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2011.02.28

これから英国へ

 今,成田空港だ。これから,英国に向かい,彼の地で小学校や大学を訪問する。今回は,ICT活用に関する調査である。現地の様子をまたレポートしたいと思う。

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2011.02.26

修了生たちが語る

 本日夕刻,我が大学院実践学校教育の修士課程2年次の学生,そのうちの教職ファシリィテーターコースの学生たちと食事会を催した。彼らは,皆,現職教員である。2年間,昼間は授業等を行いながら,夜間に大学院で学んだ。先日,修士論文の公開審査を終えたばかりだ。
 2年間の学び,その意義,その成果,今後の展望などを語ってもらった。おおむね,本学における学びが彼らの教師としての成長に資するものであったと述べてくれた。「これが終わりではなく,始まりだ」という,彼らの気持ちに応えるために,これから,私も,OB研究会などを催して,彼らの学びの継続・発展をサポートしようと思う。さっそくOBメーリングリストを構築し,情報交換に備えることとなった。

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2011.02.25

次年度の実践研究に向かって,その構想を練る

P1230749 尼崎市立潮小学校で,国語や総合的な学習の授業を見学するとともに,今年度の研究の総括に協力した。当該授業の批評とともに,今日の小学校における校内研究の実践動向について解説した。同校の教師たちは,それに熱心に耳を傾け,次年度の実践研究の構想を練っていた。
 解説後の教師たちの声から,総合的な学習の時間の系統,探究の過程における振り返りの重要性等を,彼らが重点課題だと考えていることが分かった。

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活用型授業の成立に向かってチャレンジする

 大阪市教育センターの「授業力アップサポート事業」の一環で大阪市立酉島小学校を訪問した。中堅教師の算数の授業を見学し,それと事後協議会の企画・運営について,アドバイスするためだ。
P1230690 学校長が「『元気いっぱい』の教師です」と説明する,中堅教師は,第3学年の子どもたちに,買い物の状況を提示し,「見積もり」のよさを実感させた。そして,それを,活用させる場面を設けた。協議会では,「見積もり」のよさを子どもたちにもっとじっくり考えさせた方がよかったのではないかという意見も示されたが,私は,授業者が構想したように,「活用」のための時間を確保するという方針は間違っていないと思った。今年もたくさんの算数の授業を見学したが,習得の過程においても子どもの問題解決を重んじるばかりに,結局,活用のための時間を確保できないケースが少なくなかったからだ。
 習得型授業に慣れている教師にとって,活用型授業は,授業づくりにおけるチャレンジである。その成立には,当該の教師のように,ある種の思い切りが必要とされよう。研究授業においてそれにトライしてくれた彼女の姿勢に触発されたのか,事後協議会は,短い時間ながら,たいへん盛り上がった。

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2011.02.23

学校研究をていねいに総括して次年度の構想を練る(津山市立北陵中学校にて)

 津山市立北陵中学校では,この時期,学校研究を総括するための校内研修を企画・運営する。まず,全教師が,表現力の育成を視点として授業を公開し,それをもとに授業改善レポートを作成する。
 次いで,ある教師が研究授業を実施するが,それには,校内の教員だけでなく,津山市内の他の中学校の研究主任等も参加し,授業を見学して,その可能性と課題について意見を交換する。
P1230659 さらに,教科や教職経験を異にする教師から成るグループを形成し,今年度の研究全体について語り合い,次年度の実践研究の枠組みを構想し,他のグループに向けて発表する。写真は,各グループから出てきた,次年度の研究に関するキーワードの一覧である。このように,学校研究をていねいに総括して次年度の構想を練ると,次年度,よいスタートを切ることができるであろう。

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2011.02.22

中学校教師たちのチャレンジの蓄積(広島県三原市立幸崎中学校)

 広島県三原市立幸崎中学校を再々度訪ねた。同校は,パナソニック教育財団(旧松下教育研究財団)の第36回(平成22年度)実践研究助成の「特別研究指定校」である。「『思考力・表現力』を高める授業の創造~学習集団の育成を通して~」という研究テーマをかかげ,それらの能力を育成するためのICT活用に取り組んでいる。
P1230530 本日,社会,体育,美術の授業を拝見させてもらった。それぞれの教師が研究授業においてなんらかのチャレンジを試みていた。例えば,社会科の教師は,自身が「苦手です」という,生徒による調べ学習のコーディネートに取り組んでいた。体育の教師は,電子黒板を初めて利用し,サッカーのオフサイドに関するコンテンツを提示し,生徒に,その判定等に従事させていた。美術の教師は,やはり電子黒板を利用して,生徒にコラージュ作品の工夫等を発表させていた。同校の教師たちには,同じ教科の仲間がいない(いわゆる「一人教科」)。けれども,同僚との学び合いを通じて,上述したようなチャレンジを研究授業にて体現している。チャレンジだから,小さな失敗はどうしても生ずる(例えば,電子黒板の操作に戸惑う等)。けれども,その蓄積は,間違いなく,彼らの授業力の向上に結実している。中学校における授業改善の理想型に接したいならば,同校を訪問するとよいだろう。
 蛇足になるかもしれないが,教師たちの真摯な姿勢は,もちろん,子どもにも投影されている。彼らは,研究授業が終わった後,(教師に指示されないのに),見学者に「ありがとうございました」と応ずるのである。

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2011.02.21

まるで自分の母校のような感覚を抱く小学校

 大阪市立長池小学校に出かけた。午後の校内研修において,本年度の研究のふり返りをサポートするとともに,次年度の研究の可能性を示唆した。夕方から夜にかけては,同校の学校評議員会に出席して,学校評価の案についてコメントした。
 私は,長池小学校区に住んでいるわけではないし,同校の卒業生でもない。けれども,学校評議員を4年にわたって務め,その過程で,運動会や学習発表会を見学したり,PTA役員や地域住民の方と接する中で,まるで自分の母校のような感覚を抱くようになった。学校長の退職とともに,今年度末で学校評議員を解職されることになるだろうが,長池小学校の発展を祈念しているし,同校の実践研究を直接的・間接的に支援していきたい。

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2011.02.20

教師たちの自主的な学びの充実(氷上情報教育研究会)

 昨日,日本教育工学協会(JAET)の「教育の情報化」実践セミナー2010in丹波を企画・運営してくれたのは,氷上情報教育研究会のメンバーである。この研究会は,メンバーの自主的な研鑽の舞台であるが,彼らは,年間の研究テーマを定めて,それを実践していく。月1回(?)の例会の他,年度末には,そうした各人の研究による知見を報告する会合を催すそうだ。
 そうした活動の充実の他に,この研究会の盛り上がりを物語るエピソードがある。メンバーは,年会費を払っているのだが,その資金を用いて,彼らが「事務所」と呼ぶ共用スペースを借りているらしい。プリンターを置いたり,ネット利用できる環境を整えたりして,そこによく集っているそうだ。さながら,同研究会の「秘密基地」といったところか--。そのスペースが酒屋の2階にあるというのも不思議であるが,いずれにしても,そういうアクションが起こるということは,すごいこと,すばらしいことだと思う。

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2011.02.19

「教育の情報化」実践セミナー2010in丹波

P1230384 本日,丹波市のゆめタウンポップアップホールで,日本教育工学協会(JAET)の「教育の情報化」実践セミナー2010in丹波が催された。そのスタートは,堀田副会長による基調講演「新学習指導要領の完全実施と教育の情報化」。続いて,実践者と企業人がタイアップして行う事例報告がおこなわれる。企業展示の後,再度の事例報告(情報モラルの育成やICT活用の包括的な実践)が位置づく。
 氷上情報教育研究会のメンバーの献身的な努力で,よい会場で,内容の濃いセミナーを催すことができた。同研究会のこうした類のセミナーを企画・運営する組織力は驚異的である。きっと,来る10月に催されるJAETの全国大会においても,それがいかんなく発揮され,参加者が得るものの大きい集いとなろう。

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2011.02.18

中学校の教師たちの授業改善に向けた努力,その蓄積

 京都府久世郡久御山町立久御山中学校の教師たちは,昨年度の引き続き,京都府総合教育センターによる「『教師力向上』教育実践力継承事業」の実践校のスタッフとして,授業改善に努力を傾注している。
P1230368 今年度,同校の教師たちは,年間3回の授業公開週間を設けたり,学期ごとに授業改善プランを作成してその進捗状況をレポートしたりした。授業の相互評価を充実させるために,授業評価基準を作成・活用したりもした。写真は,3学期に行われた授業研究において,教師たちが,授業評価基準を用いて,授業づくりの特徴と課題に関する議論を繰り広げている様子だ。
 教師たちが実践研究のR-PDCAサイクルを学期単位で繰り広げることで,また,そのための仕組みや道具を調えることで,彼らの授業改善に向けた努力が蓄積されることになり,それが,指導力の向上,子どもの学びの充実にをもたらしたと思う。

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2011.02.17

定年を迎えた教師の研究授業(しかも,1日に2種類の研究授業)

P1230247 本日,目黒区立緑が丘小学校の鈴木衆教諭が,第6学年の子どもたちを対象として,2つの研究授業を実施した。1つは,社会科の単元「世界の人々とわたしたち」でNHK学校放送番組「見える歴史」『世界の人々-子どものくらしと社会」を活用したものだ。もう1つは,道徳の価値項目「より高い目標を立て,希望と勇気を持ってくじけないで努力しようとする気持ちを持つ」に迫るために,やはりNHK学校放送番組「カラフル!」の『わたしもトライを決めたい』を子どもたちに視聴させた。
 いずれの授業も,大阪のある教師が「しっとりとした授業でした」と批評するような,教科書にはない教材性を有した学校放送番組と子どもたちの出会いを大切にした授業であった。
 鈴木教諭は,今年度末に定年を迎えるベテラン教師である。そのような教師が,1日に2種類の研究授業を実施するということ自体がとてもすばらしい,いや驚きと言ってよい(もちろん,それぞれについて,きちんとした指導案が準備されている。2つのものを合わせるとA4サイズの用紙で14頁になる)。しかもそれぞれにおいて,継続視聴,丸ごと視聴,0分スタートといった放送教育の基礎基本的な指導を踏まえつつ,人間力の育成という今日的な教育課題の追究が繰り広げられていた。
 放送教育の実践研究を重ねてきた,鈴木教諭の教師としてのライフストーリーが凝縮された,研究授業であった。それに触発され,参加者も,私も,当該授業の特長やさらなる充実に向けた課題を必死で探った。

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2011.02.16

大阪市教育センター フォーラム 2011

 3月19日(土)に,大阪市教育センターで,「大阪市教育センター フォーラム 2011 改革の時 継承と創造」が開催される。同センターは毎年この時期の休日にフォーラムを開催し,大阪市立学校の教師たちに学びの機会を提供している。
 今年度は,分科会の構成が特徴的である。午後に2つのセッションで分科会が催されるが,それぞれ,10以上の分科会が設けられているからだ。その厚みは,まことに迫力がある。また,その内容も,「チームで若手を支援する」「言語力の育成」等の今日的な課題を意識したものが多い。
 私も,「『学び合い』による学校づくり~教員相互の学び合いを通して~」という分科会に助言者として参加する。そこでは,大阪市教育センターが推進している「授業力アップサポート事業」の協力校が4校,学校研究の企画・運営上の工夫について報告してくれる。また,それを題材として,参加者が所属する学校の取り組みについて,その改善の方途を探る。
 大阪市内(府下)の教師はもちろん,他市(他府県)の教育委員会・教育センターのスタッフにも,参加してもらいたいと思う。

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2011.02.15

校園内研究担当者の研修会でテーマ別グループを構成

 岡山市総合教育センターでは,市内幼稚園・小中学校の校園内研究担当者の研修会を毎年度2回開催している。2月には,担当者が全員,自校園の本年度の研究活動についてレポートにまとめる。校園の研究担当者は,同じ校園種の研究レポートをすべて持ち帰ることになっている。小学校は93校分のレポートを入手できるのだから,それだけでもずいぶん貴重な情報である。
P1230146 さらに,今年度は,「学力の定着・向上」「伝え合う力・コミュニケーション力」「幼小中の学びのつながり」「研究の進め方」「研究成果の共有・研究内容の継続」という5つのテーマを設定し,校園種をまたいで,校園内研究の企画・運営を担当しているミドルリーダーたちは,本年度の校園内研究の成果と課題を共有していた。
 同センターは,校園内研究担当者向けの研修会のスタイルを毎年変えている。そのチャレンジ精神は,きっと研修参加者に伝わっているだろう。

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2011.02.14

実践研究の振り返りの時期

 大阪市立東中学校を再々度訪問した。この学校は,本年度,大阪市教育センターが企画する,授業力アップサポート事業のモデル校の1つであり,教師たちは授業改善にいそしんでいる。
P1230127 彼らは,6月,11月と授業公開週間を定め,授業評価シートを活用して,授業の相互評価に努めてきた。本日は,自身の授業改善の成果と課題を総括し,交流するとともに,学校研究の企画・運営に関する意見交換もおこなわれた。各教師と学校組織の2つの次元で実践研究を総括できた。その中から,「実践レポートを作成すべきではないか」という声も登場した。また,私が「授業改善に向けた,『合い言葉=研究テーマ』を設定し,教科をまたいだ授業改善グループを構成するとよいのでは」とコメントすると多くの教師たちがうなづいていた。この日の研修会は,授業改善によい振り返りになったと思う。同校の次年度の実践研究の発展が楽しみである。

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2011.02.13

授業研究の実施時期も,学校の研究力を示す

 読者の学校では,授業研究をいつ実施なさっているだろうか。例えば,3学期に,授業研究会が催されるだろうか。逆に,4月や5月はどうだろうか。学年団や教科チームにその時期の決定を任せていると,2学期に授業研究会が集中することがある。しかしながら,昨日の記事でも述べたように,学校研究を活性化するためには,1学期に授業研究を実施し,研究テーマに授業化のポイントを具体的に確認できることが望ましい。また,3学期にも実施して,学校研究の総括を授業の事実でもって進めるのがベターである。
 私が関わってきた学校で,授業研究を大切にするところはいずれも,2月後半や3月上旬でも,授業研究会が企画・運営される。それも,学校の研究力を示す指標である。
 ただし,今年度は,2月28日~3月9日(英国),3月13日~3月16日(中国)と海外に赴くので,2月24日が今年度最後の授業研究会になりそうであるが。

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2011.02.12

次年度の実践研究のスタートを早く

 昨日も述べたように,大学院で担当している講義「教職ファシリィテーター論」の最終回では,受講生たちが,平成23年度の所蔵校の研究プラン(テーマ,スケジュール,自身のアクション等)を策定し,ポスターセッション形式で交流した。その時に,話題になったことの1つは,次年度の学校研究のスタートを早くするということだ。具体的には,この時期,今年度の総括とともに,次年度の計画策定をすべきだと。「それでは早すぎる,次年度のスタッフが揃ってからでないと決められない」という声をよく聞く。確かにそうだが,それは「確定」を意味している。次年度の研究テーマは(研究の経緯をよく知るスタッフで)前年度内に決めるべきであるし,計画(スケジュール)等は「仮決め」と考えておけばよい(新年度に一部変更してもよい)。ある程度のことを前年度内に決めておかないと,1学期の実践研究は滞る。具体的には,授業研究会を開催できないと状況に陥りやすい。
 読者の学校はどうだろうか。今年度中に,次年度の実践研究の概要を明らかにできるだろうか。それができる学校とそうでない学校では,研究力には大きな違いがあると,私は,経験的に感じる。

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2011.02.11

学ぶ教師と学ばない教師

 昨日は,後期に大学院で担当している講義「教職ファシリィテーター論」の最終回であった。講義で私が解説したこと,事例分析等によって得たものを踏まえて,受講生たちは,平成23年度の所蔵校の研究プラン(テーマ,スケジュール,自身のアクション等)を策定し,ポスターセッション形式で交流した。彼らは,講義の内容を活かして,よく練られたプランを提案してくれた。学校研究の企画・運営に関する,彼らの学びは広く,また深かった。
 講義の途中で,受講生の一部から,彼らの姿勢とは対照的な教師の存在を聞いた。昨日は,当該受講生が所属する小学校が位置する地域の全市的な研究会が催されていた。だから,少なからずの学校で午後の授業がカットされていたそうだ。にも関わらず,ある教師たちは,年次休暇を申請して帰宅し,またある教師たちは,無目的に(例えば,学校研究のテーマに関係なく,ただ近いから,知り合いが行くからといった理由で)参加する研究会を決めていたというのだ。そうした教師たちは,明らかに,学ぼうとしていない。
 学びを尊ぶか否かに関する教師間格差,学校間格差は,子どもの学力の格差よりも,はるかに大きく,また根深い。

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2011.02.10

「教師力向上」教育実践力継承事業開発実践校の実践発表会

 京都府総合教育センターは,今年度も,「『教師力向上』教育実践力継承事業」を企画・運営している。これは,府内5小中学校に開発実践校になってもらい,各校で「教師力向上」に資する取り組みを推進してもらう。各校を担当する大学研究者が定められ,彼らは,1年間に5回程度,学校を訪問し,授業を見学したり,授業研究会に参加したりして,各校の取り組みにアドバイスを送る。
 本日の実践発表会では,学校と大学研究者がチームを組んで,事業報告をした。私は,久御山町立久御山中学校のスタッフとともに,生徒参加の授業の浸透,授業研究の深化とそのスタイルの多様化,そして授業改善に関わる省察を促進するための仕組みの開発について語った。

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2011.02.09

山間の小学校の教師たちの豊かな学び

 広島県山県郡安芸太田町立戸河内小学校の校内研修に再々度参加した。同校の教師たちは,「いきいきと学び,力をたくわえ,高まりあう授業の創造-視聴覚機器の有効活用を通して-」をテーマにして,授業改善を図っている。
P1230037 今日も,2つの研究授業が実施され,それぞれについて,参加型協議がおこなわれた。各授業に関する協議は20分ほどであったが,たくさんの意見が示され,構造化された。部外者の私は,協議の展開をフォローするのに必死であった。
 同校の教師たちは,毎学期,研究授業を実施し,事後協議会の議論や助言者のコメントを踏まえて,その改善指導案を作成している。また,授業研究の取り組みの成果と課題を研究部が集約しているが,多様な実践が視点別,教科別等,複数の枠組みによって整理されている。それゆえ,同校の実践の特徴と課題が浮き彫りになりやすい。実践研究のR-PDCAサイクルも充実している。
 同校の管理職は,山間にある小学校だから,授業改善に関する情報が不足しているとおっしゃっていたが,そのハンデがあれど,たくさんの情報を得やすい都会の学校よりも,はるかに豊かな学びを同校の教師たちは繰り広げている。

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2011.02.08

またまたゼミ生OBの研究授業を見学して

 本日,昨年3月に卒業したゼミ生OBが初任者研修の一環として実施した研究授業を見学した。今年度,ゼミ生OBの授業を見学するのは,4度目である。今日授業を見学したゼミ生OBの初任者も,指導案をていねいに作成し,準備をしっかりして,研究授業に臨んでいた。授業を大切にする姿勢が伝わってきた。子どもの様子,教室内の掲示物等にも,それが現れていた。
 彼は,大阪市立小学校に勤務しているが,同僚の先生方が,ご自身の授業があるにも関わらず,たくさん(ほぼ全員),授業を見学してくださっていた。それもまた,うれしかった。
 ゼミ生OBの教師が研究授業にチャレンジし,それが所属する学校の授業研究文化の一翼を担うものになる--こういうケースがさらに増えることを切望している。

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2011.02.07

ある府立高校の教師たちの教材開発等の姿に接して

 本日午前中,大阪府教育委員会のプロジェクトの一環で,ある府立高等学校を訪問し,6つの授業を見学した。そのうちのいくつかで,教師たちが,教科書に頼らず,自身で開発したり,発掘したりした教材を用いて授業を展開している姿に接した。例えば,社会科の教師は「無縁社会」に関する新聞記事や放送番組を利用していた。また,英語科の教師は,英米の用語の違い,さらにはイングランド・ウェールズ・スコットランドの発音の違いを考察するためのワークシートを準備していた。
 印象的だったのは,それらの教師たちが,楽しそうに授業を進めていたことである。教材開発等という創造的な授業実践は教職の本質の1つである,それは高等学校も例外ではないということを再確認できた。

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2011.02.06

卒論発表会の開催(ゼミ生OB等も参加してくれて)

P1130760_2 本日は,本年度に私が卒論指導を担当した6名の学生が,自身の研究の概要と特徴等を報告する「卒論発表会」の日であった。平成23年度のゼミ生,他のゼミの学生,下学年の学生等を含めた,20名以上の参加者となった。5名のゼミ生OBが参加してくれて,とてもうれしかった。彼らは,現職教員等としての立場から有意義なコメントを呈してくれた。
 学生たちは,レジュメや資料を作成したり,プレゼンテーションを準備したりして,発表に備えた。また,他の参加者は,研究の特長を把握し,課題をするどく指摘した。発表者にとっても,聞き手にとってもためになる,よい発表会となった。参加した皆さん,お疲れ様でした。

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2011.02.05

学生の放送教育の授業プランをNHKの制作者に批評してもらう

 本学で後期に担当している講義「教育学特論Ⅱ」では,放送教育の特性,その歴史と現状を解説した後,ある番組を利用した授業プランを学生に作成・発表してもらう。今年度は,「見える歴史」の『戦争を生きた人々~太平洋戦争~』を題材に据えた。学生たちは,小学校6年生がそれを視聴した後に,発展的な学習にたずさわる,単元(8時間程度)のどこかでNHKデジタル教材を用いるといった条件の下,3グループに分かれて,授業プランを作成した。彼らは,大阪・奈良・広島という異なる地域の小学校を想定して,チームを編成しているので,地域性を踏まえたメディアミックスのプランを構想した。
 うれしいことに,彼らの発表をNHK学校放送の制作者が聞きに来てくれた。そして,制作者の立場から,彼らのプランが番組を生かしたものになっているかどうかを批評してくれた。時には,私から,彼らに,放送教育のよさを引き出すような番組の構成・演出になっているかを問うた。守口市の小学校に勤務する松浦さんもやってきて,学生のプランにコメントしてくれた。彼らの協力によって,講義のゴールが充実した。ありがとうございました。

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2011.02.04

矢野裕俊先生の最後の講義を拝聴して

P1220669 本日,前任校の大阪市立大学に出かけた。尊敬する,元の同僚,矢野裕俊先生が最後の講義をなさるのを拝聴するためである。ご担当なさっている「ライフサイクルと教育」のまとめとして,「学び」の諸相について,たくさんのエピソードを駆使して,よい講義をなさった。
 私も,いつの日か,本学での最後の講義を迎えるであろう。これまで,3つの大学で最後の講義を終えたが,まだ若かったせいか,矢野先生のような味わいのある講義にはならなかったように思う。しかし,本学で迎える最終講義は,おそらく,自分にとって,ある種の結晶点になるように思う(ゴールではないであろうが)。その時に,何をどのように講義するか--まだ予想できないが,その時に,学生の胸に響く講義ができるよう,研鑽を積まねばなるまい。

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2011.02.03

修士論文のできばえは--

 昨日も,我が大阪教育大学大学院実践学校教育専攻では,修士論文の公開審査会が催された。私が指導した大学院生(現職教員)も,自身の研究を10分で語り,その後20分の質疑応答に臨んだ。うまく回答できる場合もあれば,質問の意図を把握しきれず,あいまいなコメントを返してしまう場合もあった。しかし,いずれにしても,発表練習を重ね,提示するスライドを工夫して,よくがんばってくれたと思う。みんな,お疲れ様。
 それにしても,2日間でたくさんの発表にふれたが,論文の内容も含めて,明らかに,学生によって,できばえが違う。そして,それは,いかに時間をかけたか,どれほどたくさんの努力を研究活動に注いだかに依っている。

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2011.02.01

修論の公開審査に所属校の教員がやって来て

 本日,明日と,我が大阪教育大学大学院実践学校教育専攻では,修士論文の公開審査会が催される。私も,6本の論文の審査を担当する(主査分4名,副査分2名)。
 本日,ある院生(中学校の現職教員)の発表に対して,副査としてコメントした。それは,中1ギャップという問題を独自の視点と方法で追究するものであったが,この発表とその後の質疑応答を,なんと,彼の所属校の教員が傍聴していた。それは,彼の修士論文の内容が所属校の実践に根ざしていること,所属校の問題の解決に資するものであることの証左であろう。本学の実践学校教育専攻における学びの特徴は,こういうところに体現すると思う。

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