事後協議会のデザインにもチャレンジを
再度,大阪市立味原小学校を訪問した。この学校は,本年度,大阪市教育センターが企画する,授業力アップサポート事業のモデル校の1つであり,国語科の「読む力」の育成を図っている。
本日,第2学年の研究授業の後,参加型で協議がおこなわれた。その際には,写真のように,授業を見学して気づいたことを全員が一斉に模造紙に貼りだした。前回の協議会では,小グループを組んで同様の作業を進めたが,グループでの検討を全員が共有するための時間を必要になるため,協議がせわしなくなったと考えた研究推進リーダーは,グループ別協議をカットしてみようと考えたのである。その工夫は,教師たちの授業に関する気づきの集約を難しくしたが,1つひとつの論点を掘り下げる時間を確保することに寄与した。
このように,授業づくりと同様,事後協議会のデザインにもチャレンジが必要であり,その手法の蓄積は,当該学校の授業研究文化の豊かさを物語るものである。
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