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2010.09.22

NHKの道徳番組の特長(第91回なにわ放送教育研究会)

 本日,NHK大阪で,第91回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,松浦教諭(守口市立橋波小学校教諭)が,本日実施した,NHK学校放送番組『道徳ドキュメント』の「人の命を救いたい」を用いて,努力や不撓不屈,奉仕等について子どもに考えさせる授業を実施した結果をレポートしてくれた。
 「人の命を救いたい」は,その構成が実によく練られた作品であった。「ハイパーレスキュー隊」のリーダーが,人命救助に腐心する姿が多角度で描かれる。特に,彼が,火事の現場で子どもの命を救ってなお,「(救出後の暮らしを思いやるならば)あの子のランドセルを救い出したかった」と寂しそうに,また悲しそうに語って,人命救助の奥深さを見るものに実感させるシーンは,NHKの道徳番組の特長を象徴していると思った。
 だから,私は,このような作品を扱う道徳の授業は,本時の終末において,子どもたちに自らの行動化を考えさせない方がよいのではないかと問題提起した。そうした型を求めると,かえって,このような教材が有する道徳的価値を薄めてしまうと説いた。換言すれば,子どもたちに,教材に広くまた深く接近させ,そのメッセージにしっかりと共感させることが望ましいと主張した。

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