卒論ゼミ生OBの結婚披露宴
本日午後,長野県の軽井沢の旧軽井沢ホテルで,卒論ゼミ生(原田さん)の結婚披露宴が催された。私も挙式から出席し,乾杯の発声を担当させていただいた。パートナーとなる方とは,長いつきあいの後,ゴールインを迎えたということであった。お二人,そしてご両家の皆さんの喜びや感慨はひとしおであろう。
おめでとう,原田さん。乾杯の際のお祝いの言葉で述べたように,伴侶を得て,さらに充実した教員生活(特に授業研究)を送ってください。
本日午後,長野県の軽井沢の旧軽井沢ホテルで,卒論ゼミ生(原田さん)の結婚披露宴が催された。私も挙式から出席し,乾杯の発声を担当させていただいた。パートナーとなる方とは,長いつきあいの後,ゴールインを迎えたということであった。お二人,そしてご両家の皆さんの喜びや感慨はひとしおであろう。
おめでとう,原田さん。乾杯の際のお祝いの言葉で述べたように,伴侶を得て,さらに充実した教員生活(特に授業研究)を送ってください。
本日午前,神戸市役所をたずね,同市の教育委員会スタッフと,小中学校における,家庭学習に関する指導について,意見を交換した。家庭学習の意義,そのスペースや時間,その量と質に関して,私の考えるところを述べた。特に,知識・理解・技能の習得やその定着を図るための家庭学習と,思考力・判断力・表現力を高めるための家庭学習のコンセプトの違い,そのための授業改善の必要性について語った。また,それを含む,学校を基盤とする学力向上アプローチの重要性について強調した。
一昨年度から,科研費によるプロジェクトで「学校を基盤とするカリキュラム開発を推進するリーダーのためのハンドブックの開発」を進めてきたが,ようやく完成の運びとなった。94ページから成る,その構成は,以下のとおりである。
(1)カリキュラム開発の理論とモデル
(2)カリキュラム開発の動向
(3)わが国におけるカリキュラム実践のすぐれた事例-カリキュラム・リーダーシップの視点から
(4)カリキュラム実践に関する意思決定の演習
(5)所属校のカリキュラム実践の省察
(6)カリキュラム開発のための参考文献
(7)発展的な学習への誘い
ハンドブックの特徴等をご理解いただくために,冒頭の「本ハンドブックの使い方」の文章をアップロードしておこう。「how_to_use_the_handbook.pdf」をダウンロード
形成的評価の結果を踏まえて,より実践的な内容となった。表紙も,キュートになった。このハンドブックに関する評価にご協力いただける方には,1冊進呈する。ご希望の方は,私の大学のメールアドレス(tkiharaアットマークcc.osaka-kyoiku.ac.jp,左記のアットマーク部分は変換して)に,その旨,お知らせいただきたい。
本日午後,昨年度,大学院実践学校教育講座の教職ファシリィテーターコースを修了したOB6名が,研究室を訪ねてくれた。彼らは,大学院修了後も,本学での学びを発展させ,授業改善や学校改革に努めている。その過程や成果を報告しに来てくれた。実践学校教育講座における学びは,修士論文がゴールではない。それを自らの実践に活用できることが望まれる。それを推進してくれているOBたちの姿は,誇るべきものである。
安い居酒屋における懇親会を経て,夏もまた,このような報告会を開催することを約束して,別れた。
先日,ミネルヴァ書房より,安彦忠彦(早稲田大学)/児島邦宏(東京学芸大学名誉教授)/藤井千春(早稲田大学)/田中博之(早稲田大学) 編著の『よくわかる教育学原論』が刊行された。この本の特長は,「歴史や理念・制度,教育や子どもを取り巻く諸問題など教育学の基本テーマをこれ一冊で!」というコピーに象徴される,トピックの多様性,解説のわかりやすさ等であろう。ちなみに,すごい執筆陣である(私も,著者の1人であるが,執筆ラインナップからすると,若造に過ぎない。私の担当は,「第Ⅴ章 教員養成と教職」の「3 教職における教師の成長」である。
あるインタビューを実施するために,富山にやって来た。対象者(教育委員会スタッフ)は,お忙しい中,私のリクエストに応じてくださった。また,その方を含めて,4名の教師が,歓迎会(懇親会)を催してくださった。低学年の子どもとのコミュニケーションの方法論,その工夫によって小学校の管理職も子どもたちの人気者になれること等を教えてくださった。いつ訪ねても,このような,あたたかい対応をしてください。私のために集まってくださった方々に厚く御礼申し上げたい。ありがとうございました。
本日,我が研究室で,「教師の力量形成に関する研究会」(第14回)が開催された。春・夏・冬と毎年3回開催されている,この研究会であるが,本日の参加者は,私も入れて7名であっ各人が英文学会誌等から注目すべき論文をピックアップして報告するので,大変勉強になる。私は,若手教師のレジリエンスに関する調査研究の知見をまとめた論文を報告した。以下のとおりである。
Caroline F. Mansfield, Susan Beltman, Anne Price, Andrew McConney(2012)“Don’t sweat the small stuff:” Understanding teacher resilience at chalkface. Teaching & Teacher Education, 28, 357-367.
22日,守口市教育センターで,教育情報化研究協議会が催され,私も出席した(学識経験者として委員を拝命している)。同協議会には,いわゆる絆プロジェクトに参画している,橋波小学校と三郷小学校の学校長や研究推進リーダーも委員となっているが,先日の協議会では,両校の平成23年度の実践が報告された。私と放送教育の自主研究サークルを催している,橋波小学校の松浦教諭が同校の1年間の取り組みの概要を報告した。彼は,同校の実践の成果と課題について,様々なデータを駆使して,説得力のあるプレゼンテーションを繰り広げていた。そして,次年度の実践の構想を立てていた。
23日夕刻から,天王寺駅近くのお店で,本学の第二部の学生と大学院実践学校教育講座の大学院生が合同で謝恩会を催してくれた。学部では必修科目を,大学院ではコース必修科目を担当しているので,多くの学生・大学院生と顔なじみである(所帯も小さいので)。2時間という制約はあったが,みんなで卒業・修了を心から喜べた,よい時であった。
企画にあたってくれた学生や大学院生は,合同のために,いろいろ苦労があったと思う。しかしながら,私たち教員にとっては,みんながそろっているから,2倍,いやそれ以上に楽しめた。彼らに,感謝したい。
大学院生代表の挨拶を担当したのは,私の修論ゼミ生であった梶本さん。彼は,遠く小野市に住んでいる(勤務地は三木市)。そのハンデをものともせず,また若いとは言えない年齢(50歳代)にも関わらず,2年間たくさんのことを学んでくれた(時々,心を鬼にして,年長者の彼を叱ったが)。その苦労や充実した学びをしのばせる,よい挨拶であった。
本日,2ヶ月ほど前に卒業論文を提出した,ゼミ生たちとお別れ会を実施した。23日に卒業式や謝恩会が催されるが,ゼミ生だけで和気あいあいと話をするのは,これが(とりあえず)最後になる。恒例となった研究室の大掃除を終え,ボウリングを経て,またまた食べ放題の焼肉店に出向いた。その後も,プリクラ,卓球と,レクリエーションが続いた。23時前に私は家路に着いたが,彼らは,まだ延長戦を行うそうだ。
ゼミ生たちは,写真のように,ラブリーなネクタイと色紙をプレゼントしてくれた。ありがとう,ゼミ生たち。みんなの旅立ちを,心からお祝いしています。8月12日(日)に開催する,ゼミ生OB実践報告会で会えるのをとても楽しみにしています。今日話題になったゼミ同期生同窓会も,ぜひ企画してください。
本日,本学の附属平野中学校で催された,同学校園(幼稚園,小中高等学校,支援学校)の共同研究協議会に出席した。5校園は,生涯発達的視点に基づく校種間連携型一貫教育を標榜し,「”ことば・体験・コミュニケーション”で『考える力』を育てる保育・授業創り」という共同研究テーマを設定し,研究活動を繰り広げてきた。次年度,それに,特別支援教育の視点を導入し,共同研究を充実させようとスタッフは考えている。
私は,異校園の共同研究は,特に附属におけるものは,全員で日常的に取り組むもの(ちょっとした工夫)と,プロジェクトチーム(したがって一部の教員等)を組んで先導的に展開するものの二重奏が望ましいと考える。それぞれの学校園独自の研究も推進しなければならないし,入試によって他校からの子どもも指導することになるので,子どもの学習経験が必ずしも連続・発展しないからである。本日も,それを提案してみた。今のところ,私も,大学側から参画している運営委員の一人に過ぎないが,あと10日ほどで,私も当事者の一翼を担うこととなる。共同研究のこれからについて,さらに検討を重ねることになろう。
大阪教育大学は,様々な分野の教員の研究成果を広く理解していただく目的で「研究成果発表会」を催す。私も,「学校における実践研究の企画・運営に資するツールの開発-『専門的な学習共同体』の構築と発展を求めて-」というタイトルのパネルを作成した。また,いくつかのツールを展示する。時間や場所等は以下のとおりである。
日時:3月22日(木)10:00~15:00
会場:柏原キャンパス 大学会館2F 大ホール
問合せ先:大阪教育大学学術連携課研究協力係
TEL 072-978-3217
kenkyo@bur.osaka-kyoiku.ac.jp
本日,附属平野小学校に趣き,学校経営や保護者等との連携について,いろいろとご示唆を賜った。あと2週間で,いよいよ,学校マネジメントにたずさわることになる。話を聞けば聞くほど,それは複雑で,戸惑うことも少なくないが,とりあえず1年間は試行錯誤,勉強の連続となろう。
先日,大阪市の教員採用試験に合格していたゼミ生から,4月に赴任する学校が決まったとの連絡が続いた。彼らは,勤務校に挨拶に行って学校長と話をしたり,子どもたちの様子を眺めて,教職生活に向かう気持ちを新たにしていた。22日にはゼミ生たちとのお別れ会,23日には卒業式と謝恩会が催されるが,勤務校が決まった時点で,もう教職生活がスタートしたという感じなのであろう。
本日,溜池山王で,日本教育工学協会(JAET)の常任理事会が催され,私も出席した。今回は,新会長候補の選出等が議題であった。前回の会長選出に比べて,今回は,すんなりと決まった。なるべき方が候補者となって,よかった。この後,理事会における承認を経て,新会長のイニシアチブの下,新しい役員によって,協会の活動が企画・運営されることとなる。
広島県神石郡神石高原町にある油木中学校に出かけた。広島出身の(三原で生まれ,福山に高等学校に通った)私も,そのような場所には行ったことがなかったが,福山駅から北へ,車で1時間ほどの場所だ。
2つの授業を見学した。1年生の数学,2年生の英語だ。いずれも,ICT活用にチャレンジするものだった。ベテラン教師たちが少々戸惑いながら,しかし授業改善のためにICTを授業に位置づける姿には好感を持てた。例えば,英語の授業では,指導者が子どもたちに英語による自己紹介の文例を示したり,そのポイントを確認するために,ICTによる提示をおこなっていた(加えて,笑顔がステキであった)。
なお,神石高原町には4つの中学校があるが,共通の研究主題「生徒の思考力・判断力・表現力の育成~言語活動の充実・活用を通して~」を設けて,共同研究を推進しているという。これも,専門的な学習共同体のネットワーク化の観点から,望ましいことである。
ホワイトデーの本日,18:30から,次年度に卒業論文を作成する新ゼミ生に対する卒論指導を実施した(第3回目)。先輩の卒論を読解し,その概要をまとめつつ,その特徴と課題を指摘するという課題だ。複数の論文を比較検討して,テーマの絞り込み方,データ収集のコツ,考察のポイント等を確認した。それらを通じて,ゴールのイメージ,それに至るプロセスのイメージが鮮明になった。次回のゼミでは,ここまでの学びを生かして,各ゼミ生に自身の研究に関するプロポーザルを作成・発表してもらう。
和歌山県教育センター学びの丘に出かけた。本日,ここを会場にして催された県下の教育行政スタッフ(教育センタースタッフ,市町村教育委員会や教育事務所の指導主事等)の研修会に協力するためだ。彼らに対して,「学校力向上に資する授業研究の在り方」と題する講演を行った。90分という短い時間ではあったが,校内研修の意義や企画・運営上の留意点,そして,教育センター等のスタッフが学校の授業研究を支援する際の態度やアクションについて解説したり,事例を提供したりした。いずれの参加者も,自身の営みを,私の講演内容に照らしてしっかり自己点検なさっていた。
本日は,いわゆる個別学力試験の後期日程。私も,たくさんの受験者を相手に,面接試験を行った。
受験生たちは,緊張しつつも,一生懸命に自分の思いや考えを伝えようと努力していた。その姿は,とてもすがすがしかった。
一昨年度から,科研費によるプロジェクトで「学校を基盤とするカリキュラム開発を推進するリーダーのためのハンドブックの開発」を進めてきた。現在,その改訂版の完成に向けて,最終校正を行っている(何度見直しても,ミスが発覚する--悲しい)。ハンドブックは,以下の章で構成されている。
(1)カリキュラム開発の理論とモデル
(2)カリキュラム開発の動向
(3)わが国におけるカリキュラム実践のすぐれた事例-カリキュラム・リーダーシップの視点から
(4)カリキュラム実践に関する意思決定の演習
(5)所属校のカリキュラム実践の省察
(6)カリキュラム開発のための参考文献
(7)発展的な学習への誘い
完成したら,形成的評価にご協力いただいた方にはもちろん,謹呈する。さらに,新たな希望者があれば,その方にはお届けするつもりである(その評価にご協力いただける方には特に)。
9日,長崎大学にて,パナソニック教育財団の実践研究助成の特別研究指定校の取り組みを追跡するプロジェクトのミーティングが催された。これまで,4つの研究指定校の実践研究推進リーダーやアドバイザーに助成当時,助成終了後の取り組みをヒアリングしてきた。それらを比較検討しつつ,実践研究の継続・発展の様相や要因について総括した。それらは,多年度に及ぶ研究計画の策定,リーダーシップグループの活躍,成果物の多様性等に依存していることが明らかになってきた。次年度も,対象を変えつつ,このプロジェクトを継続・発展させる予定である。
文部科学省内で催された会議に出席した。それは,教師の学びの質を高めるための指導行政のあり方に関するものだ。この会議のメンバーは,教育委員会や教育センターのスタッフがどのようにして校内研修等のサポートを繰り広げるべきかについて,調査研究活動を進める。
教師の学びや指導行政スタッフに求められる力量等を整理するのは難しい。学校や地域によって,それらの様相が異なるからだ。いずれにしても,子どもの学び,教師の学び,校内研修推進リーダーの学び,そして指導種の学びが相似形を呈することは共通理解できた。また,指導主事には,授業のイメージ,校内研修の体制についての見解がまず必要であり,それに加えて,例えば当該地域の実践事例に関する知識,学校の営みに参画するためのコミュニケーションやコーディネーションのスキル等が必要になることも意見の一致を見た。
現在,ヒースロー空港である。これから,日本に戻る。たくさんの学校で,ICT活用の実践を目にし,また彼の地の教師たちと意見を交換して,知見を得た。
少し観光もできた。諸事情で,当分,この地を訪れることができないように思うので,少し名残惜しい。
ロンドンは,今,11時前。もう少ししたら,ホテルをチェックアウトして(飛行機の出発時刻までどこかで過ごし),帰国の途につく。昨夜は,ホテルの部屋でトラブル発生。お風呂等で,お湯が出なくなった。交渉したり,我慢したりして,朝になってようやく給湯がOKとなった。やはり外国では,レジリエンスが問われる--まあ,これくらいのことはよしとしよう。
月曜日,朝から,ロンドンの街を巡った。まず,ヴィクトリアのJapan Societyに趣き,Heidi Potter氏と情報交換をした。その後,ベイカーストリート,オックスフォードサーカス,ピカデリーサーカス等を経て,夕方ホテルに戻った。何度も訪英しているが,今日が町歩きとしては最もがんばったかもしれない。バスの乗車術に長けた,高橋先生(富山大学)のおかげである。明日の夕方,いよいよ帰国の途に就く。
土曜日,コッズ・ウォルズ地方を訪れて,ブロードウェイ,チッピング・カムデン,バイブリーの街で,しばし,時を過ごした(と言っても,滞在は,4時間ほどだが)。同地方を巡るのは,電車では難しい。ロンドン日本人学校に勤務している浅香教諭がマイカーでエスコートしてくれたおかげだ。ありがとう,浅香さん。
写真は,ブロードウェイ・タワーである。澄んだ空に,古風な建物が凛とした姿を示していた。
エクセターの第2日目。今日も,Newtown Primary Schoolを訪問した。昨日同様,ある教師に,ICT活用の実践史についてヒアリングを試みた。加えて,2つのICT活用の授業を見学した。写真は,4~5年生の国語の授業である。子どもが,自身が構想したロボットの性能やデザイン等を文章に表し,それを実物提示装置を用いて発表しているっところである。我が国の一斉授業におけるICT活用によく似たスタイルだ。某准教授によると,このツールの利用法としては,その工夫が熟していないとのことではあったが。
ロンドンを離れ,エクセターにやって来た。1年ぶりである。昨年度同じ,Newtown Primary Schoolを訪問した。横浜国立大学の野中先生を代表者とする科研の研究プロジェクトの活動の一環として,今回は,学校長と教師たちに,ICT活用の実践史についてヒアリングを試みている。言語の問題があり,なかなか突っ込んだ質問を投げかけることができずに,少々もどかしい。でも,最低限のことは聞けたのではないかと視察チームは自己評価している。これによって得られた知見は,モデル化,我が国のケースとの比較と続く(予定)。
今日も,ロンドン東部の2つの小学校を訪問した。Engayne Primary SchoolとHylands Primary Schoolだ。いずれの学校でも,たくさんのICT活用の実践を見学し,学校長等にヒアリングを行った。
後者の学校では,7年間に及ぶICT活用の歴史,その発展の要因について,貴重な情報を得ることができた。例えば,ICT活用の進展は,時間を要するものであるし,まずは整備に大きく依存する。また,その上でヒューマンな部分(例えばICT活用に抵抗を示す教師への対応,ICTコーディネーターの役割等)の影響が大である等を確認できた。団長の野中先生(横浜国立大学)も,視察の成果に喜んでいらっしゃった。
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