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2011.02.22

中学校教師たちのチャレンジの蓄積(広島県三原市立幸崎中学校)

 広島県三原市立幸崎中学校を再々度訪ねた。同校は,パナソニック教育財団(旧松下教育研究財団)の第36回(平成22年度)実践研究助成の「特別研究指定校」である。「『思考力・表現力』を高める授業の創造~学習集団の育成を通して~」という研究テーマをかかげ,それらの能力を育成するためのICT活用に取り組んでいる。
P1230530 本日,社会,体育,美術の授業を拝見させてもらった。それぞれの教師が研究授業においてなんらかのチャレンジを試みていた。例えば,社会科の教師は,自身が「苦手です」という,生徒による調べ学習のコーディネートに取り組んでいた。体育の教師は,電子黒板を初めて利用し,サッカーのオフサイドに関するコンテンツを提示し,生徒に,その判定等に従事させていた。美術の教師は,やはり電子黒板を利用して,生徒にコラージュ作品の工夫等を発表させていた。同校の教師たちには,同じ教科の仲間がいない(いわゆる「一人教科」)。けれども,同僚との学び合いを通じて,上述したようなチャレンジを研究授業にて体現している。チャレンジだから,小さな失敗はどうしても生ずる(例えば,電子黒板の操作に戸惑う等)。けれども,その蓄積は,間違いなく,彼らの授業力の向上に結実している。中学校における授業改善の理想型に接したいならば,同校を訪問するとよいだろう。
 蛇足になるかもしれないが,教師たちの真摯な姿勢は,もちろん,子どもにも投影されている。彼らは,研究授業が終わった後,(教師に指示されないのに),見学者に「ありがとうございました」と応ずるのである。

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