学校研究推進リーダー教師のリアリティのある学び
本日午後,茨木市教育センターで,校内研究推進リーダーのための実践セミナーが催され,私も,協議等の進行役を果たした。このセミナーは,4回連続講座で,次のように,その流れが設定されている。
第1回 基本的な考え方の確認と現状把握
第2回 1学期の振り返りと2学期以降のプランの策定
第3回 各学校の取り組みの交流
第4回 次年度の計画にむけて
本日は,その3回目である。今日の日に備えて,受講者は,夏休み以降の学校研究の取り組み状況を文書化した。本日は,それを資料として,グループを組んで,また全体で,学校研究の企画・運営上の工夫について意見交換を繰り広げた。また,それを踏まえて,2学期後半及び3学期の学校研究プランの修正を試みた。
学校研究推進リーダー教師を対象とする行政研修は,やはり連続ものがよい。所属校の取り組みに即して,その進捗状況を踏まえて,リアリティのある学びが実現するからだ。

大阪市立新森小路小学校に出かけた。この学校には,若手教員が多い。だから,教員全員での研修会とは別に,教職経験5年以下の教員だけ(といっても10名以上)で,月に2回,若年者研修会という集いを催している(もう少し,スマートなネーミングがあるとよいのだろうが--)。本日は,10名の教員が指導案を作成して,互いに授業を見学し,相互評価を試みていた。一部の中堅・ベテラン教員も,学校長も,それに加わった。ある研究授業の特長と課題をめぐって,彼らは,密に意見を交換していた。私は,10の公開授業を比較検討し,主として,共通課題とすべき点,その克服の手がかりとなる他校の実践等を示した。
昨年度に続いて,大阪市立東中学校を訪問した。この学校は,本年度も,大阪市教育センターが企画する,授業力アップサポート事業のモデル校の1つである。
再び,三重県伊賀市の柘植中学校に出かけた。この学校は,「言語活動を意識した授業をどのように進めるか」をテーマに据えて,授業研究を重ねている。1年間に全員が研究授業を実施する。本日,3時間目2年社会,4時間目3年音楽,5時間目1年社会の授業を見学し,放課後,それらに関する協議を催した。前回9月の授業研究会における意見交換が十分ではなかったことを踏まえて,私は,研究授業ごとの分科会→全体会という流れをリクエストした。全体会では各研究授業の成果と課題を学校研究のテーマに即して要約し発表すること,それらを踏まえて各人が自己の授業改善等の構想を練って宣言することを提案し,それを成立させるために,私自身が司会役を果たした。
「授業者と語る会」では,学級担任ではなく,同校が「共同研究者」と呼んでいる教師(特別支援担当等)が,学級担任に代わって,ポスター前で,年間の取り組みや本単元のデザイン等を語っていた。
本日,一昨年3月に卒業した卒論ゼミ生OBが所属校の校内研修の一環として実施した研究授業を見学した。現役の卒論ゼミ生も1人帯同させた。研究授業は,第2学年国語の「ビーバーの大工事」を題材とするものだ。卒論ゼミ生OBの教師は,指導案をていねいに作成し,写真のように準備をしっかりして,研究授業に臨んでいた。子どもたちの指導者の熱意に応えるべく,本文の読解を熱心に進めていた。
研究授業後の協議は,低中高学年別の3グループで進められた。教師たちは,見学時に気づきを記した付箋紙を用いて,当該研究授業の特長と改善すべき点を上手に整理していた。協議と発表を合わせても30分強の時間しかなかった(私の解説等が30分)が,テンポよく進んだので,協議内容は豊かであった。
本日も,日曜日だが,卒論ゼミを実施した。ゼミも山場を迎えている。やはり,アクションを起こし,データを取っている学生は,次第に結論に近づいているが,努力をしていてもデータが得られていないものは,結論に至るロジックがあいまいで,堂々巡りをしている感がある。それは,研究計画の甘さでもあるのだが--。いずれにしても,11月末までにデータをそろえてもらわねばならない。これから,論文提出まで3ヶ月強。彼らの模索,私の苦闘が続く。
しかも,研究授業では,多様なICT活用が公開された。実物提示装置を用いて子どもたちの集中力を高めるもの,ジグゾー学習のための環境としてデジタル教材を位置づけたもの,道徳番組の感想交流のための舞台としてテレビ会議システムを活用したもの(写真)など,ICT活用のデパートとも言える,豊富な事例が提供された。さらに,研究紀要や事例集CDを配布して,当日までの実践記録も参加者は手にできた。
広島県三原市立幸崎中学校を訪ねた。今年4度目となる。体育と理科の2つの研究授業を見学し,事後協議会にも参加した。同校は,パナソニック教育財団の第36回(平成22~23年度)実践研究助成の「特別研究指定校」である。「『思考力・表現力』を高める授業の創造~学習集団の育成を通して~」という研究テーマをかかげ,それらの能力を育成するためのICT活用に取り組んでいる。同校は,他にもいくつもの研究指定を受けて,実践研究を多面的に繰り広げている。そして,それだけに,その密度も高い。各教師が,年間に3回以上,研究授業に取り組む。指導案も,ていねいに作成されている。
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