学生の放送教育の授業プランをNHKの制作者に批評してもらう
本学で後期に担当している講義「教育学特論Ⅱ」では,放送教育の特性,その歴史と現状を解説した後,ある番組を利用した授業プランを学生に作成・発表してもらう。今年度は,「見える歴史」の『戦争を生きた人々~太平洋戦争~』を題材に据えた。学生たちは,小学校6年生がそれを視聴した後に,発展的な学習にたずさわる,単元(8時間程度)のどこかでNHKデジタル教材を用いるといった条件の下,3グループに分かれて,授業プランを作成した。彼らは,大阪・奈良・広島という異なる地域の小学校を想定して,チームを編成しているので,地域性を踏まえたメディアミックスのプランを構想した。
うれしいことに,彼らの発表をNHK学校放送の制作者が聞きに来てくれた。そして,制作者の立場から,彼らのプランが番組を生かしたものになっているかどうかを批評してくれた。時には,私から,彼らに,放送教育のよさを引き出すような番組の構成・演出になっているかを問うた。守口市の小学校に勤務する松浦さんもやってきて,学生のプランにコメントしてくれた。彼らの協力によって,講義のゴールが充実した。ありがとうございました。
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