矢野裕俊先生の最後の講義を拝聴して
本日,前任校の大阪市立大学に出かけた。尊敬する,元の同僚,矢野裕俊先生が最後の講義をなさるのを拝聴するためである。ご担当なさっている「ライフサイクルと教育」のまとめとして,「学び」の諸相について,たくさんのエピソードを駆使して,よい講義をなさった。
私も,いつの日か,本学での最後の講義を迎えるであろう。これまで,3つの大学で最後の講義を終えたが,まだ若かったせいか,矢野先生のような味わいのある講義にはならなかったように思う。しかし,本学で迎える最終講義は,おそらく,自分にとって,ある種の結晶点になるように思う(ゴールではないであろうが)。その時に,何をどのように講義するか--まだ予想できないが,その時に,学生の胸に響く講義ができるよう,研鑽を積まねばなるまい。
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