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2012.01.03

インタビューデータの論文への活かし方

 卒論・修論の草稿を読んでいると,学生たちのインタビューデータの扱い方が巧みでないことに悩む(それをどのように修正させようかと)。まずは,インタビューに対するコメントの全体像が必要だ。質問項目に掲げられているのにそれに対するコメントが記されていないと,読者は疑問を抱く。また,回答者の生の声があまりにたくさん出てくると,それが執筆者にとって何を意味するものなのかを早く知りたくなる。逆に,回答者のコメントの概要を表にして示すだけの場合,具体性が欠けているので,読み応えがない。読者に執筆者の主張を受け入れてもらうためには,ナラティブとそれを解説する(執筆者自身の)叙述とのバランスが大切なのだが,その均衡を欠いた草稿が多い。明後日からの論文修正の指導では,何度もこの点を強調することになろう。

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