過去の授業研究の記録を活用して学び直しを図る(津山市立北陵中学校にて)
津山市立北陵中学校では,公開研究発表大会のメニューを工夫している。公開授業(協議なし),公開研究授業(協議あり),研究発表,記念講演という通常の活動に加えて,2つのものが導入された。
1つは,「自分化シート」の活用である。公開された授業や協議を経て,参加者個々が自身の授業改善について構想し,具体的なプランを描くタイムを設け,そして,それを促すワークシートを準備した。
もう1つは,過去の授業研究の記録を活用して学び直しを図る「ポスターセッション」を開催したことである。過去の授業研究において研究授業を実施した教師が,その指導案や授業記録,子どもの作品,協議記録等をまとめたポスターを作成し,公開研究発表会参加者にそれらを示して,対話を図ったのである(ただのポスターの展示ではなく)。それは,過去に研究授業を実施した教師に対して,彼らが,ポスターを作成する過程で,また,参加者とのコミュニケーションを通じて,自身の授業づくりについて「学び直し」をおこなう,豊かな機会を提供してくれた。
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