« メンターの学びが若手教師の学びを誘発する | Main | 教師たちの学び合のネットワーク化(大阪市教育センターのフォーラム2012にて) »

2012.02.24

学校研究を継続・発展させている中学校

 津山市立北陵中学校に出かけた。同校の教師たちは,昨年度まで,3年間継続して,学力向上を目指して,「表現力の育成」を標榜し,授業改善に取り組んできた。最初は,生徒に近づいてきめ細かな指導を実現することから始め,次いでワークシートを準備したり,教材を開発したりして,活用型授業を自分のものにしてきた。
P1320726 今年度から,研究テーマを「認め合い,支え合い,確かな学びをめざす生徒の育成~社会の一員としての自覚を高め,基礎基本を大切にし,主体的に学ぶ学習を通して~」と定め,専門部会(学力向上・授業改善部会,人間関係づくり部会,自立支援部会)を構成して,実践を蓄積してきた。例えば,国語科では,目標の明確化,ICT活用の基礎的効果,活用型授業のための教材開発(生徒の生活の教材化)等を通じて,ユニバーサルな授業づくり(支援が必要な生徒に対する手だての充実)が実現していた。
 学力向上に関する研究指定期間後も,学校研究を継続・発展させている教師たちの授業改善への熱意には,頭が下がる思いである。

|

« メンターの学びが若手教師の学びを誘発する | Main | 教師たちの学び合のネットワーク化(大阪市教育センターのフォーラム2012にて) »

Comments

The comments to this entry are closed.