12名が集まった。私もゲスト参加(?)した。各人が本番と同じく10分で修士論文作成の進捗状況を報告し,10分間の質疑応答タイムにおけるコメントに従事した。全体として,問題の所在と研究の目的に関する言及に時間を費やしすぎているので,もっと研究の内容や中間的な知見に関する報告を増やした方がよいことをアドバイスした。

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2010.08.13

教育委員会のスタッフもがんばる

 本日は夏期休暇であったが,いろいろな仕事に従事した。すなわち,大阪市教育委員会で2件の打ち合わせ,尼崎市教育委員会で,学力向上推進委員会に出席した。また,その後,尼崎市立園田中学校の教師たちと研究発表会の公開授業について,その指導案を検討した。
 もちろん,お盆にもかかわらず,仕事に従事しているのは,私だけでは,ない。両教育委員会とも,13日というお盆のさなかでも,ほとんどの方が庁舎にいらっしゃった。もくもくと仕事をこなしておられた。子どもの学力向上を目指して,努力を重ねているのは,教師だけではない。教育委員会のスタッフも,がんばっている。

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2010.08.12

「ネットワーク化された学習共同体」に関する文献を購読

 梅田の大阪市立大学文化交流センターの小セミナー室で,Professional Learning Communityに関する文献購読の勉強会を開催した。今回,とりあげたのは,Steven Kats, Lorna M. Earl and Sonia Ben JaafarによるBuilding and Connecting Learning Communitiesである。例えば,「ネットワーク化された学習共同体が成功するための7つのenabler」などのモデルを学んだ。また,「学校間の交わりによって,暗黙知の顕在化,既存の枠組みの再構築が促進されること」を再確認した。

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2010.08.11

自らの放送教育実践の軌跡を振り返る

P1170283 渋谷のNHKで,放送教育指導者養成講座(通称:放送教育虎の穴)の卒業生たちによる勉強会が催されている。彼らは,午前中は,NHK学校放送番組「できた できた できた」を活用する授業プランの作成に取り組んだ。また,午後からは,上記講座の卒業生たちの取り組みを紹介するドキュメンタリー番組(15分)の構成を(シミュレーション的に)考えた。後者は,それを通じて,自らの放送教育実践の軌跡を振り返り,さらなる発展の針路を見いだすためである。

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2010.08.10

模擬授業で放送教育の本質に迫る

 今日も,国立オリンピック記念青少年総合センターにて,第14回視聴覚教育総合全国大会・第61回放送教育研究会全国大会が催されている。本日は,団体別分科会である。放送関係は,全放連による貴重提案の後,模擬授業,それを題材とするパネルディスカッションが繰り広げられた。
P1170266 模擬授業では,千代田区立九段小学校の竹下教諭が,「日本とことん見聞録」と連動するデジタル教材を活用した,「これからの食料生産」に関する授業を,20人の子ども役の教師を相手に実施した。
 パネルディスカッションでは,それを題材にして,学校放送番組利用の今日的意義,デジタル教材の利用に関する可能性と課題について,模擬授業をもとに,詳しく,また多面的に検討した。

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2010.08.09

遠くから来て,研究会で学ぶ

 本日から,2日間,国立オリンピック記念青少年総合センターにて,第14回視聴覚教育総合全国大会・第61回放送教育研究会全国大会が催されている。最初は,テーマ別分科会である。「『人間力』を育む放送番組活用」の分科会では,川崎市立岡上小学校の片岡教諭による,「伝える極意」を活用した,読書感想文の作成に関する指導がまず報告された。次いで,守口市立寺方小学校の桜井教諭による,「コミ☆トレ」を活用した,コミュニケーション能力等の育成に関する取り組みが紹介された。さらに,,「日本とことん見聞録」を活用した授業プラン作成のワークショップが実施された。
 この分科会には,私が,本年度,放送・視聴覚教育で関わりをもった,北海道,岩手,広島の教師たちが参加し,積極的に意見を述べたり,作業に従事したりしていた。夏休みといえども,上京して,研究会に参加するのは,大変なことだ。私のアドバイスに耳を傾け,この研究会に参加してくれた,彼らの学ぶ姿勢には頭が下がる思いである。

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2010.08.08

卒業論文と実践をつなぐ

P1170167 教員養成大学のスタッフとしてうれしいのは,卒論の内容や方法が,教師としての現在の取り組みが接続されることである。本日のゼミの卒業生による実践報告会では,例えば,卒業論文で学級経営について調査した学生が,それによる知見を踏まえておこなっている学級経営の多様なアクションを報告してくれた。

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ゼミの卒業生による実践報告会を開催

P1170157 本日午後,JSET夏の合宿研究会の会場であった福山を発ち,天王寺に急いだ。かつて卒論指導担当したゼミ生たち(2009年3月卒業,2010年3月卒業)が,研究室に戻ってきてくれて,1学期にどのようなことに取り組み,何に悩み,それにどう向かってきたかをレポートしてくれる,実践報告会を催すからだ。OB生は,例えば,「図工科の評価・評定に悩んだ」「朝の会,終わりの会を充実させたい」「採点すべきテストが山積みになった」等々,彼らをめぐるリアルな状況が報告された。

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JSET夏の合宿研究会第2日目

P1170147 今日も,福山大学社会連携研究推進センターを会場にして,日本教育工学会の夏の合宿研究会が開催されている。そのテーマは,「教育の情報化 次の10年を考える」である。今日は,昨日からの続きで,いくつかのICT機器を利用したワークショップである。それらの活用プランを5グループに分かれて構想し,報告する。

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2010.08.07

JSET夏の合宿研究会in福山

P1170123 本日から2日間,福山大学社会連携研究推進センターを会場にして,日本教育工学会の夏の合宿研究会が開催されている。同学会の企画委員会が催すものだ。私も,委員長として参加している。今回のテーマは,「教育の情報化 次の10年を考える」である。信州大学の東原先生の基調講演「教育の情報化 これまでとこれから」をスタートにして,3件の事例報告,ICT活用に関するワークショップと続く,多彩なメニューが準備された。
 東原先生から示された,30年以上前のICT活用の様子,今に至る軌跡を描いた実践記録映像は,とても貴重であった。

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2010.08.06

『発信する大教大』に座談会の記録が載った

 本日,開学60周年(創基135周年)記念誌たる『発信する大教大』が届いた。これは,昨年度,本学は,開学60周年(創基135周年)記念事業をいろいろと催したが,その記録をまとめたものである。私が,コーディネータ役を果たした,連続シンポジウムの第4回「未来の教室-テクノロジーを教室に」の講演録(横浜国立大学の野中先生による)が掲載されている。また,それとは別に開催された,座談会「教育実践力と,専門性,教養に裏づけされた総合力を有した教員養成」で私が述べた意見も載っている。それは,教員志望学生に多様な実践事例に関する知識を獲得させることの可能性,それらを大学・学校現場等で共同的に推進することの必要性,学び続ける姿勢こそが教師の力量の根幹であること等についてである。

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学生の要望を拝聴する

 本日,20時から100分以上にわたって,学生の代表6名と懇話会を開催した。本年度,学生部会長を拝命しているので,彼らの要望を受け付ける窓口となっているからだ。入構チェック,施設の利用,食堂サービスなど,彼らが日頃抱いている要望を拝聴した。それらには,すぐに応えられるもの,判断に時間をかける必要があるもの,対応にあたって調整が必要なもの等,多様性がある。けれども,聞いた限りは,なんらかのアクションを起こさねばなるまい。
 このような役割はこれまで果たしてこなかったが,これも大学教員としての力量の1つであるから,しばらくがんばらねばなるまい。

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2010.08.05

パナソニック教育財団の特別研究指定校の成果報告

P1170113 パナソニック教育財団の実践研究助成の成果報告会に参加した。同財団の平成21年度実践研究助成の助成校が,その成果を分科会に分かれて,また全体会でレポートする機会である。全体会では,平成20・21年度と,同財団の特別研究指定校として,確かな学力や人間力の育成に取り組んだ学校が,その過程と成果をレポートした。
 報告してくれた学校の取り組みには,1)ターゲットとする学力要素について,その向上に関するエビデンスを得ている,2)授業づくりと学校づくりを連動させる,組織マネージメントの工夫がある,3)研究発表会の開催等に,ネットワーク化された「専門的な学習共同体」という性格を帯びさせている等の特長があると考えた。

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2010.08.04

和歌山県10年経験者研修にて

P1170097 和歌山県10年経験者研修教科指導で,確かな学力の育成について講義と演習のコーディネーションを担当した。要するに,今日の学力向上の実践動向を整理し,各教師がそれを羅針盤にして2学期の授業実践を構想することを支援した。全国の実践事例を提供して,彼らに,これまでの10年間の授業づくりを総括してもらいながら,それに新たな要素を加えること,新たな試みにチャレンジすることを促したのである。
 参加者は皆,真摯な姿勢でそれに取り組んでくれた。次の文章は,参加者の1人の感想である。それにしても,研修のスタートに間に合うために,早朝6:30に出発とは--どこかの地域の教師たちには,その姿勢を見習ってもらいたいものだ。

 「朝ここに来て,『受講するにあたり』に書いた,ねらい,願いにぴったりの一日の講義演習でした。夏期休暇といっても面談や会議で忙しく、具体的に授業に向けての準備は始められていませんでしたが,今日,こうして課題を与えられて短い時間ながら案を作成し始められたことで,学校に戻って続きを考えよう!!という思いに至っています。6:30に新宮を出てきた甲斐がありました!!ありがとうございました。」

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2010.08.03

金沢の教師たちの学ぶ姿勢

 金沢市教育プラザ富樫に赴き,「教員の授業力向上のための学校研究」というタイトルで,同市内小中学校の指導教諭や研究主任を対象にして,授業改善と校内研修の企画・運営について,3時間をかけて話題提供した。
 対象者が全員そろったので,開始予定時刻よりも前に講座がスタートした(どこかの地域では考えられない)。私の話にもしっかりと耳を傾け,メモをとる。グループ討議にも積極的だった。私の問いかけに対して出てくるコメントも,質が高い。例えば,夏休みの研修で重視している活動は何ですかと問うたら,「1学期の実践の交流です」という,レベルの高い回答が出てくる。全教員が1年間に1回は研究授業を実施するという学校も少なくなかった。
 ある方によれば,金沢では,自主サークルの活動も盛んであるし,職員会議は嫌っても研究発表会は大切にするという,教師文化が継承されているそうだ。金沢の教師たちの学ぶ姿勢は見事である。

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2010.08.02

『現代学校教育高度化講座 第24巻学校改善と校内研修の設計』(学文社,2010年)

P1130166_2 学文社から,全30巻から成る『現代学校教育高度化講座』が刊行されている。その第24巻は『学校改善と校内研修の設計』である。北神先生(国士舘大学)と佐野先生(筑波大学),そして私の共著だ。
 私は,次のような章の執筆を担当した。
 第3章 教師の職能成長と校内研修
 第4章 校内研修の研究と実践の展開
 第7章 授業改善,カリキュラム開発と校内研修
 例えば,第4章では,ここ数年訪問した外国の学校における教師の研鑽の様子をレポートした。また,第7章では,最近の学校における実践研究の動向を整理した。
 授業改善・授業研究と教師の力量形成に興味のある方には,ぜひ目を通していただきたい。

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2010.08.01

本学のFT特別選抜生のパワーアップセミナー

P1130173 我が大学院(大阪教育大学・大学院教育学研究科・実践学校教育専攻)では,FT特別選抜生学んでいる。彼らは,大阪府教員採用試験に合格したが,赴任を延期して,2年間本学で研鑽を積む。その一環として,教育実践に関するセミナーを企画・運営するのであるが,その第1回が本日催され,私も参加した。プログラムは,以下のとおりである。
 【プログラム】
●FT特別選抜生による発表
 I 初任者研修の歴史
 II 若手教師が育つために必要な要素〜松原市立布忍小学校の実践から学ぶ〜
●パネルディスカッション
 テーマ「教師が育つため必要なことは?」
 私も,パネルディスカッションの登壇者の1人として,若手教師の力量形成や専門家の学習共同体等に関する研究動向を紹介した。
 セミナーの終わりに,FT特別選抜生の先輩たちから,「自分たちが企画・運営したセミナーよりも充実していた」という,お褒めの言葉(?)が呈された。このセミナー,年度をまたいで発展しているということだろう。

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