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2011.04.30

本を出版するということの重み

 先日の基礎セミナー(大学1年生を対象とする,学び方に関する講義)で,文献研究の視点と方法を学生に講じた。文献の種類についても説明したが,その時に「図書」の例として,拙著『活用型学力を育てる授業づくり』(ミネルヴァ書房,2011年4月刊行)を学生に見せた。
 彼らの反応に驚いた。「先生が書いたんですか?」「本屋さんに並んでいるんですよね!」(表紙を)「写メールで撮って友達に自慢します」等々だ。その様子から,本を出版することについて,あらためて考えさせれられた。確かに,20数年前に,恩師が編集する本に拙稿が載った時は,感動ものであった。ほんの数ページであったが,それを書店で見た時,思わず笑みがこぼれた。
 研究職に就いてから,少なくとも3年に1度は,単著や編著(背表紙に木原俊行という名前が載る)が出版されている。だから,本を出版するということの重み,その社会的意義と責任に関する意識が希薄になっていたかもしれない。1年生の反応を見て,それを少々反省した。
 それにしても,先日は学生の教職に対する視座がしっかりしていることに感心させられたが,初めて担当するこの講義から学ぶものは少なくない。

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2011.04.29

卒論の要件

P1130925 本日は,休日にも関わらず,卒論ゼミを催した。1月から始めたゼミは,前半戦の山場を迎えている。ある学生は,はやインタビュー等を実施するといった段階に至っている。また,ある学生は,卒論全体を貫く論理を導出しかけている。
 個々の学生に対してアドバイスを送りつつ,私は,なんらかの意味での提案性(新規性)=常識を越えた知見,実践的有効性=学校現場の営みに有用である,そして実現可能性(9ヶ月後には成果をまとめることができる)といった,要件を再確認した。

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2011.04.28

1回生も教職についてよく考えている,大したものだ

P1130903 大学における学び方をトレーニングする科目「基礎セミナー」も第3回目を迎えた。今回は,私が定めたテーマ「教職の魅力を考える」に,文献を読解して迫ることを試みた。受講生に,向山洋一著『教師修行10年』(明治図書,1986年)の一部を読ませて,教師はどのような場面で「教師になってよかった」と考えるのか,それはどのようなプロセスによって生ずるのかを分析させた。この課題は少々難しいかなと思いながら,課題を導入したのだが,高校を卒業したばかりの学生たちは,そのポイントをしっかりと把握してくれた。小グループで話し合いをさせて読解結果を整理させ,全体に対して発表させたが,著者が明示する教職の魅力だけでなく,暗示している部分にもよく迫ってくれた。我が学生たちは,1回生でも教職についてよく考えている,大したものだ。次回は,この文献に他の文献を重ねて比較考察をさせる。

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2011.04.27

田中博之編著『言葉の力を育てる活用学習-型を活用し個性的に表現する子どもたち-』(ミネルヴァ書房,2011年4月刊行)

 田中博之編著『言葉の力を育てる活用学習-型を活用し個性的に表現する子どもたち-』(ミネルヴァ書房,2011年4月刊行)が届いた。編著者は,私の大学・大学院の兄弟子にあたる方だ。私以上に,学校現場を巡り,その経験の中から,「言葉の力」を育むための実践について,その考え方を示している。また,その具体例をいわば田中門下生の実践者たちが執筆している。「言葉の力」を伸ばすために子どもが用いるワークシート例が実に豊富である。
 この本は,拙著『活用型学力を育む授業づくり』や田中氏の単著『子どもの総合学力を育てる』などと,シリーズ21世紀型学力を育てる学びの創造を成している。続けて呼んでいただけると,そうした学力を育てるための理論と実践を立体的に把握できるであろう。

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2011.04.26

『活用型学力を育てる授業づくり―思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫』 をAmazonで購入できるようになった

 拙著『活用型学力を育てる授業づくり―思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫』 (ミネルヴァ書房,2011年4月刊行)をAmazonで購入できるようになった。誰か,レビューしてくれるとよいのだが--。
 ちなみに,帯には次のように記されている。
 「授業づくりの引き出しを増やそう。21世紀を生きる子どもたちが真の学力を身につけるために、いま注目を集める新たな授業スタイルを、豊富な実践例をもとに解説する。 」

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2011.04.25

教師たちが研究授業を見学する姿勢

 尼崎市立潮小学校で,国語や外国語活動の授業を見学するとともに,それらに関する事後協議会にも参加した。また,同校の今年度の研究計画等についてコメントした。
P1240914 この学校の教師たちの研究授業を見学する姿勢がいい。教室内を移動して,授業を多角度で検討している。よいタイミングで子どもとも関わっている(アドバイスしたりもする)。指導案に,気付きをしっかりとメモしている。いくつかの学校の授業研究会では,時折,教室の後方にとどまり,(重箱の隅をつつくように)授業に関してぶつぶつ文句を言う教師たちを目にして寂しく思うことがあるが,潮小学校の教師たちの研究授業から何かを学ぼうとする姿勢には,好感が持てる。
 それにしても,校内研修の計画策定のスピードがあがると,なおよいのであるが--。

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2011.04.24

パナソニック教育財団の先導的実践研究助成

 本日,パナソニックセンター東京で,パナソニック教育財団の本年度の先導的実践研究助成の助成式が催され,私も,主査として参加した。これは,高等教育機関の研究者がリーダーとなってプロジェクトを構成し,学校現場に資する道具やシステム,知見等を呈する営みに関して1年間助成するものである。そして,私を含む3名の主査がペースメーカーやアドバイザーとして,それを応援する。助成された研究者たちの大半は,若い学徒である。その斬新なアイデアや豊かなバイタリティーに期待したい。

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2011.04.23

研究発表会に複数の大学研究者が関わる

 今年度,11月に,広島県三原市立幸崎中学校(25日)と大阪府守口市立橋波小学校(30日の予定)の研究発表会に協力する。前者は片上宗二氏(安田女子大学),後者は余田義彦氏(同志社女子大学)との対談等が企画されている。いずれの学校においても,私は,それらの方々とともに,実践研究のアドバイザー役を果たしている。1人の研究者が提供できる情報やアイデアは,限られている。だから,基本的には,1つの学校の実践研究に複数の研究者が関わりを有するのは,よいことである。それらを学校が主体的に吸収し,消化できればであるが。2つの学校は,きっとそうしてくれると思う。読者には,研究発表会に参加して,授業づくりの工夫とともに,そうした研究者との関わりの妙も感じてもらいたいと思う。

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2011.04.22

今日もまた,教師の学びについて考えた

 本日,大阪府内のある市の行政研修に協力した。教育の情報化,そこにおけるICT活用の可能性と課題について1時間ほど講義をおこなった。私の講義の前には,2つのミニ模擬授業も実施された。
 開始時刻の15時になっても,半分くらいしか,参加者は来ていない(悉皆研修である)。残る人の多くは,それから30分ほどの間に,ばらばらとやってくる。そして最後の人が席に着いたのは,研修が開始されてから,90分後であった(残り30分しかない)。しかも,遅刻者はいずれも,悪びれることもなく,平然としている。模擬授業の際にも私の講義の折りにも,半分くらいの教師は,メモさえしない。一番前で眠っている人もいる(ある問いを投げかけて,起きてもらったが)。
 予想していたので驚かなかったが,このような状態で研修になるのだろうか。この地域ではこうした姿が当たり前になっているから,研修を実施する側も受講する側もとりたてて問題視しないが,他地域では考えられないことなのだ(福井では予定時刻前でも参加者がそろっているから,研修が始まる)。
 救いは,一部の教師たちが研修終了後歩み寄ってきて,私や指導主事に質問を投げかけてくれたことだ。

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2011.04.21

新入生たちに本学の感想をたずねてみると――

 昨日も,1年生を対象とする,大学における学び方をトレーニングする科目「基礎セミナー」の講義を担当した。入学してから2週間強を過ごした彼らに,本学での学びや暮らしについてたずねてみた。すると,「上級生がよく声をかけてくれる」「教員との距離が近い」といった,所帯が小さいがゆえのメリットについて言及してくれた。やはり,学校は,「Small is Beautiful.」である。もちろん,スケールが大きい方が施設・設備は充実しやすいのだが,彼らのもとの同級生たちでマンモス大学に入学した友だちと大学生活について話していると,その友だちたちは一様に,本学の様子を「うらやましい」と語るようである。4つの大学に勤務した私も,似たような感想を抱く。
 基礎セミナーにおける学びについては,これから9名の学生に,「教職の魅力について考える」というテーマで,文献研究・映像作品分析・フィールドワーク(観察等)・質問紙調査の実施という方法を体験してもらう。グループ内発表会は,7月14日,全体発表会は7月21日である。それらの節目までに,受講生たちに,「教職の魅力」をこのような活動で多面的に追究させさせられるかどうか--私の腕の見せどころである。

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2011.04.20

ソフトボール部の学生たちと親善試合

 昨夜21:30くらいから1時間ほど,本学二部のソフトボール部の学生たちと教職員有志で親善試合を催した。試合の結果は,15対7で完敗だった(学生さんたちは,途中から,自分たちの攻撃は2アウトで終えることにしてくれた)。まあ,1点を取ることを目的にしていたので,敢闘賞にはなるであろう。なにより,講義やゼミとは違うシーンで,学生と教職員がいつもとは異なる姿を見せる,しかも1つのボールをみんなで追うのは,コミュニティ形成に資する。
 私自身の成績は,打撃は3打数2安打でまずまず(しかし,1本はポテンヒットだった)。守備は,ショートストップについた。4回くらいの守備機会のうち,1つエラーを犯してしまったが,ファインプレーも1つあったので相殺といったところか--。そのファインプレーは,レフト前に落ちる打球を背走して追い,逆シングルでジャンピングキャッチしたのだから,学生にも感心してもらえた。次の機会があれば,ノーエラーを実現したい。
 

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2011.04.19

NHK学校放送の新番組を視聴して(第98回なにわ放送教育研究会)

 昨日,谷町4丁目のNHK大阪で,第98回なにわ放送教育研究会が催された。今回は,この春から放送が始まったNHK学校放送の新番組を視聴し,感想を交流した。社会科の「どきどきこどもふどき」「知っトク地図帳」「社会のトビラ」,理科の「ふしぎがいっぱい(第3年~第6年)」,外国語活動の「プレキソ英語」を視聴した。こんなにたくさんの教育番組を視聴し,意見を交換しているグループは,他にないのではなかろうか。
 特に,これまでの社会科・理科番組との異同等について意見交換した。理科番組はずいぶん趣が変わったと思う。「番組のねらい」に記されているとおり,10分番組になったせいで,むしろストーリー性が強調されている点は,NHK学校放送番組の教材としての独自性が復権されたと言える。ただ,年間20本のシリーズの第1回目の番組としては,オリエンテーション機能を十分に果たせていないように感じた。つまり,当該番組の目指すもの,その魅力のアピールが足らないように感じたのだが--。

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2011.04.18

タブレット型PCを活用した授業の公開

P1240826 18日,守口市立橋波小学校の松浦教諭が,2つも授業を公開してくれた。同校及び市内の三郷小学校の4年生以上の子どもに提供されたタブレット型PCの活用にトライしてくれた。5時間目は社会科の歴史,6時間目は国語科の文学的な文章の読解だ。前者は,NHKデジタル教材の活用,後者は,デジタル教科書(光村図書)が用いられていた。
 いずれの授業においても,子どもたちに,仲間の思考の結果を,ネットワークを介して俯瞰させることをねらっていた。細かな点ではいろいろと問題はあったが,これらの授業によって,タブレット型PCの活用に関して,その光と影が浮かび上がってきた。そうした意味では,価値ある(研究)授業であった。そもそも,新年度がスタートしてから,まだ10日ほど。それにも関わらず,2種類の授業を公開する松浦教諭のチャレンジ精神は賞賛に値する。

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体調が悪くて

 昨日の朝から,体調が悪い。花粉等のアレルギーなのか,風邪なのか分からないが,昨日は朝からほとんど寝ていた。ゆえに,ブログも書けなかった。しかし,今日は,そういうわけにもいかぬ。これから,守口市立橋波小学校で,タブレット型PCを利用した授業を見学し,今後の研究計画についてアドバイスする。

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2011.04.16

木原俊行著『活用型学力を育てる授業づくり-思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫』(ミネルヴァ書房,2011年)

 拙著『活用型学力を育てる授業づくり-思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫』(ミネルヴァ書房,2011年)がオンラインで予約したり,購入したりできるようになった。表紙が見えるようになったので,出版されたという実感が増した。
 本ブログの読者に,ご購読,ご紹介をお願いいたします。。

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2011.04.15

今年も,大阪市教育センターの教員研修に協力

 本日午後,大阪市教育センターのスタッフ4名が,研究室を訪問してくださった。同センターによる,今年度の授業力アップサポート事業について,いろいろと意見交換した。この事業は,3年目を迎える。最終年度だ。ここ2年間の成果と課題を整理しつつ,どのようなチャレンジができるかをみんなで考えた。
 大阪市立大学に在籍していた時代から,大阪市教育委員会とはいろいろと関わりを持ってきた。大阪教育大学に赴任してからは,自分のゼミ生が大阪市立小学校の教員になっているという点から,大阪市教育委員会や同センターとは,いっそう縁が深くなった。今年も,他地域の教育委員会・センター以上に,協力していきたい。

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2011.04.14

今年は,1回生の学び方に関する講義(基礎セミナー)も担当

P1130864 本学では,昨年度入学者より,指導教員体制を強化した。例えば,履修カルテやポートフォリオを用意し,彼らの学びの軌跡を当該学生や指導教員が4年間見つめられるよう,学習環境も整備した。また,初年次に,大学における学び方をトレーニングする科目「基礎セミナー」を開設した。私も,本年度入学者のうち9名の学生の指導教員を拝命しているので,本日,基礎セミナーで,他の担当教員とともに,彼らにポートフォリオ等の活用方法を伝えた。。教育学に関する私の講義は3年次以上にならないと彼らは履修しないが,基礎セミナーにおいて,あるいはオフィスアワーで,そしてポートフォリオ上で,彼らとコミュニケーションを図ることになる。
 それにしても,1年次の学生の大半は,1月前にはまだ高校生。やはり初々しい。

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2011.04.13

私の講義の特徴を学生に聞いてみたら--

 本日は,「教育実践の研究Ⅱ」という4回生向けの講義等を実施した。これは,教育方法の工夫改善に関する講義であり,その目標は,「わが国の教育方法の今日的な状況について,総合的・具体的に理解する」ことである。受講生たちは,昨年度までに,私の別の講義「教育総論」等を履修している(この講義は,教育の思想や歴史に関する内容を扱う)。
 「教育実践の研究Ⅱ」の第1回目に,自己紹介代わりに,木原の講義の特徴について受講生たちに語ってもらった。彼らは,「声がよく通る」「ワークシートの利用」「グループ討議の導入」「発問の工夫」等について言及してくれた。「ネクタイを締めない」といった発言も出てきたが--これは誤解かな。私は,「それらのよい点はこの講義でも継承しつつ,教育方法の今日的な状況を理解してもらうために,学校現場の実際を描いた映像記録を多用する」と彼らの感想に応じた。

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2011.04.12

主要著書一覧

 大学院の講義で自己紹介するにあたって,主要著書一覧をまとめた。最新刊の『活用型学力を育てる授業づくり』(ミネルヴァ書房,2011年4月20日刊行)も含めて,以下のとおりである。2・3年に一回のペースで著書を上梓していることをあらためて確認できた。
 『新しい情報教育を創造する』(共著,ミネルヴァ書房,1993年)
 『新しい環境教育を創造する』(共編著,ミネルヴァ書房,1995年)
 『中学校 選択と総合的学習の新展開』(共編著,明治図書,1998年)
 『総合的学習の授業づくりを深める』(共著,明治図書,1999年)
 『新しい学びをひらく総合学習』(共編著,ミネルヴァ書房,2001年)
 『授業研究と教師の成長』(単著,日本文教出版,2004年)
 『[学習指導・評価]実践チェックリスト』(編著,教育開発研究所,2004年)
 『教師が磨き合う学校研究』(単著,ぎょうせい,2006年)
 『情報教育マイスター入門』(共編著,ぎょうせい,2008年)
 『学校改善と校内研修の設計』(共著,学文社,2010年)
 『活用型学力を育てる授業づくり』(単著,ミネルヴァ書房,2011年)

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2011.04.11

ジャンケンに勝ち続けて

 いくつか記事を投稿したように,9・10日と,新編入生合宿セミナーで兵庫県養父市の鉢伏高原に出かけた。町営体育館を借りて,いくつかのレクリエーション活動を上級生たちに企画・運営してもらった。そのうちの1つ,ジャンケン列車は,音楽が止まったら,まわりの者とジャンケンをして,負けた人たちは勝った人の後について列を成すというものだ。130人近くでこれを試みたが,なんと(企画側で上級生とともにこの日のレクリエーションを構想した)私が9回ジャンケンに勝ち,再度まで先頭をキープしてしまった(つまり,ウィナーになった)。「勝ち続ける男」などという称号(?)もある先生からもらったが,もしかして,一生分のツキを昨日のジャンケン列車で使い果たしてしまったのではないか--。そうならないことを祈るばかりである。

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2011.04.10

新編入生合宿セミナーにて,いろいろ働いた

P1240796 昨日,今日と,新編入生合宿セミナーでいろいろ働いた。今年度のセミナーから,上級生が企画・運営するプログラムを導入したので,学生部会長として,それを見守った。それ以外にも,班別ミーティングや他の先生による講義の進行等で,気を抜きにくい時間が続いたが,先の記事でも紹介したように,在学生によるプログラムが充実していたので,よい合宿セミナーとなったことを喜んでいる。
 それにしても,本日の午前中の在学生プログラムでは,教科書クイズ,風船運び,教職員クイズ(腕立て伏せ30秒間),大縄飛び,ジャンケン列車とフル出場した--明日筋肉痛になる?

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新編入生合宿セミナーで、在学生がよいプログラムを

P1240783_2 本年度、新編入生合宿セミナーの二日目に、彼らの先輩にあたる在学生たちに、新編入生同士、彼らと教職員の親和性を高めるためのプログラムを企画運営してもらった。半年近くを費やして、在学生たちは、良いメニューを準備してくれた。学生部会長として、在学生たちの力に期待していたが、それ以上のもので応えてくれた。十名の在学生さん、ありがとう。

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2011.04.09

合宿セミナー始まる

合宿セミナーのため、鉢伏高原にやって来た。これから、開講式。続いて、お二人の先生による、大学における学びと暮らしに関する講義等。

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これから、新編入生合宿セミナー

これから、新編入生合宿セミナーのため、兵庫県養父市の鉢伏高原に向かう。長いバスの旅だ。

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2011.04.08

今年も,実践学校教育専攻に新入生

 本日は,我が大学院(大阪教育大学・大学院教育学研究科・実践学校教育専攻)の院生に対する,ガイダンスの日であった。新入生に対して,カリキュラム,3つのコースの構造,必修科目の内容等が説明された。私も,自分が担当するコース(教職ファシリィテーターコース)の概要を解説した。
 教職ファシリィテーターコースの意義を説明するのは,難しい。実践的リーダーとかミドルリーダーたる教師向けのコースですと説明しても,ピンとこない人もいる。
 残る2つのコース,すなわちスクールリーダーコースや授業実践者コースはそれぞれ,管理職,若手教師という院生の属性がそのままコースにおける学びの内容を表す。けれども,教職ファシリィテーターコースは,必ずしもそうではない。もちろん,教務主任や研究主任の役割に必要な知識やスキルを提供してはいるが,教師間の相互サポートや授業づくりのコラボレーションは,そうした立場に限定されないからだ。
 だから,私は,次のように説明することにしている。「自らの授業づくりと同僚等のそれを『共鳴』させて,よい授業やカリキュラムを子どもたちに提供したい方に,そのための知識やスキルを獲得してもらうためのコースです」と。共鳴というのは,詩的な表現ではあるが,我ながら,コースの意義を表す,よい言い回しだと思う。
 修論指導を担当するゼミ生は,3名が確定(あと1名,迷っている方がいる)。1人は,校内研修の企画・運営に関する工夫を構想するもので,今の私の研究課題にぴったりである。残る2名は,家庭学習環境の構築や実習指導のあり方に関する内容を扱うようだが,これも,実践的な知見は有しているので,いろいろとサゼッションできるであろう。

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2011.04.07

修論指導でお小言の連続

 本日,大学院の新M2生に対する修論指導をおこなった。本年度の第1回目になる。気持ちを新たにして修論ゼミ生を迎えたのだが,いずれも2週間前に指示しておいた課題が果たせていない。しかも「やってはいるのですが--」「どう書けばよいのか分からなくなって--」等の言い訳が出てきたので,お小言の連続となった。
 修論の提出まであと9ヶ月だ。まだ9ヶ月あると考えるのか,あと9ヶ月しかないと思うのか--。当然,後者の考えを採るべきだ。本学の夜間大学院で学ぶ学生の大半は,昼間は学校等に勤務している。だから,修論作成に費やすことができる時間は極めて限られているからだ。ゼミ生たちには,「このままのペースでは,2年では完成しない」と猛省を促した。

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2011.04.06

新しい大学に赴任した仲間たちへ

 この春,カリキュラムや教師の力量形成に関する研究仲間のうち,4人も新しい大学に赴任した。国公立大学から私立大学に異動する方もいれば,大阪の地を離れ見知らぬ土地でがんばることとなった方もいる。私も何度も経験したが,大学を変わるのは,身体的精神的に負担である。けれども,それゆえに,新しい自分を探す契機たり得る。研究コミュニティの再構築の機会にもなる。
 予想と違って困惑したり,不安にさいなまれている仲間もいるようだが,それもまた必ずや自分の糧になると信じて,がんばってもらいたい。

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2011.04.05

学校における実践研究を複数の文書にまとめる学校

 ここ数日,平成22年度の学校研究の過程や成果をまとめた研究紀要等が届けられている。同年度に,私が何度も通った,尼崎市立七松小学校と津山市立北陵中学校からはいずれも,(研究紀要に加えて)個々の教師が自らの実践を文書にまとめたレポート集が届いた。
 例えば,前者は,『みんなの「なぜ」「なに」解決 Book』というタイトルが付されている「研究別冊」であるが,個々の教員が子どもを指導する上で用いているティップスが整理されている。また,後者は,『一人1研究レポート集』と名づけられており,そこには,それぞれの教師が同校の研究テーマである「表現力の育成」に向けて何に取り組み,次なる課題をどのように考えているかが,具体的に記されている。学校長も,3頁にわたるレポートを提出している。
 いずれの文書についても,各パートのページ数がそろっていないし,書式(様式)も異なっている。しかし,私は,それでもよいと思っている。そうした違いは,各教師の精一杯を示すものに他ならないと考えるからだ。 (研究指定等の有無にかかわらずに)授業実践の省察の機会として研究紀要を作成する活動に着手するか否か,それを全員参加の形で推進できるかどうか,研究紀要以外にも実践の文書化に取り組むかどうか--それらは,学校の研究力を如実に物語る。

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2011.04.04

木原俊行著『活用型学力を育てる授業づくり-思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫』(ミネルヴァ書房,2011年)

P1240728 拙著『活用型学力を育てる授業づくり-思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫』(ミネルヴァ書房,2011年)が刊行の運びとなった。単著の3冊目である。以下のような9章で構成されている。

はじめに 活用型学力の今日的意義
第1章 活用型学力の特徴・構造とそれを育む授業のデザイン
第2章 活用型学力の育成に向けた学習参加の促進
第3章 活用型学力の育成を促し,支える教材の開発
第4章 活用型学力を高める体験的な学習
第5章 活用型学力を充実させるICT活用
第6章 活用型学力を磨くプロジェクト的な学習
第7章 活用型学力のいっそうの充実を図る学校カリキュラム
第8章 活用型学力を育てる教師たちの学び-校内研修の工夫改善-
第9章 学校を基盤とする学力向上アプローチを通じた活用型学力の育成
おわりに

 思考・判断・表現力の育成について,包括的に論じているのが特徴だ。「おわりに」の文章を載せておこう。

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2011.04.03

北京の街の胡同

P1240720 昨日,宿泊していたホテルから空港に向かう途中,北京の街を歩いた。古い家が建ち並び,迷路のようになっている「胡同」だ。オシャレなカフェやかわいい雑貨の店が続く通りから少し離れると,そうしたゾーンが広がる。新旧が入り交じり,それが街に活気をもたらしている。

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2011.04.02

北京名物の「ジャージャー麺」にチャレンジ

P1240707 北京滞在3日目の夜,首都師範大学のスタッフが送別会を催してくださった。北京名物のジャージャー麺を食べた。盛岡などで食べたことがあるが,本場のジャージャー麺は,これまた初体験となった。私も,写真のように,味噌と麺をからめるのにチャレンジしたが,これがなかなか難しい。途中で放棄して,彼の大学の院生に作業を任せることととなった。

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万里の長城を初めて訪問

P1240684 1日午後~夕方,首都師範大学のスタッフのご厚意で,万里の長城を訪問した。これまで,北京にはトランジットのために寄っただけだったから,長城訪問は初体験だ。さすがに威厳がある。勇壮だ。
 ふもとのお店で,値段交渉をして,1セット25元のポストカードを2つ15元で購入した(町中では1セット10元で売っていた)。最後には,売り子に,日本語で「損します」と言われてしまった。

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2011.04.01

中国の小学校における授業研究

P1240657 首都師範大学のアレンジで,北京市順義区の東風小学校の授業研究に参加した。3年生の算数の分数の学習の導入場面だった。指導者は,いろいろと工夫した授業を公開してくれた。授業後,協議会が催されたが,教材や指導法について,見学していた同僚から多面的な意見が示された。また,数学教育の大御所とも言える外部専門家(首都師範大学のプロジェクトに参画している元教師)もするどい指摘を投げかけていた。学校長も,当該教師のチャレンジの意義を解説していた。
 私もコメントを求められ,参加者の語り,個々の教師の内省をさらに誘発する仕組みや道具の必要性,その具体例について話をした。

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