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2010.11.30

修士論文作成は1年目が勝負

 今日も,修士課程1年目の大学院生のゼミ指導を行った。彼らは,履修している講義の数も多く,なかなか修論作成に取り組む余裕がない(昼間は学校等で働いているので)。けれども,休日等を中心に少しずつ取り組んでもらうよう,毎週修論ゼミを催している。そして,年明けに,修論構想発表会が開催されるが,そこでは,ある程度データを示して,中間報告的な意味を持たせるようにしている。
 これまでの修論指導の経験から,修士論文作成は1年目が勝負だと実感しているからである。

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2010.11.29

11月に学校で雪合戦

P1210328 北海道芽室町の芽室西小学校で,今朝,子どもたちが雪合戦に興じていた。11月に学校で雪合戦とは--。

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放送教育が教師の成長を促す

P1210303 第62回北海道放送教育研究大会の第2日目が芽室町の学校で催された。芽室西小学校,芽室西中学校で5つの授業を見学したが,それをデザインする教師たちの姿勢に感心させられた。どの教師たちも,9月の指導案検討の際に,私がアドバイスしたことを踏まえて,授業のデザインを工夫してくれていたからだ。放送教育や学校放送番組の教材特性を考慮し,普段とは異なるデザインを創出していた。2時間続きの道徳の授業を構成する,1時間の道徳の授業において価値項目を複数取り扱う,番組視聴後の子どもの感想によって授業展開を変える,番組視聴後の発展学習において複線型で活動を構成する等である。
 実践研究を繰り広げる中で,新しい授業づくりのアイデアを会得する--つまり,放送教育が教師の成長を促すという理想的な取り組みを見ることができた。寒い中(最高気温が0度!),遠くまで行った甲斐があった。

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自主研究発表会のプログラム(尼崎市立七松小学校)

 尼崎市立七松小学校は,12月1日に自主公開研究会を開催する。これで,3年連続の自主研究発表会開催だ。そのプログラムは下のとおりである。例えば,全学年の研究授業が設定されているが,ある学年では,学級担任の希望によって2クラスが公開される。授業後の協議会では,学年ごとのブースが設けられ,参加型の協議が催される。最後は,私と教育委員会部長との対談で締めくくる。授業改善だけでなく,研究発表会のデザイン,その工夫を学ぶためにも,この研究発表会はよき機会となろう。「nanatsumatsuelementary_school.pdf」をダウンロード

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2010.11.28

日曜日にスタートする研究大会

P1210189 本日から2日間,第62回北海道放送教育研究大会が帯広近くの芽室町で催される。日曜日にスタートする研究大会は珍しい。北海道ならではと言えようか。移動に時間がかかるため,どうしても2日間を費やさざるをえない。しかしながら,平日に2日間も学校を離れることは,教師にとって至難の業だ。その制約の中から,日曜日に記念講演からスタートするというプログラムが定まった。私としては,実際に授業を見学させていただき,それを講演内容に盛り込んでおこなう,臨場感のある講演が好みなので,少々やりにくい。けれども,全体のことを考えるならば,この大会のようなプログラムもあって然るべきであろう。ちなみに,次年度は,10月28日29日と,土日開催らしい。

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銀世界(帯広の朝)

P1210181 第62回北海道放送教育研究大会に参加するため,帯広にやって来た。朝,窓のカーテンを引いたら,そこは,銀世界だった。

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2010.11.27

移動,移動,そして移動

 本日,北海道は帯広にやって来た(なんと,外気温は,19時の時点で,マイナス2度!)。明日,芽室町で(日曜日にもかかわらず)催される,第62回北海道放送教育研究大会で講演をおおせつかっているからだ。タイトルは,「学力向上・人間力の育成と放送教育」である。
 それにしても,昨日は福井,一昨日は四日市,一週間前は上越と,お出かけが続く。移動,移動,そして移動である。

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2010.11.26

福井の学校長たちの学ぶ姿勢

 本日,福井県自治会館で開催された,福井県中学校長会研修会で,「教員の授業力の向上に資する校内研修のあり方-学習指導要領の改訂をふまえて-」と題して,講演を行った。
 福井県の中学校長たちは,教諭と同じく,よく学ぶ。先日,福井県立教育研究所で実施されたミドルリーダー研修と同様に,時間前に全員が集まっているので,予定開始時刻の数分前には,講座開始の挨拶がスタートする。全員が所属校の校内研修に関するレポートを書いてこなければならないが,それが実にしっかりと書かれている。自主的に挙手をして質問を投げかける人がいる。協議も熱を帯びている。
 学校長,教諭,子どもの間で,学ぶ姿勢が共鳴している。福井は,すごいところである。

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2010.11.25

ベテラン教師たちのICT活用へのチャレンジ(四日市市立小山田小学校)

 四日市市立小山田小学校に,再々度出かけた。学校の研究主題は,「一人ひとりがいきいきと活動し,互いに学び合う授業の創造」である。この学校の教師たちは,そのための授業改善の手段として,ICT活用を取り入れている。本日は研究発表会であったが,3つの教室で,ICT活用による授業改善が公開された。また,それらを題材とする参加型協議が催された。
P1210128 この学校の教師たちは,平均年齢が高い。若手教師もいらっしゃるが,本日の公開授業は,なぜか(あえて?),ベテラン教師たちによるものであった。おそらく,今回の授業者の教職経験年数の平均値は,四半世紀を迫っていた(超えていた?)だろう。参加者はやや少なかったが,彼らは,ベテラン教師たちがICT活用にチャレンジする学校から,多くのことを学んでいた。

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2010.11.24

自主研究発表会をみんなの力で盛り上げる

 24日,守口市立橋波小学校で,自主研究発表会が開催された。同校は,思考力や表現力の育成を研究テーマにかかげ,それに迫るためのアプローチにICT活用を採り入れている。
P1210068 3つの授業の公開,それを題材とする(授業別)協議の後に,2ラウンドのポスター発表が設定され,そこでは,今年度,同校の教師たちが,各教科等の指導に取り入れてきたICT活用の事例が報告され,参加者と交流された。
 研究発表会では,どうしても,公開授業の数が制限される。橋波小学校の研究会に位置づけられた,ポスターを用いた実践報告会は,学校のスタッフの研究発表会に向けた参画を促すとともに,参加者に学校の取り組みの全体像を伝える,よき工夫であったと思う。

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2010.11.23

卒論提出まで,あと一息

 本日は,卒論ゼミをおこない,各人の進捗状況を報告してもらうとともに,今後の手順を確認した。卒論提出まで,あと2ヶ月ほどになった。ゼミ生たちは,1年にわたって卒論作成のために,がんばってきた。テーマやアプローチに違いはあれど,我がゼミ生たちは,ただ文章を綴ればよいというのではなく,自分が関心を寄せる教育問題に,可能な限り接近しようとしてきた。あとは,それを第三者が読んでも分かるように,論述する努力を重ねることになる。最後の最後まで,論理を追究し,表現を整えてもらいたい。

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2010.11.22

「気付き」を促す生活科の授業づくり

P1200846 京都市立桂徳小学校で,第1学年の生活科「あきをたのしく『はっぱのいろが変わったよ』」の授業を見学した。本時の目標は,「秋の自然の様子や季節の変化に気付いている」である。そのために,指導者は,前時までに,子どもたちをじっくりと体験に従事させて,秋の自然の様子を実感できる素材をたくさん収集させていた。また,それを吟味する視点(色,形,大きさなど)を提供して,子どもたちの「気付き」を支えていた。クラスの子どもを半分に分けて,ポスターセッション的に交流させたことも,子どもの自然な気付きを促すためのよき機会となっていた。

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2010.11.21

学習発表会における子どもたちのがんばりに感激

 今日は,学校評議員を拝命している,大阪市立長池小学校の学習発表会に参加した。授業研究とは異なるシーンで,教師や子どもの様子を見せてもらい,そのがんばりに感激した。
P1200780 例えば,6年生の子どもの劇では,自分の出番を待つ子どもが緊張感を漂わせながら,しかし仲間の演技をしっかりと見守っている姿が美しかった。また,合唱の際には,教頭や学級担任を舞台上に引き上げるというアクションをアドリブで実行していた。音声がうまくでないのでやり直しをする場面が生じたが,子どもたちは,それでも集中力を維持してがんばっていた。
 心を揺さぶられたのは,私だけではあるまい。参加した保護者の一部の方も,他校に異動した前教務主任も,子どもたちのがんばりに涙を流していた。

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2010.11.20

社会的ネットワーク分析ワークショップ(日本教育工学会の企画委員会特別企画)

 第36回全日本教育工学研究協議会全国大会に参加した後,直江津から東京を経由して,本郷三丁目の東大にやって来た。福武ホールで催されている,日本教育工学会の企画委員会特別企画「社会的ネットワーク分析ワークショップ」におもむき,委員長として,参加者にお礼の言葉を述べるためである。
P1200771 多様な属性を有するメンバーが集って熱心に議論が進められている。この企画は,秋になって急浮上したものであり,順調に進むか否か心配であったが,テーマの今日的意義,活動しやすい環境等によって,実りある集いになったように思い,それらの特徴等を参加者に述べて,帰路についた。
 それにしても,2日間で,大阪~富山~上越~東京~大阪と移動する長旅であった。

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2010.11.19

第36回全日本教育工学研究協議会全国大会(上越大会)

 第36回全日本教育工学研究協議会全国大会が11月19日・20日と上越市で催されている。1日目は,小中高等学校の授業公開,文部科学省の田村教科調査官の基調講演,そしてパネルディスカッションだ。私も,このパネルディスカッションに,パネラーの1人として登壇した。パネルのテーマは「新学習指導要領をどう具現化するか」である。私は,「学力向上と教育の情報化の接点」について述べた。具体的には,学びの基礎力の育成,習得型授業・活用型授業の成立と充実に資するICT活用の考え方や実践事例を報告した。
 活用型授業を推進することの意義,その際の留意点,それに応ずるための教師の学び等について,登壇者間である程度共通理解できたと思う。

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2010.11.18

授業公開等を通じた,授業づくりの振り返り

 大阪市立東中学校を訪問した。この学校は,本年度,大阪市教育センターが企画する,授業力アップサポート事業のモデル校の1つであり,教師たちが授業改善にいそしんでいる。
P1200760 教師たちは,6月,11月と授業公開週間を定め,授業評価シートを活用して,授業の相互評価に努めている。授業評価シートの記載事項を眺めて,またその分析結果を,グループを組んで交流して,授業づくりに関する省察を深めている。写真は,振り返り結果を数名の教師が全体に対してコメントしている様子である。彼らは,自身の授業づくりの特徴と課題,その改善に向けた取り組みを自分の言葉で語っていた。

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教師たちの学ぶ姿勢が子どもを変える

 京都府久世郡久御山町立久御山中学校の校内研修に参加した。この学校の教師たちは,昨年度の引き続き,京都府総合教育センターによる「『教師力向上』教育実践力継承事業」の実践校のスタッフとして,授業改善に努力を傾注している。
P1200642 今年度,同校の教師たちは,年間2回の授業公開週間を設け,全員が指導案を作成して公開授業に備え,それらを相互に評価した。その際には,共通項目や習得・活用等の授業スタイルに応じた項目を設けて,授業評価基準を用いた。本日は,その記録やデータをもとにして,全員で,またグループを組んで,授業改善のための意見交換を繰り広げた。
 教師たちのこのような学ぶ姿勢は,子どものそれに再帰している。いくつかの教室で授業を見学して,昨年度の1学期に比べて,同校の子どもたちの学習意欲はぐっと高まっていると感じた。

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2010.11.16

学びに真摯な姿勢で取り組む高校生

P1200556 昨年度,今年度と学校運営協議会の委員長を拝命している,大阪府立夕陽丘高等学校の授業を見学した。普通科でも,音楽科でも,生徒が学びに真摯な姿勢で取り組む姿を確認できた。大学受験に関係しない,例えば体育の授業でも,自分たちで練習や試合の計画を策定して,活動に従事していた。
 音楽科の生徒がピアノやフルートを演奏し,それを専門家が指導している様子はなかなか見応えがあった。

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2010.11.15

学力向上のためのPDCAサイクルのよきモデル

 11月15日(月)の午後,尼崎市立園田中学校で,4つの授業の公開,それに基づく協議,そして私のミニ講演というプログラムで,研究発表会が催された。
P1200535 この学校は,3年間,文部科学省指定の「確かな学力の育成に係る実践的調査研究」に着手した。そのテーマは,「基礎基本を定着させ、考える力を育てる~意欲を引き出す授業と家庭学習の習慣化を目指して~」である。同校では,各教師が,子どもたちの学力向上に向けて,授業改善に真摯な姿勢で,取り組んできた。その足跡が研究報告の文書にまとめられ,そして口頭でもプレゼンテーションされた。「なんでもよいからやってみる」段階から始まり,授業目標の明確化や家庭学習の充実を図る段階を経て,同校の教師たちは,今年度は言語活動の充実等にもチャレンジしている。
 園田中学校の師たちは,「学力向上のためのPDCAサイクル」を繰り返しながら,授業のレパートリーを増やしてきたのである。そのプロセスは,他の中学校の教師たちのよきモデルとなろう。

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2010.11.14

デジタル教材開発活用セミナー(1月8日)

 平成23年1月8日(土)13:00-17:00(12:30受付開始)に,大阪教育大学天王寺キャンパス中央館214/215教室を会場にして,デジタル教材開発活用セミナー」が催される(定員:100名)。これは,本学の「デジタル教材開発活用サイクルによる新しい教育の展開」プロジェクトの成果報告会である。
 プログラムは次のとおりである。

 1.大阪教育大学のデジタル教材プロジェクトの概要
   ・小学校英語におけるPodcast教材
   ・附属平野中学校の教材デジタル化プロジェクト
   ・音楽科におけるデジタル教材の活用
 2.デジタル教材のデモンストレーション
 3.招待講演
   「デジタル教材の過去・現在・未来」
    山内祐平 氏(東京大学大学院情報学環)
 4.パネルディスカッション
   〜デジタル教材から電子教科書へ〜

 私は,「4.パネルディスカッション」の進行役を拝命している。
 もうすぐ,本学のホームページで参加申し込みフォームが提供される。興味のある方は,ご参加いただきたい。

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2010.11.13

ベテラン教師が授業改善にチャレンジする学校(津山市立北陵中学校にて)

P1200281 津山市立北陵中学校には,たくさんのベテラン教師がいる。彼らは,この3年間,学力向上を目指して,「表現力の育成」を標榜し,授業改善に取り組んできた。最初は,生徒に近づいてきめ細かな指導を実現することから始め,次いでワークシートを準備したり,教材を開発したりして,活用型授業を自分のものにしてきた。
 研究発表大会を終えて,「なかなか思うとおりにはできないが,せめて1年間に1回は,教材開発をして活用型授業に取り組みたいです」と謙虚に述べていた。ベテラン教師が授業改善にチャレンジする学校は,組織としても成長できる。

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2010.11.12

過去の授業研究の記録を活用して学び直しを図る(津山市立北陵中学校にて)

 津山市立北陵中学校では,公開研究発表大会のメニューを工夫している。公開授業(協議なし),公開研究授業(協議あり),研究発表,記念講演という通常の活動に加えて,2つのものが導入された。
 1つは,「自分化シート」の活用である。公開された授業や協議を経て,参加者個々が自身の授業改善について構想し,具体的なプランを描くタイムを設け,そして,それを促すワークシートを準備した。
P1200367 もう1つは,過去の授業研究の記録を活用して学び直しを図る「ポスターセッション」を開催したことである。過去の授業研究において研究授業を実施した教師が,その指導案や授業記録,子どもの作品,協議記録等をまとめたポスターを作成し,公開研究発表会参加者にそれらを示して,対話を図ったのである(ただのポスターの展示ではなく)。それは,過去に研究授業を実施した教師に対して,彼らが,ポスターを作成する過程で,また,参加者とのコミュニケーションを通じて,自身の授業づくりについて「学び直し」をおこなう,豊かな機会を提供してくれた。

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2010.11.11

事後協議会のデザインにもチャレンジを

 再度,大阪市立味原小学校を訪問した。この学校は,本年度,大阪市教育センターが企画する,授業力アップサポート事業のモデル校の1つであり,国語科の「読む力」の育成を図っている。
P1200162 本日,第2学年の研究授業の後,参加型で協議がおこなわれた。その際には,写真のように,授業を見学して気づいたことを全員が一斉に模造紙に貼りだした。前回の協議会では,小グループを組んで同様の作業を進めたが,グループでの検討を全員が共有するための時間を必要になるため,協議がせわしなくなったと考えた研究推進リーダーは,グループ別協議をカットしてみようと考えたのである。その工夫は,教師たちの授業に関する気づきの集約を難しくしたが,1つひとつの論点を掘り下げる時間を確保することに寄与した。
 このように,授業づくりと同様,事後協議会のデザインにもチャレンジが必要であり,その手法の蓄積は,当該学校の授業研究文化の豊かさを物語るものである。

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2010.11.10

卒論指導教員を決めるにあたって

 11月から12月にかけて,本学の第二部では,次年度に卒業論文を作成する学生は,指導を担当する教員を蹴っているする。現在,そのためのガイダンスやオフィスアワー等の個別訪問が続いている。ゼミ指導の方針を文書にまとめて希望者に配ったりもしている。
 自分が所属する研究室を決めた27年前は,そのようなものは皆無に等しかった。講義を受けて,希望を教務係に提出するだけであり,なんの下調べも相談もしなかった。今から思えば,安易であったと反省している。研究室が異なれば,大学院へ進学することもなかっただろうから。
 実は,学生と教員の対抗ソフトボール大会にピッチャーとして登板し,その活躍(?)を現在某大学に籍を置かれているM教授(総合的な学習のカリキュラム開発のオピニオンリーダー)に評価され,スカウト(?)されて,それに従って,所属する研究室を決めてしまった。M教授は,今でも時折,「木原君が今日あるのも,自分がドラフトで指名したからだ。」とおっしゃっている。確かに,それがなければ別の研究室を選んでいた可能性が小さくないので,悲しいかな,反論できないのであるが--。昔のことである。

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2010.11.09

学校研究のコンサルテーションに関する大学院の講義

 今年度も,大学院の講義で「教育プロジェクト研究」を担当している。これは,受講生にチームを組んで,あるプロジェクトを遂行してもらうものだ。それは,ある学校の実践研究のコンサルテーションである。当該学校の研究主任を招聘し,学校の概要,研究計画,授業研究の様子等を説明してもらう。さらに,それを評価し,改善案を策定して研究主任に対してプレゼンテーションをおこなう。当事者が改善策に納得できるかどうかが,プロジェクトの成果=受講生の問題解決の結果として,問われるわけだ。
 今年度も,守口市立橋波小学校の松浦先生に,講義に協力してもらっている。ちなみに,同校は,11月24日(水)に,自主公開研究発表会を催す。

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2010.11.08

福井の教師たちの学ぶ姿勢

 先日,福井県立教育研究所で開催された,ミドルリーダー養成講座で講義を担当してきた。3時間弱の講座であるが,彼らの学ぶ姿勢には頭が下がる。いつ出かけても,そう思う。
 まず,時間前に全員が集まっているので,講座開始予定時刻の数分前には,開会の挨拶がスタートする。全員が所属校の校内研修に関するレポートを書いてこなければならないが,それが実にしっかりと書いてある。休憩時間でも,個別の質問を投げかける参加者がいるし,終了時刻を過ぎているのに,まだ質問が出てくる。
 言うまでもなく,地道に学ぶ,その姿勢は,子どものそれに再帰している。

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2010.11.07

全放連・人間力育成プロジェクトの研究授業

 本日も,渋谷のNHKで,全放連・人間力育成プロジェクトのミーティングを催された。12月の研究授業の指導案検討,年度末の報告書の内容等について,プロジェクトメンバーで議論した。
 研究授業は,横浜市立吉原小学校の吉田教諭が,第5学年社会科の単元「わたしたちと情報がどのようにつながっているのだろう」において,NHK学校放送番組『日本とことん見聞録』の3つの番組を活用する予定だ。今日も,番組を視聴し,その特徴と利用上の課題を検討した。また,それを踏まえて,単元構成や本時の展開についても議論した。その中で,人間力の育成と放送番組活用の接点には,番組視聴そのものが人間力の育成に役立つ部分とそれをもとにした学習活動によって人間力が高められる部分があることが明確になってきた。また,本時の展開においては,当該授業における番組に対する子どもたちのリアクション(気づき,疑問,共感等)が指導者の予想をこえて多様化してくること,それに対して指導者が授業プランを即時的に作り替えていくことが重要であると再認識した。
 この研究授業が実施されるのは,12月6日(月)の午後である。放送教育に,また教師の力量形成に関心のある方は,参加なさるとよいだろう。

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2010.11.06

附属平野学校園の共同研究発表会にて

 本日,本学の附属平野学校園(幼稚園,小中高等学校,支援学校)が合同研究発表会を催した。これまで,5校園は,生涯発達的視点に基づく校種間連携型一貫教育を標榜し,「”ことば・体験・コミュニケーション”で『考える力』を育てる保育・授業創り-アセスメントを活かした支援・指導のあり方を探る-」という共同研究テーマを設定し,研究活動を繰り広げてきた。 全体会,4コマに及ぶ公開保育・授業,分科会,そしてシンポジウムと多彩なメニューが用意された。
P1200073 研究の枠組みにも,また保育や授業にも,小さな問題点や矛盾はいくつもある。けれども,5校園が共同研究に着手しているケースは,極めて少ない。そして,例えば,中学校美術科の授業では,子どもたちが,特別支援学校の備品である箱庭にさわったり,また幼稚園に出かけて幼児の造形活動に学んだりするといった,特色ある取り組み,新しい授業が提案された。他校園の教師との交わりの中から,チャレンジ精神旺盛な授業が創造されたことは,この取り組みが,たとえ歩みが遅くとも,また,回り道をしながらでも,正しい方向に歩んでいることを物語っている。

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2010.11.05

平成22年度関東甲信越放送・視聴覚教育研究大会(神奈川・横浜大会)

 平成22年度関東甲信越放送教育研究大会が11月5日(金)に,横浜市の都筑区の学校等を会場にして催された。私は,午前中の「教育メディアの活用による『豊かな学力』の育成」と題する講演,午後の茅ヶ崎小学校を会場にして催された分科会(視聴覚教育部会)での助言を担当させていただいた。
 茅ヶ崎中学校区の2小学校と1中学校が会場校となるという小中一貫教育と放送・視聴覚教育の融合も提案性があったし,各会場校で,放送・視聴覚教育の多様な実践が公開された。さらに,茅ヶ崎小学校では,同校が昨年度まで取り組んだ文部科学省の電子黒板の活用プロジェクトの成果報告会たる「教育ICT活用実践研究発表会」を兼ねたこともあって,印刷物が足らなくなるほど,盛況であった。
 関係者が口をそろえて「大成功だった」と振り返っていた,実り多い大会であった。そういう研究会に協力できるのは,心地よい。ちなみに,天も味方してくれて,快晴であった。

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2010.11.04

授業の比較研究

P1130421 本日,講義で,メディアミックスによる授業づくりについて講じた。私が学部生だった頃,指導教官だった水越敏行先生(大阪大学名誉教授)や2学年上の先輩である田中博之先生(早稲田大学教授)が金沢市内の小学校の教師3人に,同じ放送番組『みどりの地球』「熱帯雨林」を主メディアに位置づけながら,そして2時間扱いという制約を同じく下ながら,しかしコンセプトが異なる授業を構成してもらった取り組みである。
 この取り組み,今見直しても,放送教育と教師教育(教師の力量形成)の接点を追究しているという点で実に提案性に富んでいる。もし,これから,このような授業の比較研究に着手するのであれば,異なるデザインが登場する背景,例えば,教師の信念,ライフストーリー,実践共同体等をからめてみたいと思う。

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2010.11.03

編入学の相談会と大学祭

 本日は,平成23年度に,本学に編入学しようと考える人のための相談会であった。我々教員も説明,相談に従事するが,現役の学生も,いろいろと入学希望者の相談に応じてくれていた。小さな所帯だけに,関係者が一丸となって行事を企画・運営するのが,本学の第二部の特徴である。
 夕方からは,大学祭の最終日で,模擬店やステージの運営に,これまた顔見知りの学生がたくさん,取り組んでいた。コーンスープとちゃんこ鍋を(請われて)買い,食べた。後者には,赤い色をした野菜が隠れていて--。しかし,せっかく学生が作ってくれた料理であるから,見ないふりをしてがんばって食べた。

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2010.11.02

学力向上に向けた多様な取り組みを発展させる中学校

P1190777 美咲町立柵原中学校の教師たちは,学力向上に向けた多様な取り組みを繰り広げている。例えば,写真は,英語科の習熟度別指導の様子である。生徒の表現の能力を高めるために,アクティビティを導入し,彼らに,基本文型の活用を促している。また,それを指導者がきめ細かな指導で支えている。
 さらに,習得型の授業では,学習目標や「今日のまとめ」の提示によって,授業のゴールを生徒が意識できるよう,教師たちは努めている。
 「学びの基礎力」に関する指導もよく工夫されている。例えば,全教科において学習ファイルが作成されているが,そこでは,教師たちが当該教科の指導方針を伝えたり,その学び方を紹介したりしている。
 学力向上に向けた取り組みのレパートリーに,教材開発を伴うものが加わると,柵原中学校の学力向上はいっそう飛躍するに違いあるまい。

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2010.11.01

学校の教育力向上支援事業(三重県教育委員会)の実践交流会

 三重県教育委員会は,平成19年度から,学校の教育力向上支援事業を企画・運営している。本日,総合教育センターで,その実践交流会が開催された。22校の重点支援校の中から,4校が代表で,授業研究等の取り組みをレポートした。ある学校は,モジュール学習を切り札にして学力向上に取り組んでいる。また別の学校では,学びの共同体を核にして,学校改革に努めている。たった4校の発表であるが,その実践内容には多様性が確認された。つまり,私が推奨する,学校を基盤とする学力向上アプローチが実現していた。
 教育行政が画一的な手法の採用を学校や教師に強制するではなく,各学校が自校にとってベターな方針を探究するのを促している,この事業は,遠回りをしているように見えて,学力向上のための正しい道のりを歩んでいると,私は思う。

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