ユネスコスクールとして,総合的な学習のカリキュラム開発にいそしむ学校
金沢市教育プラザ富樫研修相談センターを訪問し,市内小中学校の総合的な学習の時間担当者の研修に協力した。そこで,森山町小学校と紫錦台中学校の総合的な学習の時間のカリキュラム開発事例を拝聴した。両校とも,ユネスコスクールとして,伝統文化の継続発展の考え方や態度を子どもたちに培っている。そのための教材開発や単元構成等も,よく工夫されている。
総合的な学習の時間を研究のターゲットに据えている学校は,現在は,少ない。けれども,この時間の授業づくりにおける教材開発等の経験は,教科指導における活用や探究に必ず生きる。だから,森山町小学校や紫錦台中学校の教師たちは,遠回りをしているようでも,今,教師たちに求められている学力向上のステップをむしろ着実に刻んでいると言えると思う。
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